たぶん異世界47日目 1ページ目
と、言うことでやってきました。例の小屋。
小屋って言うから、てっきり、丸太の小さなアレをイメージしてたのですが、実際に見てみると小屋っていうよりもお屋敷ですね。
はっきり言って、胡散臭いことこの上ないです。
全て。
恐らく、ここにはティアはいないでしょう。
勘です。
勘は大事なんですよ。フフフ・・・
本来の職業柄守護者としての能力で屋敷のおおまかな内部構造や周辺の人数把握でわかります。が、誰がいるのかと言うのはさすがに気配なんかではわかりません。
が、ここは何かを行う為の拠点のようです。
しかも、周りの植物等の様子から使われているのはここ最近のようです。
森で色々と採集しながら、この小屋(実際は屋敷みたいだけどね!そんなの無視ですよ)に、出入りしている者たちをちゃんとチェックしてましたよ。えぇ。何事も効率は大事です。
この屋敷に出入りしているのは神族どころかエルフや魔族までいてなかなか何をしているのか興味深い様子です。が、その中にジャスティア支部の建物の記憶にあったティアを襲った連中の一人と同一と思われる者を確認したので、恐らく、無関係ではないと思われますね。
まぁ、無関係でもいいですけどね!
後ろ暗そうな連中なので、私が色々と搾取しても問題なさそうなので。
ふっふっふ。
先立つものはいくらあっても困りませんからね!
問題はどうやって、ティアに繋がる情報を仕入れようかということです。
が、今の所、屋敷の中の会話を盗み聞きして得た情報では・・・どうやってって?すみません、そこは企業秘密です。龍眼でもばっちりできますけどね!でも、今回は必要そうな情報だけ拾うようにしました。本業ではこういう、情報収集はかなり大事でしたからね!ばっちりですよ。
あぁ、話が逸れてしまいましたね。
とりあえず、奇襲を掛けるにあたり、情報を取った後は敵に私の情報を掴ませない為に皆殺しは決定ですね。えぇ。ちなみにティアと一緒に行動していた『私』は今もスーレットの中を観光中です。
ティアの同行者である『私』のことは恐らく調査済みと思いますからね。
私の行動も全てティアを攫った連中に監視されていると思いますから、怪しまれないように魔術で『私』の人形(薫2号と命名)を作って相手を欺き、本物の私がこうして行動しているわけです。
人形と言っても私の力と自我を入与えていますからね。
オリジナルほどの能力はありませんが、薫2号もそこそこ色々と可能です。
エスの移し身(精霊って便利ですね。分裂らしきものをすることも出来るらしいですよ。)、エス2号も傍にいますから、まず、バレることはないと思います。
薫2号からの情報だと、彼らはただ、私の行動を監視しているだけのようで、特に動きはない様子。
本来の私の存在が敵に知れるのは、今後のことを考えるとよろしくないので、やはり全てのリスクを消すのが打倒な気がします。私は正義感溢れるほうではなく、自分の大事なもの以外は基本どうでもいい派ですから、誰が生きようが死のうがかまいません。自分の大切なものが守れるのならば。
甘いことを、綺麗事を言っていられる人は、きっと、平和で温かな環境で育ったからなのでしょう。
生憎、私の世界、身を置いた環境は、情けで大事な人、大切なものを失うところでしたので、綺麗事よりも結果の方を優先です。大切な人の身を少しでも危険に晒す可能性が減るならば、こんなことは鎌ってられません。私にとって最も重要なのは自分が、大切な人たちと供に生きることですからね。
邪魔をしようとするなら、排除ですよ。
と、いうことで、いざ、お屋敷へ!




