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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
1章 転生と生活基盤。そして魔族差別。

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59話 人間を見たことないサキュバス

私とマーチャは再び冒険ギルドにやってきた、すると周りの人たちは私とマーチャに視線を向けなかった。


「どうして来たんだ?」

「またクエストを受けたいのじゃ、何かいいクエスト無いのじゃ?」

「そうか、ならあんたらはこのクエストを受けてくれ」


差し出された紙、それはサキュバスの討伐だった。


「これ、魔族なのじゃ?」

「おっと、同族を殺すことになるのか。なら書き換えないとな」


ギルドマスターはペンを取り出して文章を書き替えていった。そして書き換わった文章は討伐か説得のどちらかになった。


「へぇ、儂を魔王だから説得の案を増やしたというわけじゃな?」

「同族だからな」


マーチャはその紙を持ち、出口に向かって歩き出した。


「んじゃ、このクエストを受けるのじゃ」

「がんばれ」


こうして私とマーチャはサキュバスを説得しに行くことにした、だがどうして最初は討伐と書かれていたのだろうか?


「マーチャ、そのサキュバスは何をして討伐って書かれていたの?」

「んとね……この街の近くに住処を構えてるから討伐をしてほしいと書かれているのじゃ」

「そうなのね……」

「大抵のサキュバスは何かしらの趣味で気分を紛らわせてるんだけどここまで理不尽な理由で討伐対象にされてるのはかわいそうなのじゃ」


そしてクエストの場所の洞窟前に来るとそこから声が聞こえてきていた。


「何だか既視感のある場面なのじゃ」

「今すぐ行くよ!」


私とマーチャは走って声が聞こえた場所に向かった、するとそこに居たのは明らかに冒険者になりたての男の子とサキュバスだった。


「ちょっと待てぇい!!」

「あら、魔王様どうかしましたかぁ?」

「おぬし、近くの街で討伐対象になってるのじゃ、今すぐここから出ていった方がいいのじゃ」

「えぇ~?こんな可愛い子を始めてみたのに出すか?」


サキュバスはそう言って男の子を指さした。


「ひぃぃ」

「魔王様、ここから出て行けというなら住処は用意してくれるんですか?」

「もちろん用意するのじゃ、じゃがどうしてこの子に執着するのじゃ?」

「初めて見た人間ですから少し可愛いなぁって、よければ旦那様にしたいなぁと」


その答えを聞いたマーチャは少し呆れた。


「魔族と人間が結婚するのは聞いたことは無いのじゃが……儂はこの件については踏み込まないのじゃ、じゃが住処は用意するのじゃ」

「分かりましたぁ~」


そう言ってサキュバスは男の子に抱き着いた。


「別に悪い気持じゃないかも……」

「それじゃ魔王様、新しい住処をお願いしますね~」


私とマーチャは一旦洞窟から出るとマーチャは頭を抱えた。


「なんてことを言ったのじゃ……」

「あの男の子大丈夫なの?」

「大丈夫だと思いたいのじゃ、儂は恋事には首を突っ込まないと決めてるのじゃが……あれは止めるべきだったのじゃ?」

「いや、神秘を見れたから大丈夫だよ」

「ならよかったのじゃが……家を作らなければいけないのじゃ」


こうして冒険ギルドに帰ってくるとマーチャは事の顛末を伝えた。


「そうか……家と若い男冒険者一人の犠牲で安く済むのならいいのか……?」

「多分あのサキュバスはマシな部類なのじゃ、じゃから死ぬことは無いのじゃ」


こうしてクエストクリアになり、私とマーチャは一旦別れてマーチャは家を建てに行き、私は家に帰ったのだった。


(しかしあれは生命の神秘だなぁ……しかしあの冒険者よりサキュバスの方が凄い格上のような気がしたな)


私はそう思いながらマーチャの帰りを待つのだった。数時間後マーチャが帰ってきた。とっても疲れてる様子で家の中に入っていった。そして翌日背が明らかに小さい知らない男の子が家を訪れるのだったそれは私が知っている種族とは違う種族の子で世界は広いのだなと思い知らされるんだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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