表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

残金100円未満

作者: タツ★ボン

これはある1人愚かな大学生とその仲間の物語である。



「くそやろうがっ!!」

榎本良輔は叫ぶ。

それは今朝、姉、榎本薫からの、必殺技と称した弛んだ尻によって行われる強烈な圧力攻撃(ヒップドロップ)によって半日が過ぎてもなお、治まらない背筋の痛みに対しての怒りではない。


ましてや昨日、母親に、買ったばかり皮のジャケットを洗濯された、ぶつけようもない苛立ちからでもない。


その今にも爆発しようとせんその拳の矛先には良輔の彼女と自分の親友がいた。

「紗希!どーいうことだよ!?」

「いや、これは...」

紗希は突然現れた自分の彼氏に驚きと動揺を潜んだ顔のまま、その場に動けずにいた。

「まて!良輔。俺が悪いんだ」

紗希の前に立ちはだかるようにして親友、五十嵐晃は続けざまに言う。

「俺が、酒の入った勢いで、財布の中の小銭全部、83円で誘っちまったばかりに...」

良輔は愕然とした。

「お、俺の彼女は、たった83円でやらせたのか...」














評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] まだまだ未熟… これではアニメ化やドラマ化はまだ100年はかかるであろう…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