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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
2章 記憶喪失の少年と勇者の運命

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71話 古代の知恵を求めて

私とマーチャは野営道具をカバンに入れて古代エルフの村に向かう準備をしていた。だが家から出発する直前マーチャが持ちきれない荷物を持ってくれる荷物持ちの魔族を呼んだのだ。


「そういえばマーチャ、後ろからついてきてるのってマーチャの部下だよね?」

「そうだ、こいつは荷物持ちが生きがいのゲペックだ。人数が一人増えただけで他は変わりないんだ」

「話し相手にならないの?」

「ゲペックは言葉を話せないんだ。どうやら声帯が無いようで意思疎通は身振り手振りで行うんだ」


ゲペックは疲れを感じさせないように自信を着飾っているようだ。


(大荷物を背負ってもらってるけど疲れがちょっとあるようだね)

「マーチャ、古代エルフの村までどれだけあるの?」

「あと1日は掛かると思うのじゃ。じゃから野営道具を持ってきたのじゃ」

「食べ物は?」

「多少は持って来てあるのじゃ、じゃが基本は現地調達なのじゃ」

「現地調達か……もしかして蛇とか食べないよね?」

「もしまともな食べ物が無かったら食べることになるのじゃ」


私はまともな食べ物があるように願い、日が落ちる時間まで歩いた。


「ここいらで野営をするのじゃ。近くに森林があるから儂は薪を、ゲペックは瑞希と一緒に行動するのじゃ」


ゲペックは敬礼をして私に向かってきた。


「それじゃ私は食料を探しに行ってくるよ」

「できるだけマシな食べ物を持ってくるのじゃ」


私は森林の中に入っていくとゲペックは木を登った。


(ゲペックは木の上から動物を探すのかな)


私はとにかく肉が食べたいと思い、動物か魔物を食べることにした。


「そういえばマーチャは調味料を持ってきてるのかな……味付けが無い肉でも食べれるけど味気なさそうだなぁ」


すると目の前で草が踏まれた音がした。


(動物か?だとしたら魔法で足を凍らせて動けなくするか)


私は音が鳴った方向に魔法を放った。すると何かが倒れた音がした。


「さてと、何の肉が食べれるんだろうなぁ~」


私が足元を凍らせたのはグリフォンの足だった。


「おっ、肉が大量についてそうだなぁ~ゲペック、ナイフとか無いの?」


ゲペックは木の上から降りてくるとグリフォンの脳天にナイフを突き立てて〆た。


「おおぅ、ワイルドだね」


こうして食べ物が手に入った私とゲペックは早速野営地にグリフォンを持っていった。


「マーチャ、こいつは食べれるか?」

「ワーム系よりかはましなのじゃ。儂が捌くから瑞希は焚火を作ってほしいのじゃ」

「分かったよ、しかしワーム系はどんな食感なの?」

「グニュグニュしてて独特のえぐみがあるのじゃ、二度と食べないと誓った食材なのじゃ」

(グニュグニュした食感だったら私は大丈夫だと思うけどえぐみまでついてくるとなると私だったら吐いてしまうかもな)


どうやらマーチャはワーム系の食材を食べたことがあるようでチワワのように震えていた。


「はい、焚火は作ったよ」

「ありがとうなのじゃ、それじゃ儂が料理を作っていくのじゃ~」


こうして私とゲペックはマーチャの手料理が出来るまで火を見て心を落ち着けるのだった。そして明日には古代エルフの村に到着する見込みだ。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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