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たぶん異世界17日目

お久しぶりです。

元気です。


間が空いてしまいました。

色々と楽しくてついつい日記を後回しにしてしまいました。


この間、魔族の奇襲に合いました。

初めてみました!魔族は人型や獣型、植物型と色々といるんですね~


ちなみにここローシェンナの国は神族中心の国なのだそうで、たまに魔物や魔族が襲ってくるそう。特に魔族は力有るものを食べることにより、力をつけることが出来るので、力が強い神族が多いところには結構な頻度で襲ってくるらしい。

その為、人里には必ず、騎士団や警備兵、自警団がいるんだとか。ただ、田舎はやっぱり手薄で襲われて廃墟になるのも珍しくないそうな。


珍しくもない魔族だそうですが、人型が複数で襲ってくることは珍しいらしい。

と、言うのも人型はかなり高位の力を持った魔族でプライドも高い為、大抵は単独行動らしい。その人型魔族がなぜここ「ジャスティア」の本拠地を襲撃したかと言うと、ここ「ジャスティア」は闇組織なだけあって、後ろ暗い者の集団と言っても過言ではないらしく、さまざまな種族や職種の人がいるそう。

(ヒトかどうか怪しいヒト多いけどね!細かいことは気にしません!)


聞けば聞くほど大きい組織らしいが、正直、そんなに巨大組織とは思わなかった。その頂点がクレイ。見えネェ・・・。ヒトは見かけに依らないってね。人のこと言えませんけどね。

ははは。それは置いておいて、もちろん、魔族だっている。


ここの世界は人種ごとに集落や国家を形成していることもあるけれど、意外に仲良くやってるところも

あるんだって。


で、クレイの息子のディーとなぜか意気投合し、友情を築き、無事親友になった魔族がそのままジャスティアの一員になることに。しかし、この子。(魔族の中で)どうやら割りとイイトコのお坊ちゃんであったらしく親御さんやらなんやらが、連れ戻しに来たそうな。


歳を聞いたら5329歳だって。その坊ちゃん(レイルと言う名前らしい)は。おっさん通り越してじじぃじゃんと思ったら、力ある魔族は30000歳くらい生きるから魔族的には若造なんだってさ。神族も長生きらしい・・・さすが、異世界。


で、ここは息子を誑かした敵の巣窟と思われて襲われたわけです。

最初は他人が手を出すのもな~と思って高みの見物を決め込んでいたのですが、だんだん酷くなってきて

戦闘に参加していたクレイの娘のティアが吹っ飛ばされて来た。

しかも、右手にケガをしていて、許せなくなりましたね。えぇ。


ティアは最近私によく懐いてくれている上においしいお菓子をくれる!

なんてこと!


姉妹は郷里の姉ちゃんしかいなかった私にとってティアはかわいかった。


初めての妹のような存在。今まで毒吐く友人しかいなかった私にとっては可愛いくって可愛いくって。

しかも、右手をケガしたということは、しばらく、お菓子は作れねぇだろうがよっ!!


私のお菓子製造機じゃなかった、かわいいティアになんてことを!

そして、ここが壊滅すると私の宿とご飯。

お世話になったしね。


と、いうことで戦うことに決めました。


結果はもちろん、相手が泣いて土下座するまで

(土下座の仕方知らなかったから、教えてやったわ。ハハン。)

完膚なきまでに叩きのめしましたよ。

ちゃんと、魔法と魔術で徹底的に。禍根が残ったらいけませんからね。二度と逆らう気が起きないようにやりましたよ。これは基本中の基本ですね。戦いにおいて。

周りがドン引きしてたとかきっと気のせいですね。


「さすが、カオルお姉さま!」

と、黄色い声のティア。


「さすがに、もう、許してやったらどうだ?」

と、ちょっと青ざめながらのクレイ。


「すげーな・・・俺たちとこれからも仲良くしてくれよな?」

と、ディー。あんたきっと、大物になるよ。

面白いから仲良くしてやろう。うん。


「あの、大変申し訳ないんですけど、許してやってもらえないだろうか?僕も謝るから?頼むよ。父も反省してるから・・・もう、しないから」

と。涙目のレイル。


「も、もう、しません。家庭問題を持ち込みまして申し訳ございません。本当に、ご迷惑をお掛けして大変、大変、真に申し訳ありませんでした」

と、レイルパパ。


とりあえず、この壊滅状態だと気分が悪いので復元魔術で

(魔法よりも空間と時間に関することなので魔術の方が楽なのよね)

さっと現状回復。


周りのヒトがあっけにとられてたけど、まぁ、色々とお世話になったしね!

一族の掟で受けた恩は忘れるな!ですからね。

私も鬼ではないので色々と良くして頂いた場合はそれ相応のお礼をしますよ。


まぁ、こうして無事に一件落着。

レイルパパからお詫びに希少価値の高いらしい石を数個。

クレイからはジャスティア本拠地を護ったお礼としてお金を。

水晶貨10枚を貰いました。


ちなみにお金は鋼貨10枚で銅貨1枚。銅貨10枚で銀貨1枚。銀貨10枚で金貨1枚。

金貨100枚で水晶貨1枚だそう。相場が普通の食事一食が大体鋼貨5枚くらい。

宿一泊銅貨5枚くらいなんだって。って、ことは水晶貨10枚はかなり大金。

最初の時に頂いた報酬も水晶貨1枚ってことは・・・

私ってもしかして、もう、お金持ち・・・?


まぁ、面倒臭いので今度、暇なときにでもその辺は考えよう。

旅しててもすぐに使えるように、大きいお金は細かく崩しておかないとね。


更に、この一件があってからクレイを始め組織全体に激しく感謝され、

(タイミングがいいというか、悪いというかエリアのトップが集まった幹部会があった為、一同集合してた)今後、何かあった時は私への恩返しとして組織が全面的に手助けしてくれることを申し出てくれたのでありがたくお受けすることにした。


そして、私の敵には決して回らないことを約束してくれました。

私も基本的に敵にならないことをお伝えしましたよ~

基本的に。私にも都合あありますから!ね?


さて、そろそろここから旅立とうかと思います。

明日あたり、クレイに伝えようかな?


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