62話 モルモット
私は醸造施設に入るとフェアシュタントがポーションの実験を行っていた。
「あれ瑞希、どうしたんだ?」
「ポーションの実験中だったの?」
「ああ、今投げたら壁が出来るようなポーションを作っている」
「どんなポーションなんだよ」
すると私の皮膚を削り始めたフェアシュタントがいた。
「ちょっと何してるのよ!?」
「ごめん、転生者の皮膚って貴重だからさ、今のうちに採取しておこうかなって」
「そうなの……?」
「何ができるんだろぉ~」
フェアシュタントは私の皮膚を釜に入れた、するとブクブクと煮えだし、そして爆発した。
「ぎゃぁ!」
「うわっ!?」
爆炎は上にまで届き、私たちは煤だらけになった。
「失敗かぁ、まぁ実験ってのは失敗が多いね」
「これが失敗か……とても煤だらけだ」
「風呂なんてあるのかしら?あれば煤を落としたい」
「うーん、作ってみるしかないか」
私とフェアシュタントは煤だらけの体を洗いたいと思っており、浴槽を作ろうと思うのだった。
(浴槽を作るんだったら広い浴槽がいいな、でも家にスペースはあるのだろうか?)
私は醸造施設を離れ、家の中の空き部屋を見ていった。
(見る感じ空き部屋で広い所はなさそうだな、増築か建物を建てるか……だよな)
「マーチャに新しく建物を建ててもらうか」
私はマーチャに建物を建ててもらうように頼んだ。
「ごめん、新しく建物を建ててほしいんだ」
「儂建築士じゃないぞ?いいんじゃが何に使うのじゃ?」
「風呂を作りたいなって」
「風呂か、まぁ儂も気にしてた頃なのじゃ、作るのじゃ」
こうしてマーチャは風呂専用の建物を建てるらしく、道具を資材置き場から取り出した。
「木を伐るのじゃ~」
マーチャは建材の木を伐るようで斧を持っていった。
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