第二百六十三話 女神の泉へ出発
カラム城に戻った俺は、倉持達の事をみんなに説明する事にした。
今回は倉持達の事については、コンビニメンバーだけに詳細を伝える事にする。流石にカラム城にいる全ての人達に、敵軍の総大将を連れてきたと伝える訳にはいかない。
倉持達の事を知ったティーナは、俺が決めた事ならとすぐに同意をしてくれた。
猫娘のフィートは、また『にっひっひ〜!』悪がらみをしてきそうだったので、先にサバ缶を3つ与えて大人しくさせておいた。
そして今回、倉持達の事を伝えるのに……。
俺が一番心配したのは、バーディア帝国の皇帝であるミズガルドだ。
なにせミズガルドにとって倉持は、自国の領土に侵略してきた敵軍の総大将だからな。たくさんの部下をグランデイル南進軍に殺害されているだろうし。ミズガルドは帝国の皇帝として、敵軍のリーダーであった倉持を絶対に許さないだろうと思ったからだ。
だから俺はミズガルドと2人きりで、誰もいない城の個室に入り。慎重に今回の事情を伝える事にした。
もちろん怒られるのは、覚悟の上だ。
下手をしたら、せっかく結んだばかりのコンビニ共和国とバーディア帝国との同盟関係を解消されてしまうかもしれない。
だから、俺は何としてもミズガルドを説得する為に。全身全霊をかけて、倉持達の事をちゃんと説明しようと覚悟を決めて話し合いに臨む事にした。
――ところが。
俺から倉持達の事を伝えられた、ミズガルドの反応はというと……。
「そうなんだ。私は彼方が決めた事なら全て賛成するよ。だから何も心配しないで。グランデイル軍と戦う為に、そしてこの世界を救う為に彼方が必要だと思った事をするのは、異世界の勇者として当然の事だもの」
「えっ……? それだけで本当に良いのか?」
俺の予想に反して、ミズガルドはあっさりと。俺の提案に賛同の意思を示してくれた事に驚いた。
「でも、アイツはグランデイル軍の総大将として、帝国領を侵略してきた奴なんだぞ? ミズガルドにとっては、これまでずっと戦ってきた奴だし。憎むべき敵なんじゃないのか?」
「それはソレ、これはコレよ。私だって帝国の混乱が落ち着いて、グランデイル軍の勢いが落ちたら逆にこっちから侵攻をかけて、グランデイル領を支配しようと思ってたくらいだもの。戦場で戦った相手は、1人たりとも許さないなんて態度でいたら、お互いの国民を全員抹殺し合うまで戦争なんて終わらないでしょう?」
「そ、そうだな……。本当にすまない、俺はミズガルドに相談もしないで、勝手に敵の総大将である倉持を城に連れてきてしまったのに。今回の事は本当に申し訳ないと思っているよ」
俺はミズガルドに対して、深々と頭を下げて謝る。
ここは帝国領の中で、捕らえてきた敵の総大将をどう処遇するかは、本来は皇帝であるミズガルドが決めるべき仕事だろう。
同盟関係にあるとはいえ、余所者の俺が、アレコレと勝手に決めて良い事では無かったはずだ。
まして帝国軍にとって倉持は、味方をたくさん殺してきた仇でもある。ミズガルドにとっても、自分に仕えてくれていた騎士達を大勢殺害してきた敵でもある奴だ。それを、こんなにも寛容な態度で受け入れてくれるなんて……。
俺は心から、帝国の皇帝ミズガルドに対して頭を下げる事しか出来なかった。
「ふふ……。彼方がそんなに丁寧に謝るのは、他にも私に頼みたい事があるからなんでしょう?」
「えっ、どうしてそれが分かったんだ……?」
驚きの表情を浮かべて顔を上げた俺の頭を、ミズガルドは優しく撫でてくれた。
