45話 国民の気分
翌日、私は個人的にオルドヌング王国に行ってみたいなと思っていた。
(マーチャが国交を結んだオルドヌング王国に行ってみたいな、普段の国はどんな感じか見ておきたいな)
私は誰かを連れてオルドヌング王国に行こうと決めた。すると私の横で気楽に寝てるシルヴィアスが目についた。
「……シルヴィアス起きて」
「ん……?」
シルヴィアスは寝ぼけているようでベッドの上でぼーっとしていた。
「ねぇシルヴィアス、オルドヌング王国に行ってみない?」
「知らない国だな……でも魔王様が国交を結んだと自慢げに言ってたな」
「だから今すぐ着替えて行こうよ」
「……わかった、とりあえず人を魅了しそうな服を着る」
シルヴィアスはクローゼットを開け、胸元が開いた服を着た。
「これで大丈夫だと思うね~ぐ~」
「何だか大人の魅力を感じる服だね、行ってみようか」
私が転移魔法を発動させ、シルヴィアスが私に近づいた。そして移動し終えると既に魔族がオルドヌング王国の警備をしていたのだった。
「あら、どうも~」
「どうぞお通りください」
どうやら警備の魔族とシルヴィアスは顔見知りのようで顔パスで国に入ることが出来た。
「国の様子は人間のほかにケモミミの生えた獣人族がいるね~」
「魔族に寛容な国なのかなって私は思ってる、ん?」
私は目の前に見覚えのある人が歩いているのが見えた。
(あれ、もしかしてあの人ってオルドヌング王国の王じゃないの?)
「こんにちは~もしかしてヴェルメ王ですか~?」
私は気さくに声をかけた、するとヴェルメ王はびっくりしたのか腰を抜かそうとした。
「うわぁ!?」
「おっと、腰を壊したらダメですよ」
私はヴェルメ王の背中を支え、腰から転倒するのを防いだ。
「ありがとう……でもあなたがどうしてここに?」
「個人的にここに来てみたいなって」
「そうだったんだ、それで横に居るのは魔王様の仲間?」
「そうだね~」
(そう言えばヴェルメ王は子供だよな……シルヴィアスの服装は今刺激的すぎるかもな)
私はそう思ってヴェルメ王を見た、すると鼻血を出していたのだった。
「わぁぁ!?!?」
「大丈夫、いい物を見せてもらったよ」
「何がいい物だよ!?いいから鼻血を止めて!!!」
どうやらヴェルメ王はシルヴィアスの服装が刺激的すぎて鼻血を出したのだった。
(年頃の子供だからこうなるよね……うーん、さすがにサキュバスってところだね)
「あら~刺激的すぎちゃったかな~?」
「シルヴィアスは黙ってて!」
「はーい」
そして私はヴェルメ王の鼻血を止め、そしてヴェルメ王は国民の仕事を視察に向かったのだった。
「まさかシルヴィアスの服装がヴェルメ王を興奮させるとは……いい意味で少年だね」
「そうだね~食べちゃいたいって思ったけど王様だから止めておくか~」
どうやらシルヴィアスはヴェルメ王を性的に食べようとしていたらしいが肩書を聞いただけで食べる気が失せたらしい。そして私たちはオルドヌング王国を見ていったのだった。そしてこの後、オルドヌング王国はウンエントリヒ王国の攻撃を受けるのだった。だがそこには私とシルヴィアスがいるのだった。
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