60話 ミニマム級の種族
翌日、私は家の中でグリュックと遊んでいた。
「まちなさーい」
鬼ごっこをしていると玄関がノックされた。
(来客か、一体誰が来たんだろう?)
「グリュック、ちょっと玄関見てくるね」
私は玄関のドアを開けた、するとそこに居たのは私の身長より小さな人だった。
「どうも」
「どうしたんだい?しかし子供なのにここまで……」
「子供じゃないもん」
目の前に居るのは人間の子供のようだ。
(明らかに子供だけど……?)
「僕は子供じゃないぞ!」
「分かったから、そう言う子なのね」
「だから違う!」
この事を聞きつけてかマーチャがやってきた。
「なんなのじゃ?」
「この子が子供じゃないって言ってるんだ」
「どれどれなのじゃ?」
マーチャは来客の耳を確認した。
「うん、これは人間の子供じゃないね」
「そうなの?」
「だから言ってるでしょ!」
どうやらこの子は人間の子供ではないようだ。
「エルフでもこんな小さくないからなぁ……あなたって誰なの?」
「僕はミニマム族のケアル」
「ミニマム族……聞いたことないのじゃ」
どうやらマーチャはミニマム族は聞いたことない種族らしい。
「マーチャでさえ知らないのか」
「世界は広いのじゃ」
「それでどうしてここに来たの?」
私はケアルにどうしてここを訪れたのか聞いた。
「あのね、知らない王国が僕たちの住処に攻めてきたから助けてほしいんだ」
「その国ってのは何処か分かるのじゃ?」
マーチャは子供と会話するように腰をかがめて優しい声色だった。
「ウンなんとかなんとかっていう国だったような」
「ウン……ああ、あの国かぁ」
私はその二文字でどこの国か攻めに来たのか分かった。
「のじゃ、今から儂は瑞希を連れてミニマムの住処を見に行くのじゃ」
「私を連れていくのね」
「人脈を作る目標があるんじゃなかったのじゃ?」
「そうだけど……行こうか」
私たちはミニマム族の住処に行くことにした、道案内はケアルに頼むことにした。
「しかしお二人は仲がいいんですね」
「まぁな、転生者じゃから優しくしてる点もあるんじゃが儂は平和を好むのじゃ」
「そうだね」
「魔王が平和ですか、何とも綺麗な言葉ですね」
道案内をしながらケアルを見ていった、ミニマム族の特徴として身長が低いのと耳は若干小さいということが分かった。
(ミニマム族って案外見たことなかったかも、見なかったということは住処は遠距離にあるという事か)
私とマーチャはケアルに連れられて遠距離にあるミニマム族の住処に向かうのだった。
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