第五十五話 戦力外の勇者達
「えっ、えっ、本当に彼方くんなの? ちゃんと両足はついてる? まさか幽霊じゃないわよね。それに、これって私達の知っている『コンビニ』……で間違いないのよね?」
だらしなく腰を抜かして、ペタンと地面に座り込み。
スカートの中からパンツを丸見えにさせている、クラスメイトの3人組の女子達が俺に声をかけてくる。
……ああ、何だか懐かしいな。
コイツらはいっつも俺のコンビニの中で、勝手に女子会を開いて雑談ばかりしていた奴らじゃないか。
えっと、確かクラスでもやたら発言力が強くて。絶対に敵に回さない方が良い女子集団ナンバー1の――、
小笠原麻衣子。
野々原有紀。
藤枝みゆき。
――の、仲良し女子3人組だ。
俺がグランデイル王国にまだいた時は、やたらと3人で街のカフェ巡りばかりしていた印象があるな。
でもコイツらに絡まれると、いつもヤイヤイとうるさく言われて、面倒くさかったりするんだよなぁ。
「……ちょっと彼方くん! あなた本当に生きてたんじゃないー! 今まで一体どこにいたのよー!? それにこの出来損ないのプラモデルみたいにダサイ外観になってる建物は、本当にコンビニなのー?」
「なっ……!? 出来損ないのプラモデルって、それはいくら何でもあんまりじゃないかよ。俺のコンビニは、こんなにもカッコ良い進化を遂げたっていうのに……」
「もう〜そんなのはいいから、さっさとこっちに来なさいよ! 今から説教タイムよ! 彼方くんのくせに私達にもの凄〜く心配をさせるなんて。今までどこで、一体何をしていたのかを全部ここで私達に説明しなさいよっ!」
「ぜ、全部!? ここで!? いやいや、そんなの無理だって。それを全て説明していたら、軽く3時間はかかっちまうぞ! 俺だってあれから色々とあったんだからさ……」
「言い訳はしないの〜! さあ、洗いざらい全て吐きなさいよ〜! 私達がぜ〜んぶ聞いてあげるんだから!」
俺はアッという間に、3人のクラスメイト女子達に捕まって、その場で拘束をされてしまう。
左右から2人の女子に両腕を押さえられ。正面からは小笠原麻衣子に尋問をされるような形で向き合わされた。
あっ、イテテテっ!
本当にこいつらは、手加減がなさすぎるからな。
「……て、店長!! だ、大丈夫ですか!?」
コンビニの屋上から周囲を警戒していた、アイリーンが慌てて地面に降りてくる。
まさか、俺がほぼ戦闘力ゼロに近いクラスメイトの女子達に、羽交い締めにされるとは思わなかったのだろう。
アイリーンは黄金の剣を鞘から出して、その場で慌てて臨戦体制を取った。
「……アイリーン! だ、大丈夫だ! これは別に危険な事ではないんだ。ただ懐かしいクラスメイト達とそう、軽いスキンシップを取っているだけなんだよ、ハハハ。……イテテテっ!」
「はぁ〜? スキンシップぅ? 一体何なのよ、この青髪の女の子はっ! それってアニメのコスプレか何かなの? もしかして秋葉原のメイドカフェから、彼方くんがこの世界に無理矢理連れてきたりしたの?」
3人娘が俺をポンと地面に放り出して。今度は最強のコンビニ騎士であるアイリーンに絡んでいく。
アイリーンの周囲を取り囲み、まるで『お前、どこの中学出身だよ〜?』と絡む、ガラの悪い不良女子の先輩達のような雰囲気をだして凄む3人娘達。
……む、無知とは、本当に恐るべし!
お前達は今、全長50メートルを超える巨大なダンゴムシの魔物でさえも、一刀両断にしてしまう程に強い最強の騎士様に絡んでいるんだぞ!
「――て、店長……。私は一体どうすれば良いのでしょう?」
「すまない。しばらくその3人の相手をしていてくれないか。俺は他にしないといけない事があるから、本当にすまん……」
少しだけアイリーンが涙目になっていた気もするが……。今は本当にすまない。俺にはあまり遊んでいる時間は無いんだ。
俺はグランデイルでは、確か追放された無能な勇者の扱いになっているはずだ。
女王のクルセイスさんや、倉持達よりは先にこの街に辿り着いているはずだから、大丈夫だろうけれど……。グランデイル王国の騎士達に絡まれるのだけは避けたい。
この国に戻って来たら厳罰にするぞ! って俺はクルセイスさんに脅されている身分だしな。こんな街の中でグランデイル王国の騎士達と大バトルをするのはゴメンだ。
だからこれだけド派手に、グランデイルの街に堂々と侵入をした訳だけど――。
今の所、俺の作戦は上手くいっているとは思う。
街の人がこれだけ大通りに出て来ている状況じゃ、王国の騎士達も簡単には、俺に対して手を出せないだろう。
正直、王宮の中でも『コンビニの勇者』である俺にどう対処をすべきか混乱をしていて、きっと判断に迷っているだろうからな。トップのクルセイスさんや、倉持達も不在なのだから当然だと思う。
そして、もう一つ。
俺がこれだけド派手なパレードをしながら、グランデイルの街に侵入をしたのには訳がある。
「おーい、彼方ーーっ! やっぱり生きてたんだな、お前ー! いやぁ、マジで俺は嬉しいよーー!!」
3人娘の近くには、野球部の桂木真二も立っていた。
そう。グランデイル王国の城下街に住む3軍メンバー達を、一気にこの目立つパレードで通りに呼び寄せてしまおうという訳だ。
「おおっ、桂木かー! お前も本当に久しぶりだな! いやぁ、ぜんぜん変わってないじゃないか! 元気だったか?」
桂木は確か『裁縫師』の能力を持つ勇者だったよな。
運動神経が良いのに、女性と話す時だけは必ず語尾に「……っす」って言葉をつけて、腰が低い低姿勢男子をアピールをする不思議な奴だった。
俺の顔よりはマシな部類のスポーツマンのくせに、女性との接し方には、かなり気を使う奴だったのを覚えている。
「……まあ、俺はそんなに大した変化はないけどさ。お前のコンビニは、何かすっげーー変化をしてないか、それ?」
桂木が、俺の立派なコンビニ戦車を指差しながら驚いている。
ふっふっふ!
そうだろう、そうだろう。俺の立派になったコンビニを見て、存分にビックリするがいい!
俺のコンビニは、本当にめちゃくちゃ凄い進化を遂げたからな。それをこのアホギャル3人娘ときたら、出来損ないのプラモデルだとかヒドイ事を言いやがって。
これには、きっと男にしか分からないロマンがあるんだよ! ――なあ、桂木! お前にならきっと俺の気持ちが分かるだろう?
「何か戦車タイプのロボットと、巡航艦タイプの宇宙戦艦を間違えてくっ付けちゃったような……。プラモデルを作るときに、一番やっちゃいけない失敗をしたみたいに変化しちゃったよな、お前のコンビニさ……」
「ガーーーン!! お前までなんて事を言うんだよ……桂木!! まさか、お前も俺を裏切るのかよ〜〜!」
俺はクラスメイトのショックな言葉に打ちのめされる。
「いやいや、俺は正直に見た目の感想を言っただけだぜ? 何で屋上にミサイルポッドとか、機関銃みたいなのを付けてんのかな〜って。だってそれ全然コンビニの雰囲気に合ってないじゃん!」
「それはだなぁ、実用的な戦闘能力がコンビニにも必要な時が色々とあってだなぁ……」
俺と桂木がそんな細かい事で言い合いをしていると……、
ガヤガヤと他の3軍のクラスメイト達も、次々とこの場に集まって来ていた。
まあ、空からドローンで大量にビラをばら撒いたし。これだけ派手な騒ぎも起こしているんだ。
街の人達は訳が分からずに、少し距離をおいて遠くから様子見をしている感じだが……。俺の元クラスメイト達ならこうしてここに集まって来てくれるだろうと俺は思っていたぜ。
なにせ俺のコンビニは、3軍メンバー達のみんなが集う憩いの場所だったからな。
「おおっ、彼方じゃないかよ! お前、本当に生きていたのかよ〜っ!! マジで良かったよ〜!! これでまたお前のコンビニのトイレを貸してもらえるんだよな! やったぜ〜!」
「そうそう、トイレットペーパーもまた分けてくれよ〜! お前が居なくなってから、また葉っぱでケツを拭いたりしてて、何回も痔になって大変だったんだぜ!」
「えっ、彼方くん……? 良かったぁ、生きてたんだぁ!! 本当に良かったよぉ! おかえりぃ、彼方くん!」
うんうん、俺も思わずニンマリと笑みが溢れる。
こんなのちょっとだけ泣いちゃうに決まってるじゃないかよ! 本当にみんなも元気そうで良かった。
ここに集まってきたクラスメイトの人数は、全部で8人くらいか。
たしか、行方不明になったという朝霧冷夏を除けば――俺を入れて役立たずの3軍メンバーは合計10人だったと思うから、これで全員かな?
