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男なのか女なのか不明な神様の適当転生。俺不遇過ぎるだろ!

さてはて、そんな俺はなぜか真っ白な世界にいた。


白い部屋=精神患者の部屋のイメージがある。そしてこんなとこ居たら気が狂いそうだ。


そんなことを考えていたら目の前が光り始めた。


眩し!・・・あれ?眩しくない。眩しいはずが眩しくない。眩しいと思ったのは一瞬で次の瞬間には何とも思わなくなっていた。

あれ?そういえば体の感覚がない。


その代りと言ったらなんだがふよふよとした訳わからない浮遊感が体|(?)を支配していた。


そして、光が途絶える。


そして、目に前にいたのは、絶世の美女と言っても過言じゃない。というか絶世の美女が目の前にいた。


・・・誰だこいつ。


俺が一番初めに思った感想はこれだった。


いや、正直美女とか見慣れてるから。美男もだけど。


家、美形一家だから。自分で言うのもなんだけど。


そんなこんなで目の前の女に?マークを浮かべていると、女は顔に似合わない野太い声で喋った。


「ハロー君死んだから、転生先を選んでねー?」


声がおっさん、顔が女、喋り方が女。ちぐはぐ過ぎる・・・。


しかも転生先ってなんだ。転生って。マジかよ。この世界輪廻転生で回ってんの?何それ初耳。いや、当たり前なんだけどさ。


「とりあえず、どんな場所が候補としてあるのかを教えてくれませんかね?」


そういえば、女は「あ、忘れてた」とつぶやいていた。


忘れるなよ。


「えっとねーこれくらいかなぁ?」と言って取り出した候補場所が書いている紙の量が半端なかった。


「・・・天井まで届いてるんだけど?どこに隠し持ってたのかな?」


「そこは神様補正でよろしくー。」


自分で補正いうなや。


全部見るのは面倒だから手の届く範囲から選ぼう。とりあえず、適当に引いた紙の場所でいいや。


といって引いた紙に書いてあった場所は・・・。


魔王コーダリ


・・・場所じゃねーがよ!!!


「あれ?凄いねー!魔王をたまたま引くなんて。どうする?ここにする?」


まてよ?魔王ということは、勇者に倒されるまでは最強ってことだ。


よし、今までのストレス晴らすように暴れまわってやる!


「ここでいい!」


俺のこれまでの怨念をこの世界の人たちにしか使えないっていうのは少々あれだが、それでも晴らせないよりはいい。


「記憶はどうする?忘れる?」


「忘れない」


当たり前だ。忘れたら晴らせない。

忘れられるわけがない!


俺の最悪な生前。忘れたくない。彼奴への恨み。


「りょーかいそれじゃあちょっと待てねー申請してくるからねー」


そういって消えた女?男?は一瞬で戻ってきた。


待つ時間すら与えられなかった。


待ってねの意味。


「許可が出たから行っていいよー」


そう言われた瞬間目の前が光った。今度は眩しいと感じた。反射的に瞳を閉じた。


いつの間にか浮遊感もなくなっていた。


さて、暴れまくってやるよ。

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