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第百六十六話 異世界の勇者 VS 魔王


「すげぇ、本当にもの凄い威力だな……。この新しいコンビニ店長専用装備の黒いロングコートも、肩の上に浮いてる2つの銀色の球体も。これからは全部、俺の意思で自由に動かせるって訳なのか」



 アレ……? 今、巨大サソリの攻撃を黒いコートで全て受け止めて防いだのも。

 50匹を超えるサソリの軍団を、青いレーザーの一撃でまとめて殲滅(せんめつ)させたのも。



 ……全部、俺がやったって事でいいんだよな?


 コンビニの勇者って、こんなに強かったっけか?



 いや、客観的にも見ても。コンビニの勇者はもちろん今までだって十分に強かったとは思う。


 でもそれは……守護者であるアイリーンや、コンビニに備えられているガトリング砲や地対空ミサイルなどの重装備。そして、コンビニから出撃するドローン軍団や戦車隊の戦力を含めての、『総合力』としての強さだ。


 少なくとも、俺自身に備わっている単独の能力は……。グランデイルの街を追放された頃と、ほとんど変わっちゃいない。



 俺1人だけじゃ、重い物一つ持ち上げられないし。敵の攻撃を回避する事も出来ないし。普通の人々と何も変わらないくらいの身体能力しか、持ち合わせていない。


 こんな、まるでハリウッド映画に出てくるダークヒーロー達のような素早い動きだなんて、絶対に出来っこなかった。



 戦闘では全く活躍が出来ない。ショボくて役立たずの無能な勇者。――それが、今までコンビニの勇者のデフォルトの姿だったんだ。


 それなのに、今の俺は……ただジャンプをしただけで5メートルを軽々と飛び上ったり。着ているロングコートを振り回しただけで、簡単に敵の体を切り刻んだり。


 挙句(あげく)の果てには、肩に備えられている銀色の球体から、強力なレーザー砲だって発射出来るようになっている。そんなめちゃくちゃに強い『強キャラ』なんかじゃ、なかったよな? コンビニの勇者はさ。



 ……でも、そうか。

 とうとう俺も、アイリーン達と同じように。


 単体でも、敵と充分に戦えるほどの圧倒的な『強さ』を手に入れたって事らしいな。



 それは今の俺にとっては、本当に嬉しい事だった。


 なぜかって……?


 それはもちろん、俺の目の前でのたうち回っているこのソシエラのクソ野郎を――! 直接、この俺の手で始末をしてやる事が出来るからだよ!!



 俺は、ゆっくりと巨大な茶色い大サソリとなった緑の神官――ソシエラの元へと向かっていく。


 既に、両方のハサミを俺のロングコートで切り落とされているソシエラには、物理的な攻撃手段はほとんど残っていない。


 俺の接近に気付いたソシエラは、残されている最後の攻撃手段。長さ10メートルを超える、巨大な尻尾の先に付いている毒針を俺に向けて、勢いよく繰り出してきた。


 だがもちろん俺は……一歩たりとも後ろに後ずさるような事はしない。



 ”ガキーーーーーーーン!!”


 俺の着ている黒いロングコートが、漆黒の翼のように横に長く伸縮をして。ソシエラの放つ尻尾の針に向けて、自動的に伸びていく。


 そしてソシエラが放つ巨大な尻尾による攻撃を、金属のように硬化したコートの先端部分が――尻尾の針が俺の体に突き刺さる前に。しっかり受け止めてくれた。

 


 目の前の茶色い大サソリは、あまりの恐ろしさにワナワナと震えているようにも見える。まさか、この俺に対して恐怖を抱いているんじゃないだろうな、ソシエラの野郎。


 いや、きっとそれは俺の勘違いに違いない。

 

 なぜならこの変態サイコ野郎に、一丁前に、人と同じように『恐怖』を感じるだなんて、高等な感情が備わっているはずないからな!

 コイツは害虫以下の存在だ! この世界に存在してはいけないクソ野郎だ!


 だから、俺は何も考えずに。

 情けや容赦をかけるような事も、一切なく。


 肩に浮かぶ銀色の球体レーザー砲の照準を、ソシエラの体のど真ん中に向けて合わせる。


「ま、待ってッ……!! 話し合いましょう、コンビニの勇者よ! 私はあなたがまだ知らない、この異世界の深い知識や謎をたくさん知っているのです!! 魔王領に潜む他の魔王達の情報だってたくさん持っています。あなたの探している『動物園の魔王』についての情報だって、私なら知っているかもしれませんよ!」


「特に興味はないな。それに、それって別にお前からでなくでも、他の誰かに聞けば教えて貰えるんだろう? 後で直接、お前のご主人であるモンスーンの野郎に聞く事にするさ」


「お、お願いです!! ちょっとだけ待って……!!」

 


 “”ドシューーーーーーーッッ!!”“



 コンビニの店長を守る為に空中に浮かぶ、銀色の2つの守護衛星から。再び青い光のビームが勢いよく放たれた。

 