「それくらい分かるわよ。これから彼方達は、目的の場所である『女神の泉』へと向かう。でも、グランデイル軍の追撃を避ける為に、後方の守りも固める必要があるし。何より私を一緒に連れていってしまうと、城に残る帝国軍のまとめ役がいなくなってしまう。だから今回の旅には、私を一緒に連れていく事は出来ないのでしょう?」
ミズガルドが自分の顔を『グイッ』と、俺の顔の鼻先にまで近づけてきて。至近距離から、俺の瞳の奥を覗き込むようにして見つめてきた。
俺は思わずハッと顔を赤らめて、下を向いてしまう。
ティーナ以外の女性に、こんなに近い距離から見つめられた事は無かった。……なんて言うか、今まで嗅いだ事もないような、凄くいい匂いがミズガルドの体からしたからだ。
「……う、うん。実は、そうなんだ。本当にすまないと思ってる。まさか、ミズガルドに先に俺の考えを見透かされてるなんて思わなかったよ」
「私の事なら大丈夫だから。後の事は全部任せて! ちゃんと私はここで、お留守番をしているから」
近づけた顔をいったん離して。赤く長い綺麗な髪を撫でながら、ミズガルドは明るい笑顔で俺に笑いかけてくれた。
「……すまない、本当に助かるよ。きっとグランデイル王国からは、あのクルセイスが直々に帝国に向けて出陣してくると思う。だからミズガルドも、もし敵の大軍がここに押し寄せてきた時はすぐに撤退して欲しいんだ。カラムさんも含めて、ここに残る多くの騎士達に俺は犠牲を出したくない」
「分かったわ。グランデイルの小娘がここに攻めてきたら、私達はすぐにここから撤退をすればいいのね? 任せて! 私は全部、彼方の言う通りにするから」
「ありがとう、ミズガルド!」
俺は、ミズガルドがすんなりと俺の指示を全部受け入れてくれる事に、戸惑ってしまう。
ミズガルドの事だから、『我はグランデイルの小娘ごときには負けはせん! もし帝国領に入ってくるというのなら、逆に粉々に叩きのめしてくれるわ!』って、激昂して言ってくると思ったのだけど。
そんな事は一言も言わずに。俺の話を全て受け入れてくれるミズガルドに、俺はついつい不思議な気持ちになってしまった。
改めて、ミズガルドの顔を見つめながら思う。
本当に出会った時と、今のミズガルドでは全く印象が変わっているなって。
なんて言うか……。俺は自分の胸の中に不思議な温かい感情が、ミズガルドに対して芽生えている事に驚いた。
「ふふ。意外そうな顔をしてるわね、彼方。それは私だってもちろん、あんな小娘に負ける気なんてしないし。本当はボコボコにして、帝国領に流れる大河の中に放り込んでやりたいくらいなのよ。でも……」
「でも……?」
「今回はそれはやめておく事にするわ。私は、彼方がする事の邪魔はしたくないもの」
ミズガルドは手に持っていた剣の鞘をじっと見つめて無言になる。
そして、一度小さく瞬きをしてから。
俺の顔を見上げて、そっと話しかけてきた。
「私ね……ずっと幼い頃から、母の仇を取りたかったの。帝国を影から操る、皇祖父の夜月皇帝に一矢報いてやりたかった。だから、必死で皇帝としての威厳を高めようとしたし、これまで他国と交流を一切取ろうとしなかった帝国の体制を改めて、積極的に魔王軍との戦いにも参加しようとしたのよ」
「それは俺も知ってるよ。ミランダ領での戦いにバーディア帝国が参加をしたのは、約100年ぶりの事だったんだろう? それだけ重大な決断をするのは本当に大変だったと思う。帝国の重臣とか、家臣達の反対も強かったんじゃないのか?」
「……まあね。でも、私はそういう所は絶対に譲らない性格だから。でも、もしいつか皇祖父の夜月皇帝を打倒して。そして帝国全土から女神教の残党を追放したとして。その後、全てを成し遂げた私には一体何が残るんだろうな……って、いつも考えていたの」
