63話 湯煙
マーチャは木を伐り、板材にし、そして魔法で建物を建てていった。
「後は石が居るのじゃ、出来るだけ綺麗な石がいいのじゃ」
「綺麗な石……大理石みたいなものか」
「木の湯船でもいいのじゃ~どうしようなのじゃ~」
マーチャが悶々しているとヴァイスが現れた。
「どうしたんだ?」
「ヴァイス、湯船は石でできた奴がいい?それか木でできた奴でいい?」
「木のぬくもりを感じたいから木でできた湯舟がいいね」
「よしっ、なら木でできた湯舟を作るのじゃ!」
そしてマーチャは魔法をかけて建材を浮かせ、綺麗に並べていった。
「私も風呂に入りたいと思っていたからな、マーチャが作ってくれるんだったら入るよ」
「そう言ってくれるなら助かるのじゃ」
そして魔法建築を始めて数十分後、立派な建物が建ったのだ。
「後は電気を引っ張ってくるのじゃ」
「それは任せろ!」
ヴァイスが永久電池に銅線を一本増やし、新築の方に電気を引っ張っていった。
「あらかじめ電池にはあふれるようなパワーをぶち込んでる、電気の使用量が増えたからって屁でもない」
「助かる~あとは湯を沸かせるための装置だけど……」
「大丈夫なのじゃ、そこの点はエーテルの力を利用するのじゃ」
マーチャは資材置き場から不揃いなエーテルを持ってきた。
「これを粉々にする、そして湯船の下に空間があるからそこに撒く」
「エーテルを火元にするの?」
「そのまさかなのじゃ」
マーチャがエーテルの粉にファイアをかけるとエーテルが燃え出した。
「燃料はいらないのじゃ」
「便利だね~」
「まぁエーテルを定期的に変える可能性があるけどね」
こうして私たちは風呂場を完成させ、早速風呂に入ることにした。
「新しい服が無いから仕方ないと思うけど今はこれが気持ちいいって思えるなぁ」
「そうなのじゃ~」
「ホワイトにさらに磨きがかかる……」
そして私たちは温かい湯で今までの疲れをリフレッシュしたのだった。
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