 聖なる2条の青い光は、巨大なソシエラの体を縦から真っ二つに切り裂いていく。


 そしてそのまま勢いよく、まな板の上に乗ったキャベツを包丁で短冊切りにしてしまうかのように。

 大サソリとなったソシエラの本体を、原型が残らないくらいに粉々に切り刻んでいった。



「―――――ッッ!?」



 最後にソシエラが必死の形相で、何かを俺に向けて叫んだような気もした。



 でも、その断末魔の声が俺の耳の中に届く前に……。


 既にソシエラの体は粉々に切り裂かれて。幻想の森の大地の上に、バラバラな肉片となって無様に飛び散ってしまっていた。


 これじゃあもう……。コイツからは、何かを聞き出す事は出来ないだろうな。



 俺はソシエラだった茶色い大サソリの破片を、無感情な視線で冷たく見下ろしていると。



「店長ーーーッ! ご無事ですかーー!?」


 アイリーンが大慌てで俺の近くにまで駆け寄ってきた。


「ああ……俺は大丈夫だよ、アイリーン。少しばかしレベルアップをし過ぎて、見た目も能力も超絶イケメンな勇者に進化してしまったみたいだけどな」


「ハイ。砂漠に囲まれているこの幻想の森の中はとても暑いのに。店長が急に黒いバスタオルで全身をぐるぐる巻きにしたような、不思議な格好になってしまわれたので……私もビックリしました!」



 ドテッ……!

 俺は思わず、ガクっと膝を折ってその場でこけそうになる。


 ――いやいや。

 バスタオルでぐるぐる巻きの格好、って何だよ?


 どこからどう見ても、超カッコ良くてモダンなロングコートじゃないかよ。

 それこそヴィジュアル系のロック歌手みたいに、めちゃくちゃイケてるのに。このセンスが分からないなんて、アイリーンもまだまだファッションの修行が足りないようだな。


 見た目もスタイルも完璧なのに。そんなんじゃ……いつまでたってもパリコレの大舞台に、モデルとしては出演出来ないぞ、アイリーンよ。



 俺がじーっと、ジト目でアイリーンを見つめると。


 アイリーンは、俺の目線が何を訴えているのかが分からないようで、目をパチパチとしながら困惑顔を浮かべていた。


 この様子だと、多分……。玉木や香苗達に俺の今の姿をお披露目したとしても、『彼方くん〜! 何それ超ダッサ〜〜い! 超絶カッコ悪い〜〜!』とか、言われたい放題なツッコミを食らう未来しか思い浮かばないな。


 ……ホント、俺のハイセンスなファッションセンスに、この世界が追いついてくれるのは、一体いつの事になるのやらだ。



「店長……! 気を付けてくださいッ!! ソシエラはまだ生きています!」



 アイリーンが突然、黄金剣を構えて臨戦体制を取る。


 やはりか。まあ、アレで終わるようなキャラじゃないよな、あのサイコ野郎は……。



 俺とアイリーンの立っている地面の周囲の大地が、再び無数に盛り上がり始める。


 茶色い地面の中から、這い上がるようにして生み出されてきたのは……大きなトカゲだった。


 その数はおおよそ15体ほど。全長は3メートルくらいの大トカゲ達だ。茶色い地面から生み出されたが、その色は全身が緑色一色に染まっている。

 そして、その中の一体だけ……顔の部分にソシエラの不気味な顔がまた貼り付いている個体が存在していた。


「今度は大トカゲかよ……! ソシエラの野郎、もしかしたら何度倒しても、無限に形を変えて湧いて出てくるとかじゃないだろうな?」


 俺はアイリーンと同じように、腰を落としてその場で戦闘態勢を整えた。

 俺の場合はアイリーンのように、剣を持って戦うような剣士ではないからな。両手を顔の前に構えて、ボクシング選手のように格闘家スタイルの姿勢で、ソシエラの野郎を迎え討つ事にする。


「店長……どうやら、そうでもないようです。緑の神官ソシエラの顔が付いている個体ですが……。その表面温度が急速に下がってきています。先程の巨大サソリの形をとっていた時に比べると、明らかに体温が落ちていて、かなり弱っているようです。おそらく、自身の本体を新しい個体に乗り換えるたびに、体力を大幅に消耗してしまうのでしょう。今回、あのトカゲ状態のソシエラを倒せば。もう、次の体に乗り移る事は無いかもしれません」


「つまり、今回がラスト形態の可能性が高いという訳なのか。それなら尚更、ソシエラを逃すわけにはいかないな!」



 たしかに。今回幻想の森の土から出現をした大トカゲの群れは、明らかに数が少ない。

 正直、こちらとの戦力差を考えても。たったの15体のトカゲで、俺とアイリーンに勝てるとは到底思えない。



 これが……現在のソシエラの体力で出せる、最大限の戦力という事なのだろう。


 やはり、動物園の魔王である『冬馬このは』の守護者であった『緑魔龍公爵(グリーンナイトメア)』に比べると――。


 砂漠の魔王であるモンスーンに仕える緑の神官ソシエラは、ちょいとばかし『格下』だと言わざるを得ないな。緑魔龍公爵なら数十万のゾンビを無限に生み出し、世界各国から集まった連合軍をミランダの地で、たった1人で全滅させようとしてきたぞ。