夜月皇帝がいなくなって。帝国領から、女神教の支配が完全に消え去った後の世界か……。
実質、女神教の幹部達はあの枢機卿も含めて。現在はほとんど、西の魔王領に撤退してしまっている。
だから、女神教を帝国領から追い出すという目標は、ほぼ実現出来ていると思う。
――となると、残すは帝国にとっての暗部である、夜月皇帝の存在を何とかするという事が、ミズガルドにとっては一番の課題となる。
ミズガルドは、それが完全に実現出来た後の……遠い未来の帝国のあるべき姿に、想いを馳せているらしい。
「私は今まで、復讐する事だけを目的に生きてきてたから。きっとそれを全部実現しちゃったら、私には何も残らないんだろうなって思ってた。いっその事、皇帝の地位も誰かにさっさと譲って。どこか静かな場所に隠居でもしようと思っていたのよ。……そんな事を漠然と考えていた私の前に、もの凄く眩しい輝きを放った人が突然、現れたの。それが――彼方。あなたなのよ」
「えっ? 俺ってそんなに謎の光みたいなのを出してたかな? 正直、『ザ・普通メン』として、誰の記憶にも残らない影の薄さには、定評のある人生を送ってきたつもりだけど?」
「うふふ。普通の人は、大勢の敵に囲まれて殺されそうになった皇帝を、おとぎ話の王子様みたいに、格好良く颯爽と現れて、助け出したりなんかしないでしょう? 彼方はあの時、めちゃくちゃ格好良かったわよ! ……私、誰かにお姫様抱っこなんてされたのは、生まれて初めてだったんだら。まあ、もしそんな事をしようと近づいてくる男がいたら、きっとそいつの両腕を剣で叩き切ってやっただろうけどね」
「こ、怖〜〜っ! あの時、俺の両腕がミズガルドに斬られずに済んで、本当に良かったよ……。もし、あのまま調子に乗ってたら、俺はミズガルドに腕ごと切り落とされちゃってたかもしれないんだな」
「バカッ! 例え私が本気を出しても、彼方の力の足元にも及ばないんだから。腕なんて絶対に切れないわよ。きっとその前に私が彼方に押し倒されて、すぐに身動きを取れなくされてしまうのがオチだわ」
それは、確かにそうかもしれないな……と。
2人で不思議な想像を浮かべながら、にこやかに笑い合う俺とミズガルド。
……アレ、何でだろう?
あんなにも、話しかけづらいオーラを出していたはずのミズガルドと。俺は今、すごく親しく話せている気がする。
むしろ、何でも話し合える。昔から付き合いのある親しい女友達と会話をしているような感覚だ。
不思議と心が落ち着くというか、会話の波長が合うというか。……コレってつまり、俺とミズガルドの間に、それだけお互いを信頼し合える関係性が出来たという事なのかもしれないな。
「……私ね。あの時に思ったんだ。誰かの物語に付き添う人生でも、良いんじゃないかなって? きっとそれでも、私は満足が出来るんだって気付いたの。私が主人公じゃなくても、私よりも、もっと輝いた生き方をしている人に、そしてもっと重い使命を背負っている人の助けになるような生き方も良いんじゃないかな……って心から思えたの」
「俺はそんなに、輝かしい生き方なんてしていないけどな。色々とあって、この世界の過去に起きた運命に巻き込まれてしまって。今の俺がここにいる……って感じなんだと思う」
「それでも彼方は、私なんかよりもずっと重い使命を背負っているのは間違いないわ。だから、その助けになりたいと思ったの。そうしたら、今までずっと張り詰めていた生き方や、自分を押さえつけていた『何か』からスッと解放された気がしたの。私はこの人の力になるんだ。それが私の運命なんだって……。もちろん、自分の目標は必ず実現させるつもりよ。でも、その後の私自身の生き方に、やっと一筋の光が見えた気がしたの」
