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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
1章 転生と生活基盤。そして魔族差別。

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43話 案外面倒の良いマーチャ

翌日、私とマーチャ、あとムートは家の下にある街の入り口でオルドヌング王国の馬車を待っていた。昨日マーチャはオルドヌング王国の王様と話をすると約束したのだ。そして私たちを馬車で迎えに来ると言っていたのだ。


「マーチャ、オルドヌング王国はどう思うの?」

「儂は人間をあまり信じないのじゃがあんな感じに土下座されたら断りにくいのじゃ」

「確かにそのシチュエーションは断りにくいな」

「まぁ、これからの話次第で話は決裂するかもなのじゃ」


そして待つこと数分、馬車がやってきた。


「お待たせしました、どうぞ」

「ありがとうなのじゃ、なかなかのイケメンなのじゃ」


馬車に乗り込んでいたのは昨日の一般兵士だった、だがヘルムを脱いでいて40代ぐらいのイケオジだった。


「どうも、もしかして魔王様はこんな顔が好みで?」

「いや、ただ歴戦の兵士感があって儂は好みなのじゃ」

「マーチャ、もしかして色仕掛けしてたの?」

「違うのじゃ」


そして馬車が走り出すとオルドヌング王国に向かって走り出した。その時の馬車の中は静かで何かが起こりそうな予感がしていた。


(何だろう、この緊張感は。マーチャと兵士の間で緊張が生まれてるからか?)


その時、馬車が止まり、前を見てみるとウンエントリヒ王国の兵士が行く手を阻んでいた。


「よしっ、前にいる奴を倒してくるのじゃ」

「えっ、魔王様は戦わないんですか?」

「一応儂はおぬしの戦うさまを見てみたいのじゃ」

「……わかった、戦ってくる」


一般兵士がヘルムを被り、そして剣を持って外に出ていった。


「マーチャ、一人で送り出していいの?」

「儂がついてるから大丈夫なのじゃ」


私とマーチャは前を見た、すると一般兵士の動きが昨日よりキビキビと動けていた。


「昨日よりなんだか動けてる気がするんだけど?」

「だから儂がついてるから大丈夫と言ってるのじゃ。あやつに肉体強化魔法をかけたのじゃ、じゃからあんな動きができるのじゃ」


あっという間に一般兵士がウンエントリヒ王国の兵士を一人で片付け、馬車に乗り込んできた。


「体が思い通りに動かせた気がする、もしかして魔法をかけてくれたのか?」

「その通りだ、しかし魔法をかけてあんな動きをするなんて、そなたは近い未来大成するかもなのじゃ」

「褒めてるんですよね?ならありがとうと言っておきますよ」


そんな事もありつつ私たちはオルドヌング王国にたどり着いた。


「ここがオルドヌング王国です、足元に気を付けてください」

「ありがとうなのじゃ、ここから城に入るのじゃ?」

「城までの道案内します、こちらです」


一般兵士が城まで道案内をしてくれるようで私たちは一般兵士の後を追って行った。その間に周りの景色を見ていった。


(かなり古い建物が多い、それだけ国が出来てから数十年、数百年経っているのか。それに国民は人間だけじゃなくてケモミミが生えた人もいる、魔族に寛容な国なのか)


私はオルドヌング王国の魔族に対する待遇をざっと見ていった。そして私たちは古びた城の中に入り、太陽光が廊下を照らしているところを歩いて行き、謁見の間に通されることになった。


「失礼します」


一般兵士が謁見の間の扉をノックし、声が聞こえるまで待った。


「入ってもよいぞ」


そんな言葉が聞こえると一般兵士が扉を開けた、そしてそこに広がっていた光景は兵士がレッドカーペットのそばで立っていて明らかに厳戒態勢の場所だった。そしてここからマーチャとオルドヌング王国の王様との会談が始まるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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