グランデイル王国の城下街の大通りで。
今は、俺達異世界の勇者だけで、まるでプチ同窓会をしているような状態だ。
流石に収拾がつかなくなってきたな……と、俺が感じていた所に救いの手が差し伸べられる。
「彼方く〜ん! やっぱり王宮の方には2軍のメンバーは誰も残っていなかったよ〜! どうやらみんな、アッサム要塞攻略作戦の予備軍として私達とは別にこの街を出発していたみたいなの〜!」
俺達のクラスの副委員長である――玉木紗希が、やって来てくれた。
「ああっ!! 副委員長もいるじゃん! どうしてここにいるんですかー?」
「ふ、副委員長じゃないっすか! お久しぶりっす!」
ワイワイガヤガヤとここに集まっている3軍のメンバー達が、副委員長の玉木を見つけて一斉に声をかける。
玉木自身は、俺とティーナが魔王の谷で暮らしている間は、グランデイル王国に戻ってきていたんだが……。
逃げ出さないようにと、倉持達に王宮にずっといるように命令をされていた為、ほとんど3軍のみんなとは交流をとれていなかったらしい。
だからみんなも玉木と会うのは、かなり久しぶりの事になる。
今回、俺がグランデイル王国に戻るにあたって、実は、玉木だけは先行してグランデイル王国の王宮に潜入をして貰っていた。
玉木が持つ『隠密』の能力があれば、姿を隠して王宮に入り込む事が出来るからな。
王宮の屋敷に残っている他の2軍メンバー達にも声をかけて、一緒に来てくれるのなら、こちら側に誘おうと俺は思っていたんだが……。
「うん。私達、アッサム要塞攻略に参加したメンバーの宿舎には2軍のみんなはいなかったから……。きっと後から王国を出発して、どこかの街に全員滞在をしているんだと思うの」
玉木が、下を向いて残念そうにそう話す。
そうか。他の2軍メンバー達は今、王宮にいないのか。
まあ役に立つメンツだから、補助用員として連れて行こうという事なのだと思うし。倉持達に何かをされてしまうという事はないとは思うけれど、何となく不安だな……。
でも今この瞬間に、このグランデイル王国にいないのなら連絡を取りようがない。ここは仕方ないけど2軍メンバーに関しては、一緒に連れて行くのを諦めるしかないだろう。
俺と玉木が今後の方針を打ち合わせしている間にも、特に3人娘を中心とした3軍のクラスメイト達が、ワイワイと俺達に質問攻めをしてくる。
みんなにとっては、今までずっとこのグランデイルの城下街で退屈に過ごしてきたんだものな。
外の世界でどんな事が起きていて、倉持や金森達が何をしでかしてきたかなんて何も知らない訳だ。
懐かしい仲間達が帰ってきて、久しぶりにみんなが揃ったのだから騒ぎたいって気持ちになるのも分からなくはない。
でも、今はそんなに悠長に構えている時間はないんだ。
みんなすまないな。
「みんな〜〜、ちょっと聞いて〜〜! 実は、みんなに話さないといけない事があるの〜!」
玉木がここに集まるクラスメイト達全員に向けて、大声をあげる。
……うん。
やっぱり玉木はうちのクラスの副委員長だな。
みんなに向けて呼びかけるのも得意だし。それを聞いたクラスのみんなも、副委員長である玉木を信頼しているからちゃんと素直に従ってくれる。
口下手な俺が説明をすると、たぶん上手に話せなかったと思うから本当に助かった。
玉木は、俺がグランデイル王国を追放される事になった経緯と――倉持達が暴走をして、好き勝手にこの王国を牛耳っていた事。
そしてその後、俺のコンビニが急成長を遂げて今回のアッサム要塞攻略戦でも大活躍をした事や。玉木がグランデイルから逃げないようにと、ここに住む3軍のみんなが実質、倉持達に人質のように扱われていた事などを丁寧にみんなに伝えていく。
玉木の話を聞いていたみんなは、最初のお祭りモードのような明るさがどんどんと冷めていき……。今は全員、深刻そうな表情を浮かべるて玉木の説明に聞き入っていた。
「委員長の奴……! そんなに好き勝手な事をしていたのかよ……! マジで許せないな!」
「本当に彼方くんに対する扱い酷すぎなんじゃない? 私達の事も、副委員長をここに縛り付ける為の人質として扱うなんて……本当に頭にくるわね!」
3軍のみんなが口々に、倉持や金森達を糾弾する言葉を叫ぶ。
元々、ここにいるみんなは自分達がずっと蚊帳の外に置かれている現状に不満を持っていた。
王宮の屋敷に住む他のクラスメイト達と違い、ただ街に放り出されただけの状態でここまでずっと不便な生活をしてきていたのだ。
女王の婚約者として好き勝手に振る舞っていた倉持への反感は、元々3軍のみんなにはかなり強かった。
「アッサム要塞で、倉持達より目立つ行動をしてしまった俺のコンビニには、これまで以上にアイツらが執拗な嫌がらせをしかけてくる可能性がある。だから俺達と一緒に来ても……みんなが危険な目に合ってしまう可能性もいっぱいあるんだ。それでもみんながもし大丈夫なら、俺と一緒にこの街から逃げ出そう!」
俺は玉木の言葉に付け足すように、みんなに向けて大声で呼びかける。
「まあ、そんな事態になっているのなら……俺らがここに残っている事の方がもっと危険なんじゃないのか? だってまた副委員長の時のように人質として扱われたり、下手をすると見せしめにこの街から追放されたりする可能性だってあるんだろう?」
「そうよそうよ! こんなつまらない街で一生を過ごして終わるくらいなら、私達で委員長より先に魔王を倒してやりましょうよ! 例え死んだって私は全然後悔はしないわ! 何も知らされずに、こんな所で一生飼い殺しにされる方がずっと辛いもの!」
3人娘達も、俺や玉木の言葉に賛同をしてくれた。
見渡す限り、ここにいる全員がグランデイルの街から脱出をする計画に賛成してくれている……って感じかな?
「彼方、悪い……。俺もこの街からみんなと一緒に出て行くのは賛成なんだけど、少しだけ時間をくれないか? 俺、街の洋服屋でずっとお世話になっていたから、最後に店のみんなにお別れの挨拶だけはしておきたいんだ!」
「ああ、それはもちろん大丈夫だ! みんなも桂木と同じでお世話になっている人達がいるのなら、最後のお別れの挨拶をしてきて欲しい。もしかしたら、もうこの街にはもう2度と戻って来れない可能性があるからな」
俺と桂木の話を聞いた、他のみんなが顔を見合わせながら考え始める。
『裁縫師』の能力を活かして、街の洋服屋でお世話になっていた桂木のように。みんなもそれぞれに、この街でお世話になっていた人がいるはずだからな。
「別に私達は、誰のお世話にもなっていないわよね〜! いつも宿屋で寝泊まりをしていたし、街の喫茶店に入り浸ってばかりいたしね〜!」
「……あっ、私はパン屋のイケメン主人に挨拶をしてこないと! だって悲しい運命のお別れの後には、次に再会をした時に恋が芽生える確率が上がるってよく言うじゃない!」
「あーっ、ズルいズルいーッ! それなら私だって、パン屋のあのイケメンに声をかけに行きたいよー! ねえ、待ってよー!」
結局、何だかんだで……。
全員がもう一度コンビニの前に集まってくるには……1時間くらいの時間がかかった。
それぞれがこの街に残していく人々に。最後のお別れを告げに行って、それを終えて来たらしい。
その間、グランデイル王国の騎士達が俺のコンビニを取り囲むという事は全くなかった。
うーん。一体どうしちゃったんだろうな?
いくら何でもあまりに無防備すぎるというか。まあ、俺としては無駄に攻撃をされなくて、助かってはいるんだけど。
「よーし! じゃあ出発をするぞー!! みんなー! 俺のコンビニに乗ってくれー!」
俺と玉木に誘導されて、ざわざわとコンビニの店内に入って行く3軍のクラスメイト達。
その人数は全部で8人。能力は様々だが、みんなが何かしらの特殊な能力を持った異世界の勇者達だ。
「うおおおおぉぉっーー!!! 何だよコレーーー!!! めっちゃ商品増えてるじゃないかよ!!!」
「きゃあああああああっっ!! 何コレ、何コレーー! チーズケーキやチョコレートケーキもあるじゃないっ! スナック菓子や、カフェオレもあるーーっ!」
「す、凄〜〜い!! ワンピースやコートにマフラーまで置いてあるわ〜〜! ここは何て楽園なのよ〜! 私、東京ネズミーランドに初めて入った時よりも今……テンション爆上がりになってるんだけど〜〜!!」
俺のコンビニに入った、みんなが一斉に騒ぎ出す。
俺のコンビニの品揃えは、今や本家のコンビニに近いくらい凄い事になっているからな。
やばっ……!
いくら俺のコンビニが割と広い方だと言っても、これだけ騒がしい連中が一斉に乗り込んでくると、何だか急に狭く感じるな。
「か、彼方様……。何だか、コンビニの中がとっても賑やかになりましたね」
「ま、まあな……! でもみんな気のいい連中だから、ティーナもすぐに慣れると思うよ」
俺とティーナは、コンビニの中で騒ぎまくるクラスメイト達を見つめながら苦笑するしかない。魔王の谷の底で、ティーナと2人きりで過ごしていたあのコンビニが……。
今や、こんなにも賑やかな大所帯になってしまうなんて、あの時には思いもしなかったからな。
まあ、何はともあれだ。
クラスのみんなを乗せた俺のコンビニは、新しい土地に向けて旅立つ事になった。
グランデイル王国から遠く離れた新天地へと、これから俺達は向かって行く。
そこでは、今までよりも少しは安全に過ごせる事を願うしかないな。お願いだから、妖怪サイコパスコンビが追ってくるとかはもう勘弁してくれよな。
俺は目をつぶって。静かに心の中でそう祈り続ける事にする。




