表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルミナエクリプス〜光と闇の戦士〜  作者: teamリヴィーシャ
プロローグ
1/34

第一節『時の番人』

はじめましての方ははじめまして!お久しぶりの方はお久しぶりです!今回はこの作品を読んでいただきありがとうございます!こちらは過去作『光ノ戦士ト闇ノ戦士』のリメイク版となっています。過去作を読んだ人でも読んでいない人でも楽しめるようになっております!というのも、原作者であり協力者のやしゃまる様とこれ追加してこっち持ってきてこれ書いてうんたらうんたら……とたくさんやりまして。過去作よりも長編(確定)になりました!あと、自分にしてみればリメイクしすぎてもはや新作に近いです(笑)前述の通り、色々追加やらなにやらしましたので。

まぁそんなこんな。今回も楽しく書かせていただいております!

前置きが長くなってしまいましたが、今作もよろしくお願いいたします!


ーーあら、()()来たのね?ふふ、此処に来るのも何回目かしら?貴方は此処に来るたびに新しい発見と成長をしているわ。まぁそれも、此処を出てしまえば、消えてしまうけれども……それでも、得たものは必ず貴方の糧になっているわ。()()()()の、ね。


たまに思うの。何度も繰り返して、あの子は辛くないのかしらって。だって、そうでしょう?私があの時の貴方に接触してから()()()()が出来るのはここ百年の間だけ……あの子が欲しいのは千年単位でしょう?愛しい人との一時の幸せを謳歌して、絶望を繰り返して、また同じ人生を歩む……変えようとしても変えられない辛さは、私が良くわかっているわ。だって、人の意識は、固定観念は簡単に変わらないもの。それと同じよ。しかも、()()()()しているのを忘れているのでしょ?あの子自ら生み出したモノの代償の記憶……思い出すトリガーは、絶望(大切な死)。ふふ、まさしく絶望よね。全てを思い出した時には全てが終わっているなんて……だからこそ繰り返し繰り返し行ったのでしょうけれども……そのトリガーも最近は()()()()が行われた直後から引かれるなんて、ちょっと皮肉ね。


……でも、だからって私の愛しい人をーー旦那様を殺すだなんて許さないわ。何度も何度も殺すだなんて……それこそ世界のことわりに反すると思うわ。貴方だって、愛しい人を何度も殺されて怒らずにいられるかしら?私は、無理、もう無理よ。それを知って何度此処を出ようと思ったことか……でも、出来ないから。だって此処はカミサマが作り上げた世界だもの。私の能力が此処に私を引き留めたとしても勝手になんて出れないわ。旦那様が此処に私を導いた……そう思ってしまうくらいにわね?だから私は此処で旦那様を待つのよ。ずっと、ずーっとね……あら、これじゃああの子ーー『闇の戦士』様みたいじゃない。


ふふ、あら、脱線しちゃったわ、ごめんなさい?

まぁでも……もうそれも終わりかしらね?

そろそろ……あの子の命が終わりを迎えかけているのよ。私にはわかるわ。何度も人の死を祈って、生存を祈ったんだもの。何度、()()()を行っても成功せず、命を削る……もはやきっとそれが運命だと私は思うのよ。けれど、あの子は納得しないでしょうね。だから、今回もまたカミサマを殺して愛しい人を迎えに行こうとするのでしょう。何度やっても千年前には行けないのに。一縷の希望を胸に絶望を繰り返す。例え千年前に戻ったとしても、それはあの子の本当に欲しかったものなのかしらね……あの子の愛しい人も望んでないと思うけれども。まぁ、あの子にしか分からないことね。


さぁ、そろそろ時間よ。私は、この幻の中で、時間のはざまのなかで永久に永久に待ち続けるわ。貴方の、貴方達の活躍を見ながら。あら、手を差し伸べてくれるのね?ありがとう。なら、その手は来るべき時に取りましょう。ええ、そうしましょう。だから、心置きなく行きなさい。愛しい我が子ーー『光の戦士』と『闇の戦士』。貴方達に多くの幸があらんことを。

不定期投稿になっていますので、気長に待っていただければ、と思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