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たぶん異世界3日目

異世界たぶん3日目。


昨日はぐるりとしてきたのですが、綺麗な湖がある他は特に何もなかったので

今日は昨日とは反対方向に行こうと思います。


取り敢えず、適当に歩いていると何やら洞窟っぽいものが・・・

暇なので中に入ってみることにしました。

えぇ、人間死ぬときは死にます。

だから、悔いの無いように人生生きることに決めてます。

と、いうことで洞窟が気になるので行きます。

ここで行かないと悔いが残るので行きますよ。


どうでもいいのですが、暗いです。

当たり前です。洞窟ですからね。

職業柄、夜目が利くのでいいのですが、どうせなら暗いよりも明るい方がいいじゃありませんか?ねぇ?

っと、思ったら明るくなりました。私の日頃の行いが良いからでしょうか?


何やら頭上に明るい玉のようなものが浮かんでいます。

ちなみに私の動きと思考に合わせた動きをするようです・・・


これは魔法?あぁっ!すっかり忘れてましたが、私、元の世界で、魔術も魔法も使えるんでした。

言葉にしても使えますし、言葉を紡がなくても使えます。でも、魔法の方が使いやすいんですよね。

ちなみに魔法は適当でも、妄想じゃなかった想像力と執着じゃなかった想いが強ければ強いほど威力が高く素養があれば血統等に関係なく使えるものでした。

魔術はある程度の形と言葉や道具等で誰でもある程度は使えます。

が、素養があればより、大きな魔術を使うことができます。


魔術は空間とか時間に関するモノが多いですね。

魔法は地、水、火、風、闇、光の属性がありますね。無属性もあります。

ちなみにうちの一族は無理矢理全部マスターさせられます。普通はせいぜい三つくらいです。

どうやって?それは企業秘密です。


それも含め、ぶっ飛んだことが出来るからこそ、守護(ガード)の中でも最強の一族として一目も

二目も置かれてたのですから!それをそうそう人にお話するわけには参りませんとも!


とりあえず、思い出したので確認の為にも、この世界でも魔法と魔術両方出来るか試してみました。


おぉ出来ました!


そして、私の愛剣「クラウディア」も出してみました。


双剣「クラウディア」、神剣とも魔剣とも言われていて使い手を選ぶ一族の宝剣のひとつです。

私の前の使い手さんは一族の創始者で最強とも言われた方でした。


この双剣、もう便利です。大きさは変えられるは(お肉やお魚を調理する時も包丁代わりになって便利!)手入れはいらないは、人間だろうがケモノだろうが幽霊だろうが何でも切れます。

それは綺麗にすっぱり、清清しいです。


しかも、思うだけで出したり収納したり出来るので便利です。

「クラウディア」と私は契約してるので収納は私の身体にされるらしいです。


まあ、私の身体が鞘ってところですかね。

どこに収納されてるのか考えたくないところですね。えぇ。


と、色々と和んでいると・・・こんな洞窟で怪しいことして和むなよとツッコまれそうですが

しょうがありません。人生楽しまないと後悔です。


あぁ、また脱線してしまいました。

とりあえず、和んでたら声を掛けられました。


『そこで、おまえは一体何をしているのだ?ここは私の住処と知ってのことか?』


「・・・」


当然ですが、知るわけありません。


どこのどなた様でしょうかね?


なんか、龍に見えます。絵本とかでしか見たことなかったのですが、あぁ!

でも、どこぞの国にキメラで龍マニアのヒトが作ったのでこんな感じのいたけど違うだろうな~

だってここは異世界!


そう!異世界なのですから!!!龍が居たって不思議ではありません!


と、言うことはホンモノ?!


なんて綺麗なんでしょう!見る角度によって、色々な色に見えます!

目も鱗も光が散ってるようです。

しかも、角が6本あるようです。爪は7本ずつ。


強そうです。そして大きすぎてまるでどれくらいかわかりません。

顔だけで大きい家一軒分くらいじゃないかと思われるくらいです。

綺麗で強そうでなかなかいいですね。


いいな・・・欲しいなこういうの。


きっと、いるだけで目の保養です。

あぁ、でも大きすぎて愛でるのが大変そうです。

個人的な希望を言えば、もう少し小さくなれるなら最高なのにぃぃぃぃいいいい!

残念です。。。


『・・・我は小さくなるのも出来るが?』


うぉぉおおおお!マジですか?!本気ですか?!

欲しい!欲しい!ペットに!!!妥協してお友達でもいい!!!


そして、背中に乗っけてもらったり、綺麗なのを眺めたり

一緒にご飯食べたり・・・!遊んだり、見世物にしてお金稼いだり、昼寝したり!

非常食にもなりそうだし!


いいなぁぁあああああ!!!!


と、妄想を爆発させていたら


『・・・なかなか面白い。気に入った。汝の名は?』


「え?一緒にいてくれるの?!下僕じゃなかった・・・友達になってくれる?私は藤堂薫。

宜しく!」


『薫、汝、我の主となり我に名を与えよ』


「・・・え?主?あなたの主になるの?私が?・・・友達でいいよ。面倒臭いから」


『汝は我と誓約したくはないのか?我は龍の中でも最強だが?』


「あぁ。私、面倒くさいのパス。ふらふら~っと適当に堕落した生活が夢でぱんぴー目指すから、フラグ回避の方向で!前の世界で色々と仕事しすぎて、大変だったからこれを機に憧れのぐ~たら生活を目指すのよ!!!って、ことで、パス」


『・・・言っていることがわからないが・・・それは契約しないと言うことか?我とは誓約したくないと言うことか・・・?』


「うん。」


『どうしてだ・・・?我と誓約すると凄いぞ?便利だぞ!色々と!魔物も一瞬で退治出来るぞ?』


「う~ん。便利さよりも面倒臭さの方が大きい予感がするからいいや。魔物は自分の力でもきっと何とかなるし、ダメならそれまでだからいいよ。じゃあ、私、行くから、お邪魔しました!」


『待て!待ってくれ・・・!』


と、いうことで、散々自分は便利的なことを宣伝され、挙句泣き落としされました。

説得するのが面倒臭かったので、しょうがないから、誓約してあげました。


彼の名は六花(ろっか)にしました。

雪の結晶のように色々な色に見えて綺麗だったから。


でも、真名は基本読んではいけないのでゆっきーと呼ぶことに。

名前はちゃんと、面倒臭がらずに考えましたよ!偉いよ!私!!


ゆっきー本当に最強の龍なのかいな?


まあ、本人曰く(この場合本人でいいのか?)強すぎて、怯えられて仲間はずれにされてたんだって。

わかるな~。私も幼馴染と数人の友人と家族以外は遠巻きにされてたもんな~

ずうっと、1人は寂しいよね!かわいそうだし、私も一人よりは二人の方が楽しいので

一緒にいることにしました。


3日目にしてペットをげっと!!!



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