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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
1章 転生と生活基盤。そして魔族差別。

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4話 腹の虫

翌日、腹の虫が鳴って起きた私は玄関のドアを開けた。


「のじゃ~」

「……早速この場所に来てるのね」

「だって私が建てた家なのじゃからな、当然来る権利があるのじゃ」

「それはそうですね」


すると私の腹の虫が大きく鳴り響きそれにマーチャが反応した。


「もしかして飯を食べてないのじゃ?」

「そうなんですよ、この世界に転生してきてから全く何も口にしてないんですよ」

「うーん、転生者じゃったか~確かに転生者は最初に何をやるべきか分からないから野垂れ死ぬ転生者がいっぱいいるのじゃ、だが儂がついてる。教えるのじゃ」

「ありがとうございます~」

「のじゃついてくるのじゃ」


マーチャは私に付いてくるように言って山を下りていった。


「そう言えばシルヴィアスはどうなったんですか?」

「今ね、きっつぅいお仕置きを受けてる最中なのじゃ」

「お仕置き……どんなお仕置きなんですかね?」

「言えないお仕置きなのじゃ、だけどシルヴィアスはサキュバスだからそっち系のお仕置きなのじゃ」


そう言ってマーチャは片方の指で丸を作ってもう片方の指で出し入れしていた。


「あー、なるほどね」


私はマーチャがやっているハンドサインで何となく察した。そして山の下にある街にたどり着き、マーチャは変装をした。


「魔王の姿で街に入れば討伐されかねないのじゃ、人間はおっかないのじゃ」


そして私とマーチャが街に無事に入りこの世界の通貨について教えてくれた。


「銅貨や銀貨、金貨、あと聖金貨っていうのがこの世界で流通している通貨なのじゃ、聖金貨は全くと言っていいほど目にしないから覚えなくてもいいのじゃ」

「なんだか通貨の種類多いなぁ」

「それじゃ、パンを買ってみるのじゃ」


だが私は金なんて持っておらず、昨日拾った金貨だけが私の持ち物だった。


「金なんて持ってないですよ、あるのはこの金貨だけです」


私は持っている金貨をマーチャに見せた、するとマーチャは驚いた顔をしていたがすぐに金貨が本物か確かめた。


「確かに本物なのじゃ……これどこで拾ったのじゃ!?」

「あの家の前で拾った、どうしたの?そんな顔をしてどうかしたの?」

「これ……聖金貨なのじゃ」


さっき覚えなくてもいいと言っていた聖金貨が目の前にあることにマーチャは驚いている様子だった。


(もしかしてこれもLUCKの効果なのかな……?でもラッキーと考えた方がいいのか)

「まぁ……いいのじゃ、これでパンを買えるのじゃ、でもさすがにこれだとお釣りの金貨が凄くなるのじゃ」

「確かにそうですね、どうしたらいいんですか?」

「ステータス画面を出すのじゃ、そこでこの聖金貨をステータス画面に通すのじゃ」


私はマーチャに言われた通りステータス画面を出し、そこに聖金貨を入れた、すると所持金額が増えた。


「これでは銅貨換算になってるのじゃ、銅貨1000枚で銀貨、銀貨1000枚で金貨という感じで増えていくのじゃ」

「これって何億……なんだ?」


私は震える手をしっかり押さえながら数字を数えていった。


「10億……!?」

(もしかして価値は知らなかったけど拾ってみたらすごい額の金貨だったのか……LUCKの力凄いぞこれ……!?)

「パンは銅貨300枚じゃから……恐ろしいのじゃ」


食には困らなさそうな金額を手に入れた私はパン屋に入っていった。


「いらっしゃいませー」


私は数日分のパンを買い、再び山を登り始めた。


「食料を買いに行くたびにこの山を往復しないといけないのか、だいぶ足腰が鍛えられそう」

「なのじゃ~」


流石にマーチャもこの坂には疲れるようだ。そして登り終えた私とマーチャは朝ごはんにした。


「しかし人間の食べ物は美味しいものがたくさんあるのじゃ」

「マーチャって魔王なんでしょ?一体どういう事をしてるの?」

「適度に来る勇者候補が私を倒しに来るから軽くひねる程度だね」

「へぇ……勇者っているんだ」

「儂何もしてないのじゃ……ただ魔物を抑制してるだけなんだけなのじゃ~」


マーチャは拗ねているようだった、何も間違ったことをしていないのにどうして人間は討伐に来るか分からないのだという感じだった。


「いつか人間に分かるさ、マーチャがやっていることは」

「頑張ってみるのじゃ~」


そして朝ごはんを食べ終えた私とマーチャはやってみたいことを話していった。


「魔王城の周りは土が痩せてるのじゃ、でもここは肥えてるのじゃ」

「つまり農業をやりたいのか?」

「大当たりなのじゃ~」


マーチャの周りから花が飛んでいるように見える笑顔でこっちを見ていた。


「だったら農具を買いに行くのじゃ~」

「また山を下りないといけないのね」

「いや、一度行った場所は転移魔法で行けるのじゃ」

「ならその魔法を使って街に行こうか」


私とマーチャは転移魔法を使い、パンを買った街に移動した。


「農具は道具屋に売ってあるはずなのじゃ」

「道具屋まで案内してくれ~」

「分かったのじゃ、でも儂魔王ぞ?」


私はマーチャに頼んで道具屋まで案内してくれた、そして農具をあらかた買い、小麦やらの種を買って転移魔法で帰ったのだった。


「じゃ、耕していくのじゃ~」

「私も手伝うぞ~」


私とマーチャは一緒に鍬を持って耕していったのだった。そしてここからスローライフの基盤がどんどんと完成してくのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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