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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
2章 記憶喪失の少年と勇者の運命

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82話 手作りハンバーグ

私はマーチャに少し居なくなると伝えた。


「何をしに行くのじゃ?」

「ちょっと買い物に行くだけ、数時間だけ」

「買い物ならいいのじゃが……」


こうして私は一人で高原の下にある街に出かけた。


(確かハンバーグの材料は玉ねぎと肉だっけ……そもそも玉ねぎはこの世界あるのか?)


私は食料品店に入り、店員にこう伝えた。


「合いびき肉と玉ねぎ、あと卵とパン粉と牛乳あるかしら?」

「少々お待ちください!!」


店員が私が言った材料を必死に集めていると私はソースを探した。


(ケチャップとウスターソースなんてこの世界に無いだろうな……ってあるのか)


私はウスターソースを見た、どうやらウスターの味が恋しくなった転生者が一から作り出したという……どれだけウスターが恋しかったんだ?


「これで大丈夫でしょ」

「お待たせしました、この食材合わせて2銀貨100銅貨です~」

「分かった、これでいいだろう」


私は2100銅貨を出した。


「少々数えますね……」


店員は天秤で銅貨を測りだした。


「きっちり2100銅貨ですね、ありがとうございましたー」

(これであの男の子の記憶が蘇れば……!)


私は買った材料を持って転移魔法で家に戻った。


「おかえりなのじゃ~」

「ただいま、ちょっと今からキッチンを使うからね」

「何を作るのじゃ?」

「私が居た世界で言うならハンバーグって言う料理だよ」

「ハンバーグ……一度食べてみたい気持ちはあるのじゃ」


どうやらマーチャのような人たちはハンバーグを食べたことが無いようで気になっている様子だった。


(ハンバーグを一から作るのは初めてだけど不慣れでも作らないと……)


私は玉ねぎを切って軽く火で炒めた。そして炒めた玉ねぎに合いびき肉を入れてその他の材料も入れた。手は油や肉で汚れていたが気にしている暇は無かった。


(とりあえずハンバーグは10個作れそうだな、頑張って焼いてみるか)


私はハンバーグを焼き始めた、それと同時にソースも作っていった。


(作ったソースはハンバーグのところにかけてっと……これで煮込む!)


そして数分後、とても美味しそうな匂いが家中を駆け巡りキッチンの入り口には私以外のみんなが私を見ていた。


(とても見てる、皿に盛りつけて出してみるか)


私は皿にハンバーグを盛りつけ、テーブルに置いて行った。なぜかみんなは椅子に座ってハンバーグを待っていたのだった。


(あっ、男の子もいる。何か匂いで思い出したのかな?)


私は男の子にも出し、私もハンバーグを食べようと皿に盛りつけた。そしてみんながハンバーグを食べ始めるとすぐに動きが止まった。


(やっぱりうまい、肉汁がいい感じに出てる)


その時男の子がハンバーグを食べて涙をボロボロ流していた。


「大丈夫!?」

「うん……思い出してきた……この味知ってる……」


男の子は涙や鼻水を手で拭きとりながらそう言った。


「この味……ママの味だ」


そう、このレシピは私がトラウムフレッサーに教えてもらった男の子の記憶の中にあったハンバーグを模倣して見た代物だった。


「思い出してきた……僕の名前や一体誰だったのかを……」

「そうなの?」

「僕の名前は飯山カルマ……だった気がする。そして僕は子供……だけどどうしてここに居るのか分からない」

(トラウムフレッサーはショックを受けた記憶を食べたって言っていた、そこは思い出せないのだろう)


そして他のみんなは黙ってハンバーグを食べており後でレシピを教えようと思っていたのだった。そしてカルマくんの記憶はほとんど呼び覚ませているようだった。そして記憶が戻ったおかげでカルマ君に好いた神の気配を感じるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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