第四百七十二話 禁断の地の軍勢の再侵攻
「えっ、レイチェルさん……? 朝霧の力を借りてコンビニの大魔王と戦えって、俺は一体、どうすればいいんですか……!?」
””スドドドーーーーーン!!!””
凄まじい爆音が外から鳴り響き、その振動に驚いた俺は思わず手元にあるノートパソコンの画面を閉じてしまった。
レイチェルさんの伝えてくれた、最後の言葉の意味は気になったけど……。俺はいったん外の様子を確認する為に、コンビニ支店の外に出る事にする。
「これは……!? もう、巨大コンビニ要塞から出撃した軍勢がここに押し寄せてきたのかよ……!」
コンビニ支店の周囲に押し寄せて来ていたのは、上半身が人間の形で、下半身には馬の4本脚が付いている『ケンタウロス』の形をした黒い新型の機械兵達だった。
どうやら北の禁断の地の軍勢の先遣部隊が、もうここまで攻め寄せて来ているらしい。
ぐずぐず時間をかけていたら、すぐに敵の本体がここに来てしまうだろう。だから急いで敵を迎撃する為の態勢を整えないといけなかった。
「彼方く〜〜ん!!」
「彼方様、大丈夫ですか?」」
ティーナと玉木が手を振りながら、俺のいる場所にやって来た。その後ろにはクラスメイトのみんなの姿もあって、コンビニ支店の近くにいた敵のケンタウロス兵達は、『剣術使い』の雪咲が神速の剣技で全て華麗に仕留めてくれた。
「みんな……! 来てくれたのかよ!」
グランデイル王都の周辺にバラバラに散っていたはずのクラスメイト達が今、全員俺の目の前に集結している。
そう……ここにはコンビニチームが現在持つ、最大戦力の異世界の勇者達全員が勢揃いしていた。
「彼方様! 敵の先発隊はカルタロス王国軍が食い止めてくれるそうです。サステリア様が最前線で指揮をとって下さっていますので、しばらく時間が稼げると思います」
目の前にまで駆けつけたティーナが、そう俺に知らせてくれた。
サステリアさんの率いるカルタロス軍と、王都の周辺に待機していたグランデイル軍も敵の迎撃に協力してくれているらしい。
ついこの前まで、クルセイスの指揮するグランデイル王国と世界各国は戦争をしていた事を考えると。
カルタロス王国軍とグランデイル軍が共闘して、一緒に敵と戦っているなんてマジで胸熱展開過ぎて、思わず魂が揺さぶられそうになるけど……。
今はそれに見惚れているような時間は無いからな、すぐにみんなと作戦会議を始めよう!
コンビニ支店を急いで収納した俺は、見晴らしの良い丘の上に移動して全員を集合させる。
そこでグランデイル王都付近に結集した異世界の勇者達による、臨時作戦会議を開催する事にした。
「――みんな聞いてくれ! 敵の巨大コンビニ要塞はおそらく、グランデイル王都を目指して攻めてくると思う!」
「それじゃあ、私達も王都の中に篭って敵と戦うの〜? 彼方くん〜?」
玉木がみんなを代表して、俺に問いかけてくる。
「……いや、それは今回はまずいと思う。巨大コンビニ要塞が放つビーム砲は、王都の3分の1の敷地面積を一気に吹き飛ばすくらいに強力な破壊兵器だ。みんなで王都の中に篭っていると、全滅させられてしまう可能性があるからな」
「じゃあ今回は、王都には入らずに。その周辺のエリアに潜んで敵を迎え討つ……って訳なのね、彼方くん?」
