第2話 ーEXスキルー
第2話とうこー!
下手なのでよろしくお願いします!
「勿論俺は異世界に行く‼︎」
「それはいい結論です。それでは少し、その異世界について話します。まず先に言いますが今から行く異世界は、大地が形成され、人類が誕生してから100年も経ってません。しかし、言語と大まかな常識は教えてありますので安心してください」
「………………え?、100年…しか経ってないんですか?」
「はい、今から転生する世界の名前は『ランド』と呼ばれ、動物と人類の遺伝子が組み合わされてできた獣人族や、虫と人類の遺伝子が組み合わされてできた虫人族などがいます。そして魔物もいます」
(獣人に魔物、虫人は……ちょっと嫌だけど色々な生物がいるところに行くんだなぁ)
「ランドは100年しか経っていないのであなたの手でその世界を作ってみてはどうでしょうか?」
「……結構楽しそうだな、、俺にもとうとう普通じゃないことが訪れたか……」
「後は、マナの説明をしますね。マナとはランドにあるエネルギーの様なものです。そのマナが集まるとマナストーンという石に変わります。マナを使う事で魔法が使えます」
「その世界の人達は魔法の存在を知っているのか?」
「一応知っていますが、それ程発展しているわけではないので、その辺は君が頑張ってください!」
「丸投げかよ…それにお前なんだか楽しそうだな」
「お前ではありません。シンと呼んでください」
「そういえばお前……シンって名前があったな」
「忘れていたのですか……」
「ごめんごめん」
「まぁいいとしましょう。それと最後に君にはEXスキルを選んでもらいましょう。転生者特典と思ってくれても構いません。もうお気づきでしょうが、机の上に乗ってある紙にはスキルの名前が書いていて、裏には説明が載っています。そこから好きなスキルを二個選んでください。しっかりと選んでくださいよ」
「分かった」
そう言うと輝は、机の上のスキルを1つずつ確認し出した。1つ目の机には『気配操作』と書いてあった。
裏には……
【気配操作】 −EX−
説:自分の気配と周りの気配を操作する。
使:気配を操作して相手に気づかれないようにする。
条:【気配遮断】【威圧】を習得している。
説はそのスキルの説明
使はそのスキルの活用の仕方(使い方は人それぞれ)
条はそのスキルを使うための条件
らしい。
「【気配遮断】と【威圧】ってすぐに習得できるスキルなのか?」
「それは君が行って確かめてください」
「ほーい」
次の机にあったのは
【空間移動】 −EX−
説:空間を移動する。
使:瞬時に行きたい場所へ行く。
条:行きたい場所の座標又は風景がわかっている。
3つ目の机には……
【永遠】 −EX−
説:一度出した魔法、物は永遠に居続ける。
使:炎や水などを永遠に出しておく。
条:使用者の決めた場所のみ発動可能
とまぁ、こんな感じで机40個分をみて回ったのだが、特にいいと思ったスキルが……
【空間移動】
【永遠】
【脳内操作】
【限界突破】
【転生】
【コピペ】
【王者の呪い】
これだ。俺はこの7つに絞り込んだ。
【脳内操作】 −EX−
説:相手の脳内を操作する。
使:相手の感情・思考などを操作する。
条:【視覚・強】【味覚・強】【聴覚・強】【嗅覚・強】【触覚・強】を習得している。
【限界突破】 −EX−
説:限界を突破する。
使:自分のMPやPなどを上げる。
条:無し
【転生】 −EX−
説:一度死ぬとステータスや顔はそのままで転生する。
使:何度も人生をやり直す。
条:自分の手で死んだ時・年齢が50以内の時に死んだ時。
【コピペ】 −EX−
説:自分のスキルを相手にコピーする。
使:強力なスキルを与えれる。
条:相手との信頼関係がとてつもなく高い場合。
【王者の呪い】 −EX−
説:自分を王と認めた者を呪いで縛る。
使:一生従わせる。
条:自分を絶対なる王と認めた時。
俺はこれまで行きてきた中で一番考えたと思う。まぁ、もう死んでるんだけどね……そして約2時間程過ぎた時、俺は決めた。
「シン、スキルを何にするか決めたぞ」
「やっとですか。まぁ、その分いいスキルを選んだんでしょうがねぇ……」
「ああ、俺が選んだスキルは「転生」と「コピペ」だ!!!」
「ほう、で、なぜその2つに?」
「まず転生は必須だと考えた。【不死身】ってスキルもあったけど、あれの条件が一日18時間は1人でいるという者だったからな、それに比べて【転生】は、自分の手で死んだ時……つまり自殺した時には、転生して、顔もステータスもそのままで生きかえるって結構チートだと思ったんだ。それと組み合わせて強くなりそうだったのが「コピペ」だった。
一見、雑魚スキルに見えるけど、転生と合わせたらおそらく最強だと考えた。それに、このスキルは信頼関係がとてつもなく高い場合にしか発動しないから、いい信頼関係を築けるって事だ」
「なるほどぉー。その選択はいいと思いますよ。それにしても話し方が初めて会った時よりも少し軽くなりました?」
「当たり前だ。こんな長時間話し合って居たんだし……それと、確認なんだがステータスって何だ?」
「ステータスとは、ランドの中にある自分の能力を紙に写したものです。MPはマナの多さHPは体力Pは力、主に筋力です。Sはスピードとジャンプ力、Dは防御、となっております」
「やっぱりそんなものか、ランドの住民たちはステータスの存在を知っているのか?」
「一応知って居ます。それにステータスを見るために使う紙のことは“ステータスシート”と言います」
「ステータスシート……ちなみに俺のステータスはどういう感じになるんだ?」
「君のステータスは平均になります。ただ最初っから EXスキルがあるだけです」
「さっきから気になってたんだが、EXスキルってどういう認識なんだ?」
「スキルはそのスキルの能力によって呼び名が変わります。
まず、誰もが使える一般的なスキルはそのまま『スキル』そしてスキルを極めたものが『ハイスキル』その世界に1つしかないスキルのことを『ユニークスキル』と呼びます。そして、ユニークスキルよりも貴重で、100年に約2.3人程しか持っているものが現れないスキルがEXスキルです。EXスキルには、2パターンあり、1つはユニークスキルを極限まで鍛え上げた時、もう1つは生まれつき持っているという状態です。そしてEXスキルよりも貴重とされているのが、Gスキルです。流石に最初っからGスキルは渡せません。強あなたにスキルを渡すのは転生する時の特典だと思っておいてください」
「EXスキルって結構重要なんだな……それに転生する時の特典って……大事に使っていこう」
「さて、そろそろ転生の時間です。記憶はもちろん引き継がれますが、記憶を思い出すのは最低でも5歳からです。質問はありませんか?」
「質問っていうか……何てゆうか……とりあえず、お礼をしておく、、、ありがとう」
「……ありがとう………………久々に人に感謝されましたよ。さてでは行きます。さようなら」
「さようなら……バイバイ」
「バイバイ」
輝の周りは光で輝いている。眩しすぎるので輝は目を閉じた。
目を閉じる前に確かに聞こえた。
「楽しかったよ……………………」
シンの表情は、笑顔であふれていた。
(次に目を開けるときはきっと、もっと違う世界なんだろな……)
輝はそんなことを考えながらゆっくりと、意識を落としていった。
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