第三話 理想とは違う本当の異世界生活
俺達がこの異世界に召喚された日から――。
おおよそ、1ヶ月の月日が経過した。
異世界の魔王は勇者に倒される事なく……未だに健在だ。
魔王の創り出した魔物達は、依然としてその数を増やし続け。この世界に脅威と憎悪をばら撒き続けているという。つまりは勇者召喚の日から、目立った進展は何も無い状態だな。
そんでもって、俺達――。
異世界から召喚された勇者様御一行の、現在の状況はというと……。
「彼方ーーっ! 今日もお前のコンビニに遊びに来たぜ! トイレ貸してくれよーっ!」
「はいはい、トイレなら店の奥にあるから勝手に使ってくれ。ただ、今は4人待ちの状態だけどなー」
「えええっ!? そんなぁぁ! 何でそんなにトイレが混んでるんだよぉぉ。俺、もうウンチ我慢出来そうにないんだよぉぉ! 彼方〜、何とかしてくれよ〜!」
「ハァ〜!? そんな事、俺が知るかよっ! それなら自分の家のトイレで済ましてくればいいだろ! 俺のコンビニの中で漏らすのだけは絶対に許さないからな!」
俺のコンビニは今、現在――。
チート能力を持った異世界人。それも俺のクラスメイトである元2年3組の奴ら限定で、毎日大盛況だ。
連日10人近い人数が、この狭いコンビニの中でワサワサとひしめき合っている。
店内の床に勝手にシートを敷いて寝そべる奴。
手作りのトランプで、ババ抜きを始める奴。
空のペットボトルを並べて、大きなピラミッドの形を作ろうとする奴。
まあ、要するにここにいる奴ら全員が暇人だな。
そんな暇人達が、クーラー完備のこの快適なコンビニの中に集まり。毎日まったりと自由な時間をそれぞれに過ごしている。
「でさ~、聞いてよ~! 昨日は街の大通りで『パノップ』って言う黄色い果物を食べてみたんだけどさぁ」
「……うんうん、どうだったの?」
「それがなんとね〜! 味がバナナにそっくりだったのよ~! 見た目もけっこう似てたし~!」
「えー、本当ー!? 私もそれ食べてみたーい! ねえねえ、今度一緒に行こうよ! 私、大通りの奥にお洒落なカフェも見つけたから、そこも寄ってみようよー!」
コンビニの中から聞こえてくる、複数の女子達の黄色い雑談声。
俺のコンビニで女子会を始めんなよ! ……って、ついツッコミの一つも入れたくなっちまう。
「……ねえ、彼方くん? このコンビニ、もっと漫画とか雑誌とかも置いてないの? 普通、コンビニってそういう物も沢山扱っているでしょう?」
「そうだよねー! 私、毎週コンビニで立ち読みしてたファッション誌があるから、こっちでもそれを読みたいんですけどー?」
「ホントに、おにぎりとお茶のペッドボトルだけしか置いてないコンビニなんて存在意義あるの〜? って感じじゃ〜ん!」
こ、こいつ等……。
俺の額に浮かび上がる無数の太い青筋。
バカ女達には見えない様に、それを俺は必死に手で隠す。
「あのなぁ。俺のコンビニじゃそういうのはまだ置いてないんだよ。あるのは鮭と昆布おにぎりだけ。後はお茶のペットボトルだけなんだ。申し訳ないけど、今はそれで満足をしてくれよ」
「えーっ、やだぁやだぁ! 私、雑誌が読みたいよー!」
「まったく、ホントに役に立たないコンビニよね〜!」
「今時おにぎり2個とお茶しか商品がないとか。そんなんじゃ現代の苛烈なコンビニ生存競争を勝ち残れないわよ? 早く他の商品も仕入れを出来るようにしておきなさいよね!」
そして再び俺を無視して、女子トークに夢中になるアホ女ども。
………………。
――うおおおおぉぉっ!! お前ら一体、何様なんだよおおぉぉ!! じゃあ、俺のコンビニから今すぐ出て行けやああぁっ!!
無料で俺のコンビニのクーラーに当たって、毎日快適に過ごしている癖に! 文句があるのならさっさと出ていって、水洗設備の無い異世界のボットン便所で、野生の猿みたいに野糞でもしてこいよっ!!
そんでもって、トイレットペーパーも何もない環境で、落ち葉でも拾って、それでケツを思いっきり拭くがいいぜ!
そうすれば尻が傷だらけのイボ痔になって、プギャーだ! 彼氏と海に行く時、水着が恥ずかしくてもう着られないような哀れな尻になって、ロマンチックな思い出が作れない悲惨な夏を永遠に過ごすがいいっ!
――はっはっは、ざまああああぁ! 今後、Tバックみたいなセクシー水着を一生着られると思うなよ? ブツブツなケツを見るたびに、俺のコンビニのトイレがいかにありがたい存在なのかを心底思い知るんだな! マジでお前らの今後の人生全てがプギャーだぜ! ざまあみろっ、このクソビッチどもがああぁぁっ!
――――――。
……なーんてね。
そんな怒鳴り声を上げる勇気は、もちろん俺には有りませんよ。ええ、ええ、そうですとも。
クラス内イケメンカースト低順位の俺が、クラスのギャル女達相手に、意見なんて出来る訳ないじゃないっすか〜。
あっはっは〜、それ常識〜〜! どんだけ〜〜!
なのでここは、ひたすら我慢する事にしよう。
「……あははは〜。ごめんね〜! まあ、どうすればコンビニの商品が増えるのかは、俺も色々と調べておくからさ。それまでは、ここにある物で我慢してくれよ〜! ホントにごめんね〜♪」
そう言い残して、ご主人様達に爽やかに愛想笑いを浮かべる忠犬アピール全開の俺。くーん。くーん。
――うん。
今日も笑顔で、ニッコリな日常生活を心掛ける事にしよう。
「まあ、彼方くんだしね〜。大丈夫、大丈夫。最初から全然期待なんてしてないから。もし何か商品が増えたら、私達に教えてくれればいいよ。でさ〜〜、聞いてよ〜……!」
俺の方に向き直る事もなく言い捨て、再び黄色い雑談話で盛り上がるギャル女子達。
クラスの女子集団には、決して嫌われない事。
これが非モテ男子のクラス内での、生き残り術ってもんだ。俺にとっては苛烈なコンビニ生存競争より、そっちを生き抜く方が遥かに大事なんでね。
まあ、それにしても……。
「――ハァ……」
なんて言うか。
俺のコンビニって、今日も平和だよな。
何だかんだでみんな楽しそうだし。
いや、良いことなんだぜ? 俺のコンビニが平和って事はさ。
俺だってみんなとのんびり過ごせる方が助かる。1人きり寂しく過ごしてる方が辛いしな。
見知らぬ異世界で一人ぼっちなんて、それこそ地獄だろ。同じ文化と価値観を共有出来る、クラスの仲間達と一緒にいられる方がやっぱり心強いに決まってる。
俺は今日も変わらずコンビニの奥で、好物の鮭おにぎりを食べていた。
今や俺のコンビニは完全に、街に放り出されたクラスメイト達。魔王との戦いには役に立たないと判断された3軍メンバー達が、井戸端会議をする溜まり場と化している。
ずばり、結論から言うとだ。
街に放り出された3軍メンバー達は、全員ホームシックになってしまったらしい。
特に王宮に残っている選抜組とは違って、何もやることがない、暇な俺達3軍メンバー。
ただ街に放流されただけの俺達は、まあ、それぞれに今は自分の住まいを確保している訳なんだが。いつ頃からかこうして同郷の仲間を求めて。毎日、俺のコンビニに集まるようになっていた。
親元や家族から離れて、文化も全く違う異世界での強制1人暮らし。
本当に帰れるのかどうかもよく分からない不安の中。元の世界の雰囲気が唯一感じられる俺のコンビニが、みんなの心の拠り所になってしまうのも、しょうがないのかもしれない。
「まあ、こればっかりはどうしようもないよなぁ……」
正直な所、街にいても俺達は本当にやることが何も無い。
何もやることが無いのなら、後はどうやって暇を潰すかって話になる訳で。そんでもって、俺のコンビニが丁度いい集合場所になるのも、ある意味必然った。
……ただ。
そんなのんびりとした生活を、まったりと過ごし続けている俺でも。
ちょっとだけ、心配をしている事もある。
――ピンポーン。
「おい~っす、彼方~! 王宮暮らしをしている2軍の俺様が、街で地味な暮らしをしているお前等3軍の生活を今日も慰めに来てやったぜ〜! へっへっへ〜、感謝しろよなぁ〜!」
コンビニの入場音とともに、自動ドアからゆっくりと中に入ってきたのは2軍メンバーの川崎だ。
コンビニ内でたむろする俺達をぐるりと見回した後で、川崎はビシッと親指を立ててくる。
ハァ〜っと、俺は大きく嘆息をこぼす。
「……ハイハイ。悪口を言うのなら、もう二度と俺のコンビニのトイレは貸してやらないぞ。さあ、さっさと王宮にでも何でも帰ってくれ。そんでもって、そこの石のトイレで小さい穴にウンコを落として、硬い葉っぱでケツでも拭きながら毎日夜泣きして過ごせばいいさ。お前はそれで良いんだな?」
「ウソっっ、ウソっっ!! もちろん冗談だよぅ! 彼方くぅ~ん、お願いだよ~! 今日もボクにコンビニのトイレを貸してよ~! ついでにトイレットペーパーも、またたくさん分けてくれると嬉しいんだけど。いいかなぁ?」
2軍メンバーとして、王宮で贅沢な暮らしをしているクラスメイトの川崎亮が、俺にねだるように腰をクネクネさせながら懇願してくる。
学校では相撲部に所属している川崎。その体はだいぶ肥満気味で、見た目もかなり巨漢な男だ。
その腰周りの脂肪部分をリズミカルに波打たせ、ペチペチと肉をぶつけ合う謎の効果音を奏でながら、何度も俺に頭を下げながらその場でくるくると踊り出す。
まったく……。
また、その謎の腰クネクネダンスか。
川崎は何かおねだりする時には、いつも俺に必ずそれを見せてくるんだが……。
それ。正直、あんまり見てて心地良いものじゃないから、勘弁して欲しいんだけどな。てか、何でいつも踊るんだよ。
「まぁ、いいぜ。裏の倉庫にトイレットペーパーは山ほど置いてあるからな。今日も好きなだけ持って行けよ。ただし……トイレは今、5人待ちの状態だからちゃんと順番に並ぶんだぞ!」
「ひゃっほ~!! 彼方くん、だ~~い好き! いつも助かるよ~!」
満面の笑みを浮かべた川崎が、コンビニの中でたむろしているみんなの間を縫うように、のしのしと裏の倉庫に向かって行った。
豪華な王宮に住んでいると言っても、あそこのトイレは石製のボットン便所だからな。葉っぱで尻を拭く苦痛に耐えかねている奴は、みんな俺のコンビニにトイレットペーパーを求めてやって来る。
そんな川崎の光景を俺は黙って見つめながら、再び小さく嘆息をこぼした。
「はぁ~~。まったく、どいつもこいつも……」
そう――これが今。俺がこの世界で暮らす中で、唯一心配をしている事だ。
最近は、俺達3軍メンバーの中に混じって。王宮で暮らす控えの2軍や、玉木のような1軍メンバー達までもが、俺のコンビニに集まって来るようになっていた。
王宮の中では、相変わらず委員長の倉持を中心として、魔王を倒すべく勇者育成プログラムに選抜メンバー達が参加をしている。
だが、その選抜メンバーの中からも……。
俺のコンビニに『逃げ込んで』くる奴らが、けっこう出始めてきているのだ。
「――実はさ。最近、本格的な魔物退治の訓練が王宮で始まったんだけど、その内容がけっこうキツイんだよね……」
そう俺に話しかけてきたのは、玉木紗希と同じ選抜組で、俺のコンビニに最近よく遊びに来るようになった水無月洋平である。
学校ではサッカー部の副主将もしている水無月は、運動神経抜群のスポーツマンでもあり、『槍使い』の能力も所有していた。
槍のスペシャリストとして、高い戦闘能力を持つ水無月。
そんな水無月は、自身に向かって高速で飛んでくる矢さえも……命中する前に、全て槍で弾き飛ばしてしまえる程の実力者だ。
「正直さ、元の世界だと俺……。自分で自発的に料理とかした事は一度も無かったんだよ。だから、生き物の血を生で見る経験がなくてさ」
今、水無月はコンビニの事務所で、俺の隣に座りながら一緒に鮭おにぎりを食べて、愚痴をこぼすように話しかけてきている。
「この前、王宮の訓練で騎士達が捕まえてきた『オーク』――とかいう、人間の大きさくらいはある豚の獣人と戦闘訓練をさせられてさ……」
「……ほうほう」
「そのオークの体に俺が槍を突き刺した時――。血飛沫がめっちゃ俺に向かって飛んで来てさ! 気付いたら俺、全身返り血で真っ赤に染まって……そのまま、意識を失っちゃったんだよ」
「へえ〜〜。王宮の中だと、もうそんな実戦的な戦闘訓練もやっているのか?」
勇者育成プログラムは、最初は魔法の基礎だとか、この世界の歴史の勉強だとか、本を使った学習がメインだと聞いていた。
それがもう、今は実際に魔物と戦う本格的な訓練に移行しているらしい。
「俺だけじゃないんだぜ! 魔物と戦う実戦訓練でドン引きしている奴は他にもいるんだよ。『火炎術師』の杉田だってそうさ! この前アイツ、訓練でオークの体を炎で丸焼きにしようとしたんだけどさ……!」
一度深い息を吐いてから、水無月がゆっくりと言葉を続ける。
「オークの体を完全に燃やし尽くす事が出来なかったらしくて。炎が引いた後、焼け残った黒焦げのオークの死体から漂う悪臭を嗅いで……。杉田の奴、完全に頭がイっちゃってたみたいだぜ。その場で失神して、夜はずーっと吐いてたし。アレは、しばらくは立ち直れないと思うな……」
「なるほどな。そんな事があったのか」
俺はウンウンと相槌を打ちながら、水無月の話に耳を傾ける。
そう言えば少し前、杉田が夜に1人でここにやって来た事があったな。
何も言わずに無言でトイレに入って、2時間くらいは中に篭っていたけれど……。
多分、その事が原因だったんだろうな。
ずっと死んだ魚みたいな目をしていたし、最後まで元気が無さそうだったし。
帰りに『元気出せよ!』って鮭おにぎりをお土産に渡してやったら、泣きながら――、
「なあ、彼方……。理想と現実ってのは、やっぱり違うものなんだな……」
って、意味深に呟いてたっけ。
まあ俺も、水無月や杉田の気持ちが分からなくもない。
例え相手が人間の言葉を喋らない、見た目が凶悪な魔物であったとしてもだ。
未成年の俺達が、いきなり実戦形式での戦闘訓練をするってのは、けっこうハードルが高いんじゃないかな?
