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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
2章 記憶喪失の少年と勇者の運命

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107話 跳ね返り

数時間後、ハイルングはハーフエルフの男に仕事を教えている時、外が異常に騒がしくなっていることに気が付いた。


「ハイルング、なんだか外が騒がしくない?」

「確かに騒がしいね、こっそり外の様子を見てみるか」


ハイルングは窓から外の様子を見た、すると松明を持った街の人がこの建物に押し掛けていた。


「うわぁ、これがデモかぁ……」

「どうしたのでしょうか……」


私とハイルングは外の様子に戦々恐々としていた、そして何事かと下に降りるとデモ隊が私たちに詰め掛けてきた。


「税率を下げろ!!!」

「独裁政権はやめろ!」

(これって前の長の事だよね……?もしかして普通の街の人には革命の事が伝わってなかったのか?)


ハイルングははっきり前の長は消えたと言った。


「前の長は勇者様が断罪しました、今の長は私ですが?」

「なら税率を下げろ!」

「分かってます、ですが今すぐと言うことは難しいので少し待っていてください」

「税のせいで苦しい生活を過ごしているんだぞ!!」


どうやら前の長が残していった負の業務は多そうだ。そして私たちは一旦建物の中に入り、前の長がやってきたことをまとめていった。


「まず税率をあげていった、そして一年に一度魔力を登録するという事……面倒なことばかりしてますね」

「面倒なら無くしたら?」

「そうだね、とりあえず紙に書いて税率を今日から下げることを明記するか。今の税率は100%だから3%までに下げるとするか」


ハイルングは早速税率を下げることを提案した、そしてその紙を街に張り出した。


「多分これで街の人の怒りは下がるだろうな」

「そうだね……」


私とハイルングは張り出した紙を遠目から監視していると街の人たちが続々と見に来た。そして若者世代と老人世代が何故か対立し始めた。それを私とハイルングは止めに入った。


「ちょっとちょっと!?」

「何喧嘩してるの!?」

「この老人共がワシらの年金はどうなるのじゃとほざいてるんだよ!!」

「うるさいのぉ、若者はワシらの苦労を知らないのか?」

(年金の額が少なくなると思ってる老人たちと年金がそのままだと給料が減る若者か……なんだか根深い問題だと思うなぁ)


するとハイルングは平和的解決を目指すように声をかけた。


「とにかく年金はそのままの額、そして税率は3%のまま!足りない分の金は私が考えて稼ぐから!」


ハイルングはそう気合入れて言った。すると若者や老人たちの声がピタリと止んだ。


「いい?私や子供が長に居る限りは文句を言わせないから」

「……覚悟は分かったんですけどどうやって稼ぐんですか……?」

「こんな事言ったら旦那様に怒られてしまうかもしれませんが……勇者と縁のある地で売りだしたら観光地として盛り上がるのかなって」


ハイルングの考えている事、それはこの街の観光地化だった。


「それって俺たちに観光客を任せるという事じゃないですか!?」

「そう、だから若者も老人も手を取り合って協力していかないといけないと思ってるんだ」

「……ワシは大賛成じゃよ。最近の若者の顔を見るのが楽しみじゃからな!」

「俺も賛成。だけどもし失敗したら……」

「分かってる、その時は責任を取るつもりだ」


そして年金がらみの問題は一旦先延ばしになり、私はハイルングにこう言われた。


「あと少しで夜になる、子供に今日家に泊めてもいいかと聞いてくる」

「転移魔法で家に帰れるんだけどな……」


ハイルングはハーフエルフの子供に私とリョウを泊めていいか聞きに行った、そしてハイルングは私に今日家に泊まっていいよと言ってきた。


「泊っていいってさ」

「ありがとうハイルング。リョウにも言いに行ってくるよ」

「たのんだよ」


私はハーフエルフの男の家に向かい、リョウにこの事を言いに行った。だが帰る途中、私は変な集団に絡まれた。


「お前は前の長を叩きだした奴の仲間だな……?」

「……強盗か盗人か知らないけど私は今戦いたくないんだ。獲物はあっちに居るぞ」


私は軽く襲撃者をあしらおうとした、だがその襲撃者は私の後ろからナイフで背中を刺してきた。


「ウグッ!?」


私は前のめりに倒れ、襲撃者はとどめを刺そうと私の背中に馬乗りになった。


(さすがにこれは避けれないか……)

「でもさすがに最後の抵抗ぉ!!」」


私は負けじと最後の抵抗をした。その時、物陰から黒い影が飛び出てくるといともたやすく襲撃者の手を飛ばした。


「グワァァアァ!!」

(力が緩んだ……ラッキー)


私はその間に逃げ、誰が助けてくれたのか見た。その姿に見覚えがあったのだった。


「あなたは……!!」

「勇者様を追ってきちゃった。ふふっ」


私を助けてくれたのはリョウが好きになった暗殺者だった。


「私の事を邪魔しないで」


暗殺者は襲撃者を始末すると私を起こした。


「立てる?」

「ああ……背中が痛いけどな」

「それで勇者様がいる家は何処にあるの?ねぇ!?」

(なんだか危険人物みたいなことになってるけど……リョウに会わせて大丈夫なのか……?)


そして私はこの暗殺者をリョウの元に連れていくのだった。そしてハイルングが帰ってくるとリョウはいろいろな意味で困るのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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