「……分かった。ミズガルドの目標を達成する事に関しては安心してくれ。俺は必ず夜月皇帝と戦って、そして帝国の全権をミズガルドに取り戻す事を約束してみせるから!」
「でも、その後……彼方は、ティーナさんと一緒に生きていくのでしょう?」
ミズガルドにそう指摘をされて。
俺は思わず……無言になってしまう。
でも、すぐに口を開いて。
本心をミズガルドに打ち明ける事にした。
「……すまない。俺はティーナの事を一番大切に想っているから」
再び俺とミズガルドは、互いに無言になる。
誤魔化すような言い回しは出来なかった。
一言で、それをちゃんと言い切らないといけないと思った。だってそれが今の俺の本当の気持ちなのだから。
何かをあやふやにするのは、ミズガルドに対しても、ティーナに対しても失礼だと思った。
「そっか……。ありがとう、彼方。でも、私はそれでも大丈夫だから。この世界の歴史を作り上げていくコンビニの勇者様に、全力で協力するバーディア帝国皇帝の役割を私はこれからこなしていくの。彼方がこの世界での使命を全て終えて。世界が平和になった時に、きっと今度は色々と面倒な出来事が起こってくると思う。政治って頭の腐った連中が自分達の利権ばかりを求めて動く、本当に面倒くさい事ばかりだもの」
「もう、世界が平和になった後の事をミズガルドは心配しているのかよ? 意外にも、ミズガルドは夢想家だったりするんだな」
俺が苦笑いを浮かべながら、そう告げると。
コラッ! と俺を嗜めるようにして、ミズガルドが胸を張りながら答えてきた。
「当然よ。私はバーディア帝国を支配する皇帝なんだから。もし、これから彼方にアレコレと面倒くさい内容で口出しをしてくる他の国の王族達がいたら。私はビシッとそいつらに言ってやるわ! 『黙れッ! コンビニの勇者の言う事に逆らう奴は、帝国の皇帝であるこの我が、全力で叩きのめしてやるぞ!!』――ってね?」
「それは、何だか脅迫に近いような気もするけど……。本当に大丈夫なのか? 大陸で最も軍事力のある帝国の皇帝がそんな事を言ったら、誰も俺に逆らえなくなるような気がするんだけど……」
「それが私の狙いなんだから、良いのよ。私は絶対にこの世界で一番の権力と強さを手に入れてみせる。そして帝国の皇帝は、世界を救ったコンビニの勇者の後見人として君臨するの。彼方のする事は全て正義だから、コンビニの勇者に逆らう者は帝国の皇帝が絶対に許さないぞ! って、脅す役割を私は引き受ける事にするわ」
「ハハ……ありがとう、ミズガルド。それなら俺は胸を張ってこの世界の先頭に立って、みんなを導いていける気がするよ。なんたって、世界で最も強い力を持つ皇帝が俺の後ろ盾になってくれるんだからな。少なくともミズガルドが帝位についてくれているうちは、俺は自信を持ってこの世界で生きていける気がしてきたよ」
「どう致しまして。でも、もしティーナさんと上手くいかなくなったら……いつでも私の所に来てくれていいんだからね? 疲れた彼方を、きっと全力で私は癒してあげれると思うわ。私、これでもめっちゃ心が広い方だから。きっと至福の安らぎを、彼方に与えてあげれると思うわよ? 人生に疲れたら、いつでも帝国に立ち寄ってね。すぐに皇帝陛下の伴侶の地位を、彼方に与えてあげるから」
「その誘惑は、俺にとってはマジで魅惑的過ぎるな。ありがとう。心の隅に留めておく事にするよ。でも俺はティーナから離れる事は絶対にないと思うぞ」
「ふふ。もちろんそれで良いのよ。私も彼方の力に成れるように、全力で皇帝の仕事を頑張る事にするから。お互いにこの世界の為に、それぞれ勇者と皇帝としての仕事と責任を果たしていきましょうね!」
改めて俺は、帝国の皇帝ミズガルドと固い握手を交わした。
笑顔で俺に笑いかけてくれるミズガルドを見て。
俺はこの時、不思議なくらい胸の奥が熱くなっているのを感じた。
ミズガルドって、こんなに可愛い顔で笑えるんだな。正直……最初の頃は、他者を全く寄せ付けないくらいにプライドが高くて。そしてどこか、孤高な騎士という雰囲気を感じていたけど。
なぜか、今は……。俺にとって、本当に心の底から信頼の出来る人物に出会えた気がするんだ。
そういえばミズガルドは、俺よりも年上だった。
俺が今、赤髪の美しい皇帝に感じている感情は……本当に俺の事を大切に想ってくれている人がこの世界で出来たんだという嬉しさと、強い安心感だった。
俺は一人っ子だから、兄弟とかは居なかったけど。
まるで俺の事をいつでも、第一に心配してくれる。実のお姉さんが出来たかのような心の安らぎを今、感じているのかもしれない。
この世界に召喚されて、俺は色々な物を得て。
そしてたくさんの大切な人達に出会えてきた。
きっと、この先に何があっても……。
女神教も、コンビニの大魔王も、そしてあの灰色ドレスのレイチェルさんに、勝つ事が出来た後の世界であっても。
コンビニの勇者の存在は、この世界できっと受け入れて貰える気がする。
だって、こんなにも俺の事を大切に慕ってくれる。
誰よりも強い味方の皇帝が、俺の事を守ってくれると約束をしてくれているんだから。
「――どうしたの、彼方? 泣いているの?」
ミズガルドが、そっとハンカチを俺の目に当ててくれた。
「ありがとう……。俺、本当に嬉しいんだ……」
目からこぼれ出る涙を、ミズガルドがそっと拭ってくれる。
「……こちらこそ。私の気持ちを嫌がらずに受け止めてくれてありがとう。頑張ってね、コンビニの勇者さん! でも、もし頑張る事に疲れたら、いつでも私のいる帝国に帰ってきてね。私はいつでも、彼方の力になる事を約束するから」
「ああ。本当にありがとう! 俺、もう……行くよ。ティーナが下で待っているから」
「いってらっしゃい、彼方。必ず、女神の泉を見つけ出して、この世界を救ってきてね!」
俺は皇帝ミズガルドと別れて。カラム城の外で待つみんなの元へと向かう事にする。
でも、不思議と。
心臓の動悸がおさまらなかった。
何でだろう? 俺は必ず目標を達成して、またここに戻ってくるとミズガルドと約束をしたのに……。
なぜかミズガルドと会えるのは、まるでこれが最後であるかのような……。不思議な焦燥感を感じてしまっている自分がいた。
大丈夫、それは全部気のせいだ。
そんな既視感なんて、絶対にあり得ないから。
到着した城門の前には、既にコンビニ支店1号店に集合したみんなが俺の事を待ってくれていた。
「遅いよ〜、変態お兄さん〜! もう、あたいは待ちくたびれちゃたにゃ〜!」
「コンビニの勇者様、お待ちしていました。さあ、行きましょう!」
「コンビニの勇者殿、とうとう女神の泉に向かうのですね。きっとラプトルも喜んでくれていると、ボクは信じています」
「――彼方様、出発の準備は全て整っております! コンビニ支店の目的地は、『女神の泉』に設定しておきました」
みんなから、それぞれ声をかけて貰った俺は。ティーナと一緒に、事務所でコンビニ支店1号店のキャタピラーを起動させる。
「ありがとう、ティーナ! よーし、みんなで行こう! 倉持と名取もちゃんとついて来いよ。目指すはこの世界の唯一神、女神アスティアの秘密が眠るという『女神の泉』だ!!」