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3 レベル5に到達

8月15日レイアウトの変更。内容は変わりません。


 おはようございます。この町に来て三日目の朝ですが、まだ薄暗いです。

 朝食を食べ終わる頃には明るくなってくるはずです。


 ……と思っていましたが、食べ終わってもまだ薄暗いです。

 食後の小休止のあと、ダンジョンへ行く準備を整えていきます。

 ダンジョンへ行く準備が整った頃、ようやく夜が明けてきました。思ったより早く起きすぎてしまっていたようですが、この程度なら問題ありません。


◇◇◇


 初級ダンジョンへとやって来ました。朝日が眩しいです。

 今からとりあえず、レベル4になるまでは、地下一階と二階を行ったりきたりする予定です。地下二階の地図も作らねばなりません。

 地下三階からは、魔物と一対一で戦えるとは限らないらしいので、レベル4になったところで、また考えることにします。


 さっそく地下一階へ下ります。地図はすでに頭に入っているので、必要最小限の移動で済みます。

 出会った魔物も全て倒していきます。

 今は、ファイヤーがレベル3なので、レベル1と2も勿論使えます。地下一階ではレベル1で倒していきます。魔力の節約のためにも必要なことです。

 魔力は自然回復もしますが、まだ回復スピードはかなりゆっくりです。いざという時には蜂蜜を食べねば。


 新しいアイテムは特になく、地下一階で手に入るアイテムは十種類ということなのでしょう。

 ただ……なんだか『ゴミ』が多いような気がします。十個中半分が『ゴミ』です。

 魔物は早朝にゴミ出しをするのでしょうか? 荷物の半分がすでに『ゴミ』で埋まってしまいました。

 これはやばいです。ダンジョンを出た辺りにゴミを積み上げたら、門の所におられる騎士の方に注意を受けるでしょうし、荷物が一杯になるたびに家まで帰っていたのでは効率が悪すぎます。


 初めてこのダンジョンを訪れた時、色々試した結果、分かったことがいくつかあります。


○ ダンジョンで手に入ったアイテムは、一度ダンジョンから持ち出さないと、手に入れた数にカウントされない。


○ 一度手に入れたアイテムを捨てて階段を移動すると、そのアイテムは無くなる。


○ 階段を移動すると、その度にアイテムもリセットされ、違うアイテムに変わる。


○ 一度ダンジョンの外に持ち出された、他人が手に入れたアイテムは、お金で買い取ったときのみ、自分が手に入れた数にカウントされる。


 仕方がないので、『ゴミ』は二個までとさせていただき、それ以上は捨てて行くことにします。それでも持てないときは、もう一個捨てることにします。

 こうなると、『ゴミ』のアイテム数を効率よく稼ぐ方法を、今後考えねばなりませんね。難儀なことです。


 さて、気持ちを切り替え、次は地下二階へ移動しましょう。

 さらば、ゴミ達よ!



 地下二階に下りてもやることは変わりません。魔物の種類も同じです。

 地図を作り、レベルが2となった魔物達を倒しながら、アイテムを回収していきます。アイテムの数も十個と同じです。


 地下二階では、三個の『ゴミ』と出会いました……。

 しかし、アイテムの種類は増えました。

 気を取り直して、本を取り出し、新たに手に入ったアイテムを見てみます。

 ダンジョンの中なので、個数は確定されていないので書かれておらず、絵に色もついていませんが、名前だけは分かるようになっています。


 No.11 木の棒

 No.29 折れた棒


 以上です……。


 見たままの名前でした。何というか……しょぼいです。

 地下一階よりも弱い武器が手に入るとは思いませんでした。

 しかもこの折れた棒の方は、どうしろというのでしょうか。

 ただ、見事に真っ二つに折れているので、木の棒よりも荷物には入れやすいです。


 この後は予定通り、階段を利用して、地下二階から地上へと戻りながら、アイテム回収とレベル上げです。


◇◇◇


 只今、地上への階段手前です。

 さあどうしましょう。

 レベルが4になりました。


 時間帯のせいなのか、やはり『ゴミ』が多いので、目的の蜂蜜とクッキーに中々出会えません。

 ここは一度荷物を置きに帰り、時間を変えて再出発ということにします。


 レベルが上がるのも思っていたより早いので、今度は地下一階から三階を往復するつもりです。

 ちなみに、レベル4で新しい魔法、転移レベル1を覚えたので、魔力さえ残っていれば地上にだけはすぐ戻れるようになりました。


 家に戻ることにしたので、持てるだけ持って帰ります。両手にもあのアイテムを持っております。

 なんだか周りからの視線が……。


 かなり早足で歩いたので、早く家に帰り着きました。

 とりあえず荷物を倉庫に置いて休憩し、町内のお店が開く時間帯に再びダンジョンへ行くことにします。


◇◇◇


 やって参りました。この階段を下りたら地下三階です。

 予想した通り、『ゴミ』の数が減っていました。やれやれです。

 地下三階の地図を書く用意をし、階段を下ります。


 地下三階はここまでと雰囲気の変化はあまりなく、単純な迷路といった感じです。

 魔物の種類は同じですが、魔物が二匹でまとまって行動しているようです。

 そこまで強くないので倒せるのですが、一匹と戦っているときに、もう一匹の攻撃を受けてしまうことがあるので、戦闘数回に一度『薬草』を食べることが必要になります。


 『薬草』を消費してしまうのですが、ここでは『ゴミ』が出ないので、予定を変えて、レベル5になるまで、地下三階でひたすらアイテムを回収することにします。

 うれしいことに、ここは『薬草』と『クッキー』が手に入りやすく、『蜂蜜』もそこそこ手に入ります。


 昼食時間が迫る頃にレベル5になり、荷物も一杯になってきたので帰ることにします。


 今回は『魔物の肉』も結構手に入りました。これが扱いに困るところですが、事前に肉を入れるための木箱を持ってきていたので、なんとかなりました。

 前回は一つだけだったので、要らない布に包みました。そのまま入れるのはやはり抵抗ありますので。


 新たに手に入ったアイテムもあります。『No.9 鉄のナイフ』と『No.27 折れたナイフ』です。これは今晩にでもまた詳しく調べることとします。


 戦っている途中から、魔法を唱えている間にも杖で殴るということをしていたので、魔力の節約になりました。

 転移の魔法を使って帰ることにします。


 家に戻って荷物を倉庫に置き、昼食を食べて小休止したら、今度は斡旋所によってから初級ダンジョンへ向かうことにします。


 私の現在のステータスは、


 サラサ レベル5

  体力   50

  魔力   30

  物理攻撃 8

  魔法攻撃 11

  物理防御 8

  魔法防御 11

  速さ   9

  魔法 ファイヤー レベル3

     コールド  レベル1

     転移    レベル1


となっております。


 新しくコールドが使えるようになりました。魔法の種類が増えて嬉しいです。




◇◇◇―――◇◇◇

◇◇◇―――◇◇◇



初級ダンジョン 入手アイテム名


 No.1  ゴミ

 No.2  薬草

 No.4  蜂蜜

 No.7  クッキー

 No.9  鉄のナイフ

 No.11 木の棒

 No.12 木の杖

 No.13 布の服

 No.14 皮の胸当て

 No.22 スライムの核

 No.23 魔物の肉

 No.24 魔物の骨

 No.27 折れたナイフ

 No.29 折れた棒




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