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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
2章 記憶喪失の少年と勇者の運命

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95話 偽か真か

私たちは旅団の馬車に乗せてもらい一気に最初の勇者の神殿近くの街に辿り着いたのだった。


「いやぁ~助かりました!それにしても盗賊とかに出会わなかったですねぇ~」

「ああ、うちの旅団は名の知れた旅団だからな、襲うとなると返り討ちに遭ってしまうから狙わないんだ」

(有名になって強くなればいいのかな……)


私たちは旅団の人たちにお礼を言って私たちは最初の勇者の神殿がある場所に向かっていった。


「ねぇラック、いるんでしょ?」


私はラックを呼びだした。


「どうした?もしかしてこの山の上に神殿はあるかって聞きたいの?」

「そうだ、この山の上にあるのか?」

「そうだよ~頑張って山登りしてね~」


その時私は思い出した、ラックは一人ではたどり着くことのできない場所と……もしかしてこの事を言っていたのか?


「ねぇラック、もしかして一人ではたどり着くことのできない場所の意味って体力的な意味で?」

「いいや?そんな風に言ったことは無いけど」

「ならどんな事が待ってるの?」

「……まぁ行ってからのお楽しみだよ~」


そして私たちは神殿に向かおうとした、だがそうはいかないのが旅の常。今いる街は最初の勇者の神殿の管理を任されておりそう簡単には神殿に向かえなかった。


「すいませんが長の許可を受けてない人は通せない決まりになっております」

「え~?ここに今の勇者がいても?」

「駄目な物は駄目です。それにその勇者は偽物と言う可能性もあるので通せません」


私たちは顔を合わせ、仕方なく今は引き下がることにしたのだった。


「なんだあいつ、ムカつくな―」

「仕方ないのじゃ、どこぞの馬の骨も知らぬ奴に紋章を盗られたくないと思うのは自然の理なのじゃ」

「ならここの街の長に許可を取りに行きましょうか、それで何か変わるかもですし」

「そうだね……許可を取りに行こうか」


こうして私たちはこの街の長と話し合いするべく大きな建築物を訪れた。


「誰かいますか~?」

「はい?どちら様でしょうか?」


建物の中から出てきたのは私と負けないぐらい発育がいい女性だった。


「あの、この街の長は何処に居るんですか?」

「こちらの建物に居ますが……どういうご用件で?」

「最初の勇者の神殿に向かいたいんで許可を取りに来ました」

「少々お待ちください」


そう言って女性は建物の奥に入っていった。恐らく長と話し合いをしているのだろう。


(これで許可を取れればいいのだが……)

「少々中に入って来て貰えますか?」

「いいですけど……」


私たちは直接長と対面することになり、その結果次第で最初の勇者の神殿に入れるか入れないか決まるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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