 マイラ村を襲撃してきた黄色いサソリの大群も、それに匹敵するくらいの迫力と戦力があったように思えたけれど。


 それをこの場で召喚出来ない所を見ると……。

 砂漠で生み出したあの黄色いサソリの群れは、どうやらソシエラではなく、モンスーンの力によって生み出されていた可能性が高そうだな。



「――アイリーン、行くぞ! ここで一気にソシエラの本体を倒す! 罪の無い人々を長年苦しめてきた災厄の元凶だ。ここから絶対に逃すなよッ!!」


「了解です!! 店長!!」



 俺とアイリーンは、大地を蹴って大トカゲ達の群れの中に飛び込んでいく。


 ソシエラの顔の貼り付いたトカゲ野郎は、最初から逃げに徹しているようだった。


 他の14体のトカゲ達を俺達に向かわせて。自身は大急ぎで幻想の森の奥へと、駆け込むようにして全力ダッシュで逃げている。



「逃すかよーーーーッ!!!」


 目の前に飛び掛かってきた2体の大トカゲを、俺は全身を回転させながら黒いロングコートを振り回し、2体同時に切り刻む。


 そして背後から迫ってきた別の1体のトカゲには――。


 肩に浮かぶ守護衛星の球体から、後方に向けて青いレーザーが照射され。飛び掛かってきた緑色の大トカゲの体を、一瞬にして真っ二つに引き裂いた。



「――ここは私が引き受けます! 店長は、ソシエラの本体を追って下さい!!」

 


 アイリーンが、残りの大トカゲ達に正面から斬り込んで行く。


 敵の戦力は多くはない。ここはアイリーンに任せて俺はソシエラの後を追う事にしよう。



「分かった! 後は頼む、アイリーン!」


 俺は右手の親指を上げてグーサインを作る。

 そしてアイリーンに合図を送った後で、逃げ出したソシエラの本体を全速力で追いかけた。


 ソシエラの顔が付いている緑色の大トカゲは、森の中を必死の形相で疾走している。

 その速度は意外と速く、時速40キロで走る原付くらいの速度は出ているようだ。



 だが――。


 俺はすぐにソシエラの本体に追いつく事が出来た。


 レベアップした俺の身体能力は、ミニバイクくらいの速度を出している大トカゲの背後にも、一瞬にして追いつく事が可能だった。


 風を切りながら疾走する感覚。

 本当に……俺の体があまりにも身軽過ぎて、自分の物ではないみたいに感じるな。


 この異世界に来て。俺は初めて自分が『異世界の勇者』になったんだ――という実感を持つ事が出来た。


 今までの俺は、コンビニという超常の装備や兵器を操れる、ただの『運転手』に過ぎなかったと思う。



 でも今回からは……自分自身が超常の能力を備えた『チート戦士』に俺はなる事が出来た。

 今の俺の脚力を持ってすれば、例えそれがどんな敵であろうとも、決して逃す事はないだろう。



 背後から迫る俺の急接近を確認した緑色の大トカゲに付いているソシエラの顔が……真っ青に染まっていく。


 まあ、それはそうだろうな。事前に確認していたコンビニの勇者の情報では、俺がこんなにも素早く動けるだなんて事は……全くの想定外だっただろうしな。


 だが、俺がここまで急激なレベアップをしたのは、全てお前のせいなんだぞ。


 砂漠の村々に住む人々の命を弄んだ報いを、必ず受けさせてやるから覚悟をしろよ、ソシエラ!!



「な、なぜ……!? そんなにも急激なレベアップをしたのです!? わずが数十人ほどの人間の命を奪った程度で、この守護者である私を上回るほどの強さを獲得したとでもいうのですか? そんな存在は、私は今まで一度も見た事がない。その強さはまるで、伝説の大魔王………グフゥッッ…!!!」



 俺は全速力で逃げるソシエラの上空から、思いっきり飛び蹴りを食らわせてやった。



 地面にめり込むようにして、倒れ込む大トカゲ。


 そのまま一気にとどめを刺そうとした俺に、真上の木に付いていたハチの巣から巨大ハチ達が襲来をしてくる。


 チッ……! 

 まだ、ハチの巣を隠しもっていたのかよ!



 ”ブーーーーーーーン!!”

 ”ブーーーーーーーン!!”

 ”ブーーーーーーーン!!”



 ソシエラの倒れている場所の、すぐ真上の木に付いていたハチの巣は1つだけだった。……どうやら、逃げながらも万が一追いつかれた時の為に、この場所にまで俺を誘導していたみたいだな。


 俺はