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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
2章 記憶喪失の少年と勇者の運命

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110/110

110話 隣人

翌日、ハイルングはハーフエルフの男にやるべきことを伝えていた。


「とりあえず私たちの目的は終わったね」

「そうだな、最初の勇者が言っていたハイルングというエルフに会い、さらに困りごとを解決した。とりあえずは良かった」

「勇者様、家に帰られるんですね」

「ああ、ハイルングも来るか」

「私は勇者様にいつまでもお供致します」


私たちは転移魔法で転移しようとした時、フェルボーゲンが私たちを見つけた。


「勇者様、どこに行くの……?」

「家に戻るだけだ、それがどうしたんだ?」


するとフェルボーゲンはリョウに近寄り、体に掴まった。


「駄目、私を残して帰っちゃ駄目」

「すまない、フェルボーゲンも連れて行っていいか?」

「いいけど……はぁ」


私は渋々フェルボーゲンも家に転移させた。そして家に転移してくると私は懐かしさのあまり深呼吸をした。


「数日しか開けてないけど懐かしいなぁ」

「そうか?」

「ここが勇者様の家……」

「いや私の家だからね」


そして私は家の中に入り、椅子に座った。


(やっと帰ってきた感があるな……)


するとグリュックが寄ってきた。


{瑞希、外の人たち誰?}

「あー、リョウとハイルングと言う人とフェルボーゲンだね」

{知らない人}

「そうだね、これからどうしようかな……」


リョウが家の中に入ってくると私にとあるお願いを言ってきた。


「すまない、この横に家を建てていいか?」

「それは急に言って来たね、どうしたの?」

「もし困れば互いに助け合える関係で居たいからさ、いいかい?」

「まぁ……騒がしくならなければいいんだけどね」

「それに俺らが留守の時に空き巣に入られる事は少なくなりそうだしな」


私はその願いを受け入れ、早速家を建てるためにマーチャを呼んだ。


「ぬぅぅ~久々に呼ばれたかと思ったら家を建てるために連れ出してきたのじゃ?」

「そうだ、今住んでる家の隣に新たな家を建てれるよね?」

「建てれるのは建てれるのじゃ……じゃが普通にめんどくさいのじゃ……」


マーチャはめんどくさそうにしていたがリョウはキラキラとした目でマーチャを見ていた。


「もし手伝えることがあれば手伝います!!」

「うーむ……なら木を伐ってほしいのじゃ」

「分かりましたぁ!!!」


リョウは走って森林の方向に走っていった。


「そっちの方向に走っていったら駄目なのじゃ!オオカミが居るのじゃ!!」


マーチャの注意もむなしくリョウには聞こえていなかった。そして数分後、リョウの絶叫が聞こえ、マーチャがリョウの回収に向かった。


「うぅ~ケツを噛まれたぁ」

「噛まれただけでましなのじゃ。シルヴィアスが躾けてるから良かったのじゃ」

「気を取り直して……こっちの森林で木を伐ってくるぞ」


リョウは気を取り直してオオカミの居ない森林に向かった。


「しかしリョウ、人間的にも能力的にも成長したのじゃ?」

「ああ、守るべきモノが出来たからね」

「……最初はへっぽこな勇者じゃったが、ここまで来ると儂の手を離れてもいいと思うのじゃ」


そして数十分後、木を脇に抱えて森林から出てきた。


「それ重いでしょ!?」

「重いな、だけど勇者のパワーで何とかなるものなんだなぁって今しみじみ思ってる」

「よし、今から家を建てていくのじゃ。リョウはひたすら木を伐ってほしいのじゃ。そこの陰気女は銅線を持ってきてなのじゃ。そしてそこのヒーラーは石を持ってきてほしいのじゃ」

「陰気女……?」

「ほら、居るじゃろ。リョウしか見ていない奴」


リョウをずっと見ているのはフェルボーゲンだった。


「仕方ないよ、フェルボーゲンはリョウの事を好きになってるからね」

「儂は恋事には首を突っ込まないのじゃ。人間同士の恋事はろくでもないのじゃ~」


そしてリョウは木を脇に抱え、マーチャは魔法で木を木材に変えていき、同時に家の土台となる石を敷き詰めていった。


「これで土台は完成なのじゃ、次は床や壁を作っていくのじゃ」

「そういえばマーチャ、家を建てる魔法って簡単なの?」

「難しいのじゃ、錬金術の魔法を使いつつ物体操作の魔法を併用してるからのぉ~人間には難しい魔法なのじゃ」

「どうやったら覚えられるの?」

「一つの物事に二つ同時に考えることが出来るのなら扱える素質はあるかもしれないのじゃ」

「難しそうだなぁ」


そして数時間後、出来上がった家は明らかに私が今住んでいる家と遜色ない家だった。


「よしっ、これで完成なのじゃ。後は電気が通ってるかどうかなのじゃ」


マーチャは電気のスイッチを入れた、すると光が点滅しながら光り始めた。


「うーむ、これは……電池の容量不足なのじゃ」

「また雷の石を採りに行かないといけないの?」

「恐らくそうじゃな」

「雷の石……まだまだ俺の知らない物があるんだな」

「もしよかったらついてきてみる?その雷の石は鉱山にあるんだ」

「行ってみてもいいかもな……」

「なら明日ぐらいに行ってみようか」


こうして雷の石を求めて明日鉱山に向かうのだった。そしてパーティーメンバーは私とヴァイス、リョウ、ハイルングにフェルボーゲンと言ったまぁまぁ人数が多いパーティーになるのだった。



最後まで見てくれてありがとうございます。

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