玉木に続いて、俺達の中の唯一の参謀役である紗和乃がそう尋ねてきた。
「ああ、それしか無いと思う。前回、カディナの街に進撃してきた巨大コンビニ要塞を食い止めた時と同じだ。基本戦略は森の中に敵を引きずり込み、俺達はアイドルの野々原の張ってくれる結界の中で敵を迎え討つ。味方へのバフと、敵へのデバフの両方の効果のある結界の中なら安全が確保できるからな」
俺はここに集まってくれたみんなに、森の中でアイドルの野々原を守りつつ。
敵をアイドルステージの結界の中に引き寄せて迎撃する、基本戦略を取るようにと説明する。
幸いにもグランデイル王都の中には、非戦闘員である街の住民達は今は誰もいないし。中にいるのは女神教の正規軍だけだからな。
そして今頃は、女神アスティアが王城の地下で異世界に渡る為の儀式を行っているはず。だからそれが終わるまでは、女神教の軍隊は死にもの狂いで王都を守ろうとするはずだ。
女神教に所属する不老の魔女達も、女神が儀式をしている王都にみすみす敵の巨大コンビニ要塞を近づけさせたりはしないだろう。
だから敵の本体が王都に接近する前に、巨大コンビニ要塞に対して攻撃を仕掛けるに違いない。
そのタイミングで西側の森の中に潜んだ俺達が、背後から飛び出し。女神教の軍隊と戦っている巨大コンビニ要塞を急襲出来れば、女神教の軍隊と一緒に敵を挟み討ちにする事も出来るかもしれない。
「なるほど。流石は、彼方くんね! それは良いアイデアだと思うわ。女神教の魔女達は一人一人が『魔王』に匹敵するくらいに強いのでしょう? なら、私達の攻撃と連動出来れば理想的な挟撃作戦が取れそうね」
参謀役の紗和乃から、お墨付きを貰えたのなら幸いだ。
みんなの顔にもやる気が満ち溢れていて、コンビニチーム全体の士気は、もの凄く高まっているのが俺にも感じられた。
……けれど、そんなやる気にみなぎった作戦会議の最中だというのに。
実は俺の心の中は極度の不安と緊張で、精神がはち切れそうになっていた。
もちろん、そんな素ぶりは絶対にみんなの前では見せられないけどな。
それは例え女神教の魔女達と共闘が出来たとしても、やはりこちら側の戦力が圧倒的に足りていないのは明らかだったからだ。
正直、今は少数の敵の先遣部隊がまばらに押し寄せて来ているくらいだから耐えられるけど。無限に新型のコンビニガード兵を量産出来る巨大コンビニ要塞が本気を出したら、俺達には到底その猛攻を防ぎきる事は出来ない。
前回はこちら側の陣営に、同じく無限に『銀色の狼』を召喚して、敵と最前線で戦ってくれていた動物園の魔王の冬馬このはがいてくれたからこそ、俺達は敵と対等に戦えていたんだ。
でも……その肝心なマコマコとククリアの2人は現在、完全に消息不明となっていた。
「……誰か、この中でマコマコとククリアの2人の姿を見た人はいるのか?」
俺からの問いかけに対して、みんなは一斉に顔を見合わせて。そして全員が同時に首を横に振った。
動物園の魔王であるマコマコこと、冬馬このは。
そしてドリシア王国の女王でもある、ククリアの2人は……巨大コンビニ要塞をカディナの街から遠ざけた戦いの後――。
なぜか2人揃って消息不明となっていて、誰も彼女達の姿を目撃した者はいなかった。
本当にマコマコ達は、一体どこに行ってしまったのだろうか?
もしかしたらマコマコは、前回の戦いでエネルギーを消耗し過ぎて。どこか遠くの場所で体を休めているのだろうか? それに付き添う為に、ククリアも一緒に姿を消しているという事もあり得るのかもしれない。
今回の戦いで、もしもマコマコからの支援が無いのだとしたら……。俺達だけの戦力では到底、敵の大攻勢を防ぎきる事は出来ない。だから最初から、絶望的なまでに不利な状況下での戦闘を強いられる事が予想された。
味方の犠牲を最小限に抑える為にも、今回は敵の本体がグランデイル王都に最接近する前に、こちらから出向いて決着をつけないといけないのは間違いない。
それには敵の巨大コンビニ要塞に、再び俺が空から乗り込み。総大将のレイチェルを真っ先に仕留めないといけないだろう。
前回は、ブラックメタリック装甲に変化した巨大コンビニ要塞の中に侵入する事も出来なかったというのに……。もしもまた敵のレイチェルに、巨大コンビニの中に篭られてしまったら。
こちらの全ての反撃作戦が、無駄に終わってしまう可能性だってある。
正直、コンビニ要塞の中に侵入する方法はまだ何も分かっていないけれど。それでも俺達が生き残る為の戦術方法が、それしか残されていないのは確かだった。
「……みんな。今回はかなり厳しい戦いになりそうだから、しっかりと心の準備をしておいてね! 敵の地上部隊の攻撃は私達が食い止めておくから、彼方くんはちゃんとラスボスを仕留める事だけに集中してね!」
紗和乃が激励の意味も込めて、みんなに気合いの言葉をかける。
「うん。ここまで来たんだから、最後までやってやるしかないじゃん〜!」
「おう、ここまでみんなで生き残ってきたんだ。最後には必ず勝利して、みんなでコンビニ共和国に帰還しようぜ。俺も嫁のルリリアに胸を張って会いに行きたいしな!」
紗和乃や野々原、そして杉田が大きな声を上げて音頭を取り。みんなが口々に声を出してやる気を盛り上げる。
そんな頼もしくて温かい仲間達のいる光景を見て。俺はゆっくりとした声で、みんなに……今の正直な俺の想いを告げる事にした。
「みんなに、一つだけ言いたい事がある。正直……ここにいる全員が誰一人として死なないように、と言いたい所なんだけど……。きっとこの最後の戦いで、死亡するメンバーは必ず出てしまうと思う。それも一人や二人じゃなく、下手をしたらこの中で最終決戦を生き残れるのは半数にも満たないかもしれない」
せっかくやる気を出し合って、盛り上がっていた所に。いきなり俺がネガティブな発言をするものだから、ここに集まっているみんなの顔色が一斉に曇った。
不安そうな顔色を浮かべているみんなの顔を見回しながら、それでも俺はどうしても伝えたかった事を言葉にしてみんなに発信する事にする。
「でも、だからこそ……! みんなには『命をかけて』とかじゃなくてさ。少しでもピンチになったら、全速力で逃げて。自分が最後まで生き残る事を最優先にして戦って欲しいんだ。結果として全てが終わった時に、みんなが生き延びる事が出来ていたのなら。その時は俺達がきっと、大勝利をしている時だろうからな!」
俺は苦笑しながらも、その事をちゃんとみんなに告げられて満足する。
コンビニチームの、そしてこの中にも沢山いる元3軍の勇者メンバーの基本戦術はそう……『逃げて上手く立ち回る事』なんだ。
強大な敵を目の前にして『ヤベっ……!』と思ったら。すぐに逃げてくれて構わない。
むしろ立派に最後まで戦って、戦場のどこかに死体になって転がっている姿を後で見せられるくらいなら。
どこかの岩陰に隠れて、モグラみたいにじ〜〜っと地中に隠れ潜んで最後に『うひぃ〜! ギリギリ生き残れてマジで助かったぜ〜!』って、俺に笑いながら声をかけてきてくれた方が100倍は嬉しい。
無理なく戦う。そして気付いたらみんな生き残っていた。それが俺達の理想型の戦い方なんだ。
だから……マジで、ここにいるみんなには何としても生き延びて欲しいと俺は心から願っている。
そんな俺からの熱いお願いを聞いた、みんなの反応はというと――。
「うん。了解よ〜! みんな〜! 彼方くんの発案した『ナイスな作戦』を聞いたでしょう? ちゃんと戦って、そしてピンチになったら全力で戦場を逃げ回ろうね〜!」
「アハハ、そんなの当たり前じゃん〜! 3軍の勇者のモットーは、人生をとことん最後まで楽しむ事なんだから! 死んじゃったら、美味しいケーキの食べれるカフェに行けなくなっちゃうじゃん〜!」
「そうよねー。まだ、日本に帰れる可能性だって私は全然諦めて無いしー。推しのアイドルが東京ドーム公演をするくらいに成長しているのかどうかを、ちゃんと死ぬまでに見届けてあげたいものねー!」
みんなは口々に、生き残った後の希望や願望を言葉にして盛り上がり始めた。
うん。それで良いと思う。何だかんだで、ちゃっかり最後まで生き延びてさ。そして全員で楽しくどんちゃん騒ぎをして盛り上がれるのが俺達3軍の勇者のモットーだし。今のコンビニチームには、その方が似合ってるいると思うからな。
全てが終わったら、祝勝会の宴をみんなで開こう!
もちろん宴に出される食事は全て『コンビニ食品』のフルコースになる予定だけどな。
俺達は全員がハイテンションのまま、お互いの手を重ね合わせるようにして大きな円陣を組む事にした。
「よーし! ここに居ないクラスメイトの勇者達の分まで、ちゃんと最後まで生き残ってやろうぜ! みんな、きっちりとしぶとく生き延びてくれよな!」
「了解よ! そういえば……彼方くん? 確か彼方くんの所には、いつも朝霧さんがこっそりと陰から支援に来てくれていたんでしょう? 今回も朝霧さんは、応援に駆けつけてくれるのかしら?」
横から小声で紗和乃が、不意に俺にそう尋ねてきた。
「――えっ? いや、朝霧は多分もう……俺の所には来てくれないんだ……」
俺は出来るだけ無表情で、紗和乃に返答をしたつもりだったけど……。
俺の小さな返事を聞いた紗和乃は、何かを察したらしく。『そう……』と同じく小さく返事をして。それ以上は何も追求してこなかった。
実は俺は、レイチェルさんから最後に聞いた言葉の事もあって。この会議の間にも、何度も心の中で朝霧に向けて呼びかけていた。
でも、それがまるで当然であるかのように。朝霧からの返答は全く返ってこない。
今までだって、朝霧は俺が呼びかけたら目の前に出てきてくれるような奴では無かった。だから当然なのかもしれないけれど……。
これほど大きな戦いが目の前に控えているというのに、朝霧から『仮想夢』を全く見せて貰えなかったというのは、俺にとっては不安要素でしかない。
先の未来を知っていたからこそ、そして未来に訪れる危機を知っていたからこそ、俺は今まで強敵と戦っても味方に犠牲を出す事なくやってこれたんだ。
それなのにどうして俺の朝霧冷夏は今回、何も俺に声をかけてきてくれないんだよ!
どうして、俺の前に姿を現してくれないんだ……。
俺はお前がいないと、みんなの命を守り切れるかどうかも怪しい、心の弱い勇者だというのに……!
俺は心の中の動揺を押さえ込む為に、一度だけ大きな深呼吸をする。
そして、未来への不安をかき消すように。
改めてここにいる全員に向けて大声で呼びかけた。
「よーし、みんな行動開始するぞッ! 敵のボスは必ず俺が仕留めてくるから、ラストに開かれるコンビニ祝勝会にちゃんと全員出席するようにしてくれよな!」
『『おおーーーーっ!!!』』
作戦を会議を終えた俺は、クラスのみんなと一緒に王都の西側のソラディスの森に向けて走りだす。
俺達はまずコンビニ支店を複数用意して、それらを分散させた位置に設置して、周囲の木々の中に紛れこませるようにして隠した。
森の中に隠したコンビニ支店からは、出来るだけ多くのコンビニガード兵と、ロボットクリーナー兵。そして空中ドローン部隊を量産して大量出撃させる。
まだレベル低い俺のコンビニからじゃ、せいぜい数千体の兵隊を外に繰り出すのがやっとだけど。
それでも味方の戦力を増強するには、どうしてもロボット兵達の戦力が必要になるだろう。
もちろん何十万という機械の兵隊を、一気に出現させて押し寄せてくる巨大コンビニには到底及ばないけれど。少しでもこの場にいる味方の助けになるように、コンビニ支店からはコンビニガードの部隊をフル稼働で出撃させ続ける必要がある。
そしてアイドルの野々原には、ソラディスの森の中に潜んで歌い続けて貰う。
野々原の場所はバレないように、クラスのみんなには野々原を守りながら戦って貰う事になるけど。唯一の安全ゾーンを作り出せるのは、アイドルの野々原だけだからな。
だから何としても野々原を守りながら戦い抜くのが、俺達の基本戦略になりそうだ。
逆を言えば、アイドル野々原の歌声が戦場から聞こえなくなったら……それは俺達の負けを意味する。
敵の大軍が押し寄せて来たら、カルタロス王国軍も、グランデイル軍もひとたまりもないだろうからな。味方が全滅しない為にも、ソラディスの森の中を最終防衛ラインにして戦線だけは維持し続けないといけない。
「彼方様、グランデイル軍とカルタロス王国軍は王都の南に陣を配置して貰いました。王都付近の戦場を突破して、周辺の村や街に敵が押し寄せないように防衛ラインを張って貰っています!」
「助かるよ、ティーナ! 基本は俺達異世界の勇者と、女神教の魔女達が敵と戦う事になるだろうけれど。無限に繰り出してくる敵の兵隊が、他の街に襲いかかったら大変だからな。周囲に防衛ラインを張ってくれるのはマジで助かるよ!」
ティーナは、俺に褒められてニコッと天使の笑顔で微笑んでくれた。
「……って、アレ? ティーナは俺達のそばにいて平気なのか? グランデイルの新女王様なのに、まさか最前線の戦場で一緒に戦うつもりなのか?」
俺は不安そうに、ティーナにそう問いかけると。
ティーナは眩しいくらいの笑顔を見せて、俺にいつもの天使の微笑みをみせてくれた。
「何を言ってるんですか、彼方様! 私は万能メイド兼、彼方様の姉と妹と母親の役もこなしつつ、最強のボディガードでもあり、公式な婚約者でもあり、彼方様が悶々とした時の性欲のはけ口役でもある、万能ヒロインなんですよ? だからもちろん最終決戦は彼方様のお側にいさせて貰いますからね!」
さ、流石は……ティーナさんだ……。
いつもの事だけど。まだ一度も実行した事が無いから、その公式のプロフィールにちょいちょい入ってくる『性欲のはけ口』って役割は除外しといて欲しいんですけど……。
でも、まぁいっか!
いうも通りのティーナさんの天使の笑顔が見れて。俺の中の勇気は100万倍に膨れ上がったからな。
ティーナの笑顔をこれからも絶やさない為にも、俺は絶対に最後のバトルを勝ち抜いてみせると、改めてそう強く心に誓う事にした。
「彼方くん、上空にアパッチヘリの大群が来ているわ! きっと敵の先発部隊ね!」
先頭を走る紗和乃が、大声で俺に呼びかけてくる。
「よーし、紗和乃! 遠慮は要らないぞ! お前の力で徹底的にぶちのめしてやっていいからなッ!」
「了解よーー! 私に任せなさい!!」
『狙撃手』の勇者である紗和乃が、大空に向けて一本の光の矢を放った。
空に放たれた光の矢は、空中で大きな白い光を放ち。そして降り注ぐ光の雨のように、無数の光線へと変化して周囲に拡散して飛び散っていく。
そして、しばらくすると――。
””ズドドドドドーーーーーーン!!!””
激しく轟音を鳴り響かせて、ソラディスの森の上空に飛んできた敵の黒いアパッチヘリの部隊を一気に100機以上も同時に撃墜してみせた。
その無数の爆発音が、俺達にとって最後の戦いの火蓋を切る――。
コンビニの大魔王が率いる、巨大コンビニ要塞の軍勢とのラストバトルの開戦を告げる開始音となった。