元の世界では、俺達は何気なく肉や魚を普通に食べていたけどさ。現代社会での俺達は、牛や豚が殺されて、食肉に加工されていく光景を直接見る機会なんてほとんど無かった。
それらが食肉に加工されていく過程を見なくても、スーパーで簡単に買い求める事が出来たからな。
だから日々の生活の中で、きっと俺達はさ……。
『生き物を殺して生きている』っていう意識が、もの凄く希薄になっているんだと思う。
でもってそんな俺達が、ある日、突然形ある生き物を『さあ、殺せっ!』……って事になればだ。
それが例えどんな生物であれ。いきなり『よっしゃああっ、ぶち殺してやるぜええぇぇっ!!』って気持ちには、すぐにはなれないだろうぜ。
よくネット小説に出てくる勇者様は、最初から『ひゃっはー!』って、簡単にモンスターをバンバンと倒しているみたいだけどな。
まあ、あれはフィクションの中の登場人物の話だ。
現実の世界ではそう簡単にはいかないものさ。
『倒す』って事は、当然相手を『殺す』って事だ。
当たり前だけど、刃物で斬れば返り血だってたくさん出るんだぜ?
殺した死体はちゃんと片付けなきゃ、その辺にずっと転がり続けるだろうし。ハエだってたかり始める。
当然しばらくしたら腐って、見た目も匂いも超グロくなっていく。
都会育ちの俺らに、いきなりそんな現実を受け入れろってのは、正直ちょっとキツイ話なんじゃないか――?
俺は話を聞いているだけでも、水無月達に少し同情をしてしまったくらいだ。
なにせ王宮に残っている選抜組の奴等は、魔王と戦うっていう重い責務が課せられているからな。ある意味、魔物退治のエキスパートになる為に、厳しい訓練を受けなくてはいけない状況だ。
それに比べれば、まぁ俺なんて気楽なもんだな。
ただ街の隅で、こうして毎日コンビニに引き篭もっているだけでいいんだし。
「う~ん。でもなぁ……」
俺達って本当にこのままでいいのだろうか……?
――と、つい疑問に思ってしまう。
日に日に俺のコンビニには、元2年3組のクラスメイト達がたくさん集まって来るようになってきている。
コンビニの中で元の世界を懐かしみ、みんなで楽しく群れてワイワイと過ごす。
俺達は今、『異世界』に居るんだ――というこの現実から目を背けてな。
いつか悪夢は勝手に覚めてくれる。
きっと何の犠牲もなく。誰も欠ける事もなく。
いつかみんなで仲良く元の世界に戻れるんだろう。
……なーんて、虫のいい幻想にみんな逃げ込んでいるけれど。
辛い犠牲はきっと誰かが払ってくれるさ。
本当の勇者がいつか颯爽と現れて、いつの間にか魔王を倒してくれるんだろう! って感じなんだろうな。
だって元の世界でも、大体そうだったじゃないか。
俺達はまだ学生だけど。きっと世間の大人達だってみんなそう思ってたと思うぜ。
誰か能力の高くて頭の良い学者や政治家が、どこかで色々と考えて。いつの間にか世界を平和で豊かになるように導いてくれるんだろう……って楽観的に考えてさ。
異世界に来たって、きっとそれは同じなんだと思う。
そう、いつだって俺達は無責任で常に他人任せな訳さ。
まあ、それはコンビニにずっと引き篭もってる俺が言えたような義理じゃないんだろうけどな。
――けれど。
「こんなんじゃ、魔王を倒すだなんて……一体いつの事になるんだろうな?」
俺がそんな、未来への危機感を少しだけ感じ始めながら。いつも通り鮭おにぎりを食べて、コンビニの中でボーっと過ごしていた――。
まさに、その時だった。
……その日の夕方。
俺が全く予想だにしていなかった来客が、突然コンビニにやって来た。
コンビニにやって来たのは……。
俺達のクラス委員長で、選抜組のエースでもある――『倉持悠都』だった。