お皿を洗う
一緒にキッチンに行く。並んでお皿を洗う。
「葵が、お皿洗って!俺が拭いていくから」
「うん」
私は、洗剤をつけてお皿を洗う。洗い終わって流していくと、千秋さんがそれを受け取ってくれて拭いていく。
「二人でやれば、早く終わるから」
ニコニコ笑いながら言ってくれてるのを見て、何て幸せなんだろうと思う。
「ありがとう」
「ううん!俺の方こそ、いつもありがとう」
「ううん」
「葵、愛してるよ」
「私もだよ」
ニコニコ笑いながら、お皿を片付けていく。
「終わったぁー!何か飲む?」
「何を?」
「温かいのいれようか?」
「何をいれてくれるの?」
「ほうじ茶とか」
「飲みたい」
「かしこまりました」
そう言って、千秋さんはほうじ茶をいれてくれる。
「二分待つんだよ」
私は、千秋さんに後ろから抱きついた。
「どうした?葵」
「千秋、愛してる」
「俺もだよ」
千秋さんは、振り向いた。
私を引き寄せて、優しくキスをしてくれる。
「ソフトなやつが好き!葵は?」
私は、キスをされて泣いていた。
「どうした?葵」
千秋さんは、涙を拭ってくれる。
「ううん」
キスって、もっと乱暴で気持ち悪いと思っていた。
「大丈夫?頭痛いとか?」
「大丈夫」
千秋さんは、私の頭を優しく撫でてくれる。やっぱり、葵さんは愛されている。勿体ない、こんな場所を手放すなんて…。
「出来たよ!ソファー行こうか」
「うん」
私は、千秋さんからほうじ茶をもらって、千秋さんはビールを取っていた。ソファーは、和室にある。そこは、ホームシアターになっている。
「ドラマ見る?」
「うん」
「今、いいとこだろ?」
「うん」
どうやら、夫婦で見ているお気に入りのドラマがあるようだった。千秋さんは、それを再生してくれて私はそれを見つめていた。
まるで、映画館のように音が包み込んでくれるのを感じる。映画館に行ったの何か、数える程だった。
「面白かった!葵どうだった?」
「面白かったよ」
ドラマの内容より、感動していた。
「やっぱり、泣いちゃった?あそこよかったもんな!わかるよ」
「うん」
泣いているのは、このホームシアターってのにだよ!凄く音に臨場感があった。
「また、来週楽しみだね」
「うん、楽しみ」
そして、こんな優しい旦那さん。本当に私は、幸せ。ずっとずっと千秋さんの妻でいたい。
「もうちょっとしたら寝ようか?」
「うん」
「明日も仕事だからね」
「うん」
「葵は、明日何するの?」
「うーん、ゆっくりする」
「そっか!いいんじゃない!ゆっくりしなよ」
千秋さんは、そう言って私の頭を撫でてくれる。飲み物を飲み終わって、私達は歯を磨いてから寝室のベッドに寝転がった。




