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30年前ー

当時、私は5歳だった。保育所にも行かせてもらえなかった。


「葵!明日の電気代稼いでよ!なっ?」


「オメー、酷いな!実の娘に」


「だったら、テメーが働くのか?」


「嫌だね」


「ね?葵!頑張ったら、キラキラ買ってあげるから」


「うん!葵、頑張る」


そう言うと暫くして、おじさんがやってきた。


「じゃあ、一時間10万ね」


「はい」


「あっ!挿入するなら50万だから!ちゃんと守らなかったら警察行くから!」


「わかってますよ」


「じゃあ、カメラはついてるの忘れないでね」


「はい」


そう言って、母親と父親は出て行った。


「葵ちゃん、初めまして」


「は、初めまして」


「宜しくね」


「はい」


「じゃあ、お風呂入ろうか」


「はい」


知らないおじさんに、お風呂に連れて行かれる。


「脱がせるよ」


「はい」


おじさんは、服を脱がせる。


「じゃあ、綺麗にしようね」


そう言って、大きな手が私の体を撫でていく。


「ここは、とくに洗わないとね」


「そこ、おしっこする所だから汚いもんね」


「そうだよ!よく知ってるね!じゃあ、ここは?」


「そっちは、うんちする所だからもっと汚いよ」


「そうだね」


おじさんは、私の体を綺麗に洗ってくれる。湯船にチャプンと浸かるとおじさんは、私を自分の上に座らせる。


「何か当たる」


よくわからなくて、呟いた。


「いいんだよ!気にしなくて」


そう言って、私を引き寄せる。


「葵ちゃん」


「はい」


「舌を出してごらん」


「はい」


「もっと、ベーって」


「ベー」


おじさんは、私の舌を食べるようにしていく。変な感覚が広がる。おじさんのが何か固いの。よくわからないけど、わかんないの。頭の中が、わかんないの。ただ、何か怖いの。


「良くできました」


でも、ママとパパと違って頭を撫でてくれるの!


「葵ちゃん、これ触って」


そう言って、固いそれを握らせられる。


「上手、上手」


褒められると嬉しくなって私はもっとした。湯船に何かが出たのを見つめていた。


「じゃあ、上がろうか」


「うん」


おじさんは、気にせずに体や髪を洗ってくれた。上がったら、おじさんはこう言うの!


「葵ちゃん、これをアイスみたいに食べようか」って!


「美味しいの?」


「美味しいよ」って…。


そう言われて、私はそれを口に含んだ。おじさんは、ずっと頭を撫でてくれる。


「上手だよ!上手」


そう言って、何かが口に出た。


「はかないで!ゴックンして」


そう言われて泣きながら飲み込んだ。


「かしこいね、偉いよ!おじさんもお返ししてあげる」


そう言われて、おしっこが出る場所を食べられた。


「はっ!!」胸がドッドッって早くなって目を開けた。そうだ、中身はまだ私なんだ。

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