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一話完結小説

副業しよう

作者: ケイ

7作目です

俺「今の稼ぎじゃ生活できないから副業でもしようかな。どこかいいバイトはねえかな」


俺「お、これなんかいいじゃん。荷物を届けるだけで5万。超高額じゃん。早速申し込もう」



~バイト日~


先輩「えーと新しく入った俺君だね。さっそくだけどこの鞄をこの住所まで届けてくれないか」


俺「はい、分かりました」


先輩「くれぐれも中身は見ないでね」


俺「どうしてですか」


先輩「プライバシーの問題だからね」


俺「そうですか、分かりました」



~移動中~


俺「ここか」


ピンポーン(インターホンを鳴らす音)


中の人「おお待ってたよ。ありがとう、はいこれ約束のお金」


俺「え、こんなにあっさりくれるんですか」


中の人「そういうルールだからね。またよろしく頼むよ」


俺(いいひとだなあ。荷物を届けただけで5万円もくれるんだから。こんな楽なバイトなら今の仕事なんか辞めようかな)



~バイト先へ帰宅~


俺「届けてきました」


先輩「おお、お疲れ。どうだった」


俺「喜んでいました。お金もあっさり渡してくれていい人でした」


先輩「それは良かった。この調子でこの荷物も頼むよ」


俺「はい、分かりました」



~移動中~


俺「今度の住所はなんか危険そうなところだなあ」


黒服の男「おい、おまえが売人か」


俺「え、あそうです」


俺(ずいぶん怖い人だな。大丈夫かな)


黒服の男「荷物をよこせ」


俺「はい」


黒服の男荷物を確認


黒服の男「ありがとう、これがないと大変だったんだ。これはお礼だ」


俺「え、10万円も、5万円でいいんですよ」


黒服の男「気にするな。無事に届けてくれたんだから。100万やってもいいくらいなんだから」


俺「そうですか、ありがとうございます」


俺(とてもいい人だな。人は見かけによらないなあ)



それからというものの、このバイトのおかげで俺は贅沢し始めた


俺「あー毎日旨いもん食って、高い酒が飲めるのもこのバイトのおかげ。このバイトは本当天国だ」


先輩「それなんだが、このバイトはしばらく解散することになった」


俺「え、どうしてですか」


先輩「ちょっと他のバイトがやらかしちまって警察が動いてしまったんだ」


俺(お客さんを怒らせて口論にでもなったのかな。高額なバイトなんだから我慢すれば良かったのに)


先輩「だからほとぼりが冷めるまでうちは解散だ」


俺「どのくらいかかりますか」


先輩「分からない。ひょっとしたら一生解散かもな」


俺「そんな」


先輩「ま、そういうことだ。暫くおとなしくしておけ」


俺(どうしよう、このバイトがなくなったら、もう贅沢な暮らしはできない。他のバイトを探そう)



~検索中~


俺「なかなかいいバイトがないなあ」


俺「ん。ゲームをクリアするだけで1000万獲得。これだ」



~バイト日~


支配人「ではルールの説明を致します。そこに拳銃が置かれています」


俺「おおこれか」


支配人「この拳銃を使い…」


バン(俺の頭を打ちぬいた)


支配人「説明する前に死にやがった。このゲームの支配人になって何十年となるがこんなバカは始めてだ」



(終わり)

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