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第4話 ーお父さんのステータスー

がんばるぞい!

「…………眩しぃ」


俺が目が醒めたのは、7時ごろだった。

この世界にはすでに時計がある。そして、この世界の時間は地球と同じである。流石。地球の神様と友達ってだけある。


1分=60秒

1時間=60分

1日=24時間

1週間=7日

1ヶ月=30日

1年=360日


この世界は、1ヶ月が30日なので、1年は360日となっている。

季節もしっかりあって、夏は暑く、冬は寒い。


そして、1週間の曜日の呼び名が変わっている。


月曜=紫の日

火曜=赤の日

水曜=青の日

木曜=緑の日

金曜=黄の日

土曜=茶の日

日曜=金の日


となっている。


実はこれ、全て魔法の属性のようなものなのだ。


例えば、火を出す魔法は赤魔法と呼ばれ、水を出す魔法は青魔法と呼ばれている。自然を操れるのは緑魔法、土や岩を自由自在に操ることのできる茶魔法。

回復系の魔法は金魔法となっている。

相手を麻痺や毒状態などの異常状態にすることができる紫魔法。魔族に1番効くといわれている黄魔法。


ざっとこんな感じだ。


ちなみに、俺は青魔法を使える。

使える魔法は、産まれた時にすでに決まっている。

それに、魔法の属性は1人1つしかない。


何故俺が青魔法を使えることがわかったかって?

実は、この世界の人たちは生後1ヶ月経った日のことを選別日と言い、その日に属性が分かるらしい。なんでも急に体が光るらしい。その時の光った色で何の魔法が使えるかが分かるらしい。


魔法を使うのに必要なのは、イメージとMP、それと集中力だ。

イメージがなければ魔法は発動しない。

MPが無ければMP不足になる。

MP不足とは、MPの使いすぎでなる現象で、大体は数日寝込んでしまうだけだが、最悪の場合死に至るという恐ろしい現象なのだ。


そして、魔法を使うのに1番必要とされているのが集中力だ。

わかりやすくいうならば、まず周りの音や声が聞こえなくなり、魔法を発動させる場所以外が暗闇の様な感じで見えなくなった時に魔法を発動できるものとされている。


一流の魔法師ともなれば5秒で魔法を発動させることができるが、初心者ともなれば、魔法を使うのにかかる時間は、早くて10分平均的には30分近くいるらしい。しかも、途中でMP不足で倒れてしまう人もいる。


ちなみに俺は、一度だけ魔法を発動させたことがある。5歳未満で発動できるのは珍しい方らしいが、その時は水が一滴指先から出ただけでMP不足で倒れてしまった。それも、1時間近く集中したのにだ。その時は2日ほど寝込んでしまった。まぁ、記憶が戻った今ならちゃんとした魔法が当たるかもしれないが……


……さて、話もここまでにして、とりあえずみんなのところへ行こう。

俺たちが住んでいる家は、一階が約8畳ほどの家が2つと、二階には4畳ほどの部屋が3つある。

俺の部屋は二階だ。リビングは一階にある。


とりあえず降りるか……


「おはよう、ラルム」

「おはようお母さん」


俺が一階に降りると、金色の髪の毛のロングヘアーの美しい女性が、朝ごはんらしきサラダを作っていた。

記憶が戻って いざ、お母さんを見ると正直見惚れてしまう。


「おうラルム今日はカムさんがステータスシートをくれたから、一度お前のステータスを見てみようか」


カムさんとは、60歳ほどのおじいちゃんでこの村の村長だ。カムさんはその見た目とは裏腹に、他の村との交易や、野菜の栽培などのデータなどを集め、農民に渡したりするなどとんでもないおじいちゃんだ。


「やっと僕のステータスが見られるんですね!」

「ああ、お前は優秀な奴だからな、カムさんが少し早いがステータスシートを渡してくれた。一度使っても、自分の血をもう一度垂らすとステータスが上書きされるから、こいつはなくすんじゃねーぞ」

「わかりました。お父さん」

「けっ、俺は今年もらったのに何でお前は5歳でもらえるんだよ」

「まぁラウス、そう怒るな。正直にいうと恐らくお前のMPとラルムのMPだと多分ラルムの方が上だと思うぞ」

「そっ、それは見てからじゃないとわからないじゃないか!」

「はいはい2人とも、そこまでにして、朝ごはんを食べましょ」


(さすがお母さん。この場を一撃で沈めるとは……

それに今日俺のEXスキルがみんなにバレるのか……まぁ別にいいか、とりあえずいつでも自殺できる様にナイフは持っておこう。)


「そういえばお母さんのステータスってどれくらいなの?」

「フフッ、見て見たい?」

「はいッ!」

「それなら俺のも見せてやるよ」


そう言うと、お父さんとお母さんは、その場を去り1つの箱をそれぞれ持ってきた。


「これがステータスシートだ。俺も久々に上書きして見るか」


そうしてステータスシートに一滴の血を垂らすと新しい数字が浮かび上がってきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名 ガウス=フルートレイ 男

上級 【武】 緑魔法


MP1200/1200 HP2000/2000


P2500

S1000

D1500


ー魔法ー

グリーン ウィンド


ースキルー

物理攻撃耐性 物理攻撃強化 魔物察知 飛び道具耐性 青魔法耐性


ー称号ー

上級戦士


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…………思ってたより強いやん


しまった。つい関西弁になってしまった。あれ?上級って結構強い方じゃないの?


「お父さんは昔、LV6パーティーのリーダーだったのよ」

コメよろ☆

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