エロイーズ・ビーナシアの冒険
クタナツの五等星冒険者『双鞭のエロイーズ』は一人、古代の遺跡を彷徨っていた……
予期せぬ罠にはまり、一緒に来ていたゴモリエールと分断されてしまったのだ。
「おやぁ? あれは……」
「へぇ……来てみるもんだねぇ。アタシはツイてるねぇ。」
「神によって名を奪われ、古代の祭壇に封印されし禁忌の魔神か。来なぁ? 相手してやるよぉ?」
「さっさと目覚めな? ぼぉっとしてると……」
「はっ!」
「ほぉら? 痛い目にあうねぇ?」
『紫鞭繚乱!』
「ほらぁ! どこ見てんだぁい?」
「いつまでも寝てんじゃないよぉ?」
「こいつで寝ぼけた頭を叩き起こしてやろうかねぇ?」
『紫鞭繚乱円舞刃!』
「ほぉら、もっと踊りなぁ!」
「ふん、反撃の隙なんか与えると思うかぁい?」
『紫鞭繚乱拘禁魔陣!』
「ほぉらトドメだ! アタシのミスリルヒールは痛いよぉ?」
「さぁて終わったねぇ。どうだい禁忌の魔神さん? アタシの靴でも舐めてみるかぁい?」
「終わったか……ふぅ……危なかったねぇ。どうにか神によって奪われた名を思い出す前に仕留めることができたねぇ……」
「おお、エロイーズ。ここにおったかえ。少々探したぞえ。」
「ああゴモリ。ちょいと遅かったねぇ。アンタの好物はもう死んじまったよぉ?」
「ほう、祭壇の魔神か。いい体をしておるではないか。ちと惜しかったの。まあよい、そなたが無事で何よりじゃ。では帰るとするかの。」
「ああ、懐かしきクタナツに帰ろうねぇ。」
こうして二人は古代の遺跡より無事に脱出することができた。二人の冒険はまだまだ終わらない。
本編に古代の遺跡なんて存在しませんが、古代の迷宮なら出てくるかも知れません。
全画像©︎オムライスオオモリ氏




