61話 弱い者いじめ
歩いて数時間、私たちはミニマム族の住処の周辺にたどり着いた。
「確かに奴らが居るね」
「弱い者いじめとは感心しないのじゃ」
私たちはウンエントリヒ王国が占領しているミニマム族の住処に攻める準備をしていた。
「でも作戦はありますか?」
「大丈夫なのじゃ、儂がほとんどの敵をやっつけるだけなのじゃからな」
「わお、脳筋」
マーチャはワンドと魔導書を持って突撃していった。
「マーチャちょっとまってよ!?」
「うわぁああ!?!?」
私とケアルも続いて行ったがすでにマーチャは見える範囲の敵に魔法を打ち込んでいた。
「凍りつけにしてるね……」
「その方が建物に傷をつけずに済むのじゃ」
「ならあれは?」
私が指さした方向、それはウンエントリヒ王国の兵士に連れ去られそうになっているミニマム族、だが両者もろとも氷漬けにしていた。
「あちゃ~これは事故なのじゃ、でも解凍したら大丈夫なのじゃ」
「本当なのかなぁ~?」
残りの兵士はどうやら村長の家に集まっているようで私たちは村長の家に向かった。
「オラァ!乗り込みじゃゴラ!!!」
「お前は魔王!」
「挨拶ありがとう、なら死んで」
マーチャは容赦せずに兵士を氷漬けにした。
「うわぁああ村長様ぁああ!!」
「おっと、うっかり村長も凍らせちゃったのじゃ」
「何やってるのよ……ピンポイントで融かさないといけないじゃん」
私はエーテルロジックスタッフで村長の氷と融かした。
「ふぅ、死んだかと思ったわい」
「村長様~」
「ケアルよ、もしかして助けを呼びに行ったのかい」
「はい!それでこの人とこの魔王様が!」
「……魔王か、今日の事は感謝するぞ」
「いや、ケアルが助けを呼びに来なかったら多分だけどウンエントリヒ王国の兵士にされてたのじゃ」
「ウンエントリヒ王国と言う国が攻めてきたのか……また厄介な国ぞ」
「今戦争中なので何をするか分からないです、だから気を付けてください」
そう言って私とマーチャは村長の家から出た。
「しかし窮屈だったのじゃ」
「仕方ないよ、ミニマム族のサイズに造られてるんだからね」
「のじゃ……」
私たちは帰ろうとすると背後にはミニマム族がありがとうと言わんばかりに集まってきていた。
「元気に暮らすのじゃ~」
「それじゃ、またね」
私たちは転移魔法で家に帰ることにした、そして凍り付いた兵士は近くの川に流されたらしい。
「とにかくこれで人脈できたね」
「のじゃ~儂は寝るのじゃ~」
マーチャは疲れたのか眠りに行き、私は醸造施設の方に向かってみることにした。そこで私はいろいろな実験に付き合わされるのだった。
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