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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
1章 転生と生活基盤。そして魔族差別。

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27話 神秘的な洞穴

洞穴の入り口まで雪をかき分けて向かった私たちは入り口で雪を落とした。


「流石にこの雪の量は鱗でも耐えれないな」

「ヴァイスも防寒着作ってもらってよかったね」

「そうだな、無かったら指の一本や二本は落ちていたな」


グリュックを見てみるとノートを死守しつつ雪の中にトンネルを掘ってついてきていた。だがトンネルから出てきた時、頭には山盛りの雪が積もっていたのだった。


「もう、グリュックの頭に雪が大盛だよ」

「確かに大盛だな、首痛くないのか?」


グリュックは首を横に振った。


「そうやら痛くないらしいね。でもこのままだと何かあったら駄目だし雪を落とさせてもらうね」


私はグリュックの頭に乗っている雪を落とし、私たちは洞穴の内部に入っていった。すると中は結晶が自己発光していて周りがほんの少し明るく、全く雑音が無くて神秘的な光景だった。


「松明はいらないようだな。先を急ぐぞ」

「これって一体何なの?」

「この結晶か?装備によく使われる宝石に使われているんだ。そして呪術にも使われたりしているかなりの万能結晶だ」

「そうなのね、案外ここは宝が生えてきてるのね」


奥に進んでいくと結晶を食べているスライムを発見した。


「気を付けろ、ここのスライムは結晶を食べているから攻撃性が高いぞ」

「分かった、ヴァイス!戦いは任せた!」

「結局は私に任せる……まぁ仕方ないか」


私とグリュックは戦えず、唯一戦えるのはヴァイスだけなのだ。


「はっ!」


ヴァイスはドラゴンのしっぽでスライムを叩き潰したのだった。スライムの体液がしっぽにべっとりとかかったがしっぽを左右に激しく振って体液を落としたのだった。


「圧倒的質量の差ってやつだね」

「何か言った?」

「いや、何でも。先を急ぎましょ」


先に行くにつれてヴァイスの目線が縦横無尽に走った。


「多分ここのあたりに溶けない雪の結晶があるはずだ、青白く光る結晶を見つけたら教えてくれ」

「青白く光る結晶……あれ?」


私は青白く光る六角柱の結晶を指さした。


「あれはアクアマリンだね、宝石が六角柱になってるのは珍しいな……持って帰るか」

ヴァイスはアクアマリンの六角柱を採取し、私に持たせた。

「一応売れば高値がつく、家に飾ったら見物人が来るだろうな」

「へぇ……持っておこうかな」


そしてグリュックはとある壁によじ登ろうとしているのを私が止めた。


「こらこら、勝手に行動しないの」

「どうしたんだ?」

「グリュックが急に壁を登りだそうとしてたから止めたの」

「……確かにこれは登りたくなるね。これが溶けない雪の結晶、壁から生えてるんだ」


ヴァイスはそう言うと解けない雪の結晶木箱に慎重に入れた。


「でも探してるのは溶けない氷の結晶だよね?どうして溶けない雪の結晶を?」

「溶けない雪の結晶は小さいんだ、逆に溶けない氷の結晶は大きい、つまり溶けない氷の結晶の間に溶けない雪の結晶を詰めた方がいいんだ」

「なるほどね、つまりどっちも探していった方がいいって事ね」

「そう言う事だ」


そして私たちは溶けない雪の結晶を見つけていき、肝心の溶けない氷の結晶を見つけるのに難航していた。


「見つからない……一体どこにあるんだ?」

「あっ!これは溶けない氷の結晶だ!」

ヴァイスは屋上から生えている溶けない氷の結晶を見つけた。

「でもここからだと取れないよね」

「そうだね、どうしたものか」


その時私の目にはグリュックが写りこんだ。


「ねぇグリュック、ヴァイスを浮かせてあの結晶を採りに行かせてくれない?」


グリュックは親指を立て、ヴァイスに言霊を放った。


「浮け」


するとヴァイスの体が浮き始め、天井にたどり着いた。


「よし、結晶取れたしこれで大丈夫だろう」

「ヴァイスナイスー!」


ヴァイスは壁を歩いて地面に降り立った。


「落ちろ」

「おっと、グリュックの魔法はとても強力だね~」


ヴァイスはグリュックの頭を撫で、溶けない氷の結晶を木箱に入れたのだった。


「この空きだと解けない氷の結晶はあと2個はいるかな」

「あと2個を見つけるぞー!」

「おー!」

{がんばれ~}


私たちは上や下、左右に溶けない氷の結晶を探し、私はそれらしきものを見つけて採取した。


(触るととても冷たい……今にでも指の感覚が消えそうなほどに冷たい!)


私はすぐに木箱に溶けない氷の結晶を入れた。


「手のひらが痺れる~」

「人間だからこういう物を触れないんだな?仕方ない、私が取ってあげよう」


そして残り一個、洞穴の奥地にあったのだった。


「おっと、ラッキーだ。これで帰れるぞ」

「なら今すぐ帰ろうか」

「そうだな、さすがに日が落ちてきて寒くなってきた」


外は日が落ち始め、気温がどんどんと下がっていっていた。私たちは急いで洞穴を出てヴァイスがドラゴンの姿になった。


「グリュック、急いで!」


私はグリュックが雪で困っているのを見たので仕方なくおんぶをしてドラゴンに乗り、飛び立った

のだ。


「ありがとぉ」

「どういたしまして」


私はグリュックからのお礼を聞いた、するとなんだか心が温かくなるような感覚になったのだ。


(もしかしてグリュックからありがとうと言われると心が温かくなるのか?そもそも心が温かくなるのは魔法なのか?どちらにしてももっとグリュックの魔法については調べないといけないかもな)


こうして私たちは溶けない氷の結晶と溶けない雪の結晶を手に入れ、これで冷蔵庫が作れるようになったのだった。三食パン生活の脱却である。


最後まで見てくれてありがとうございます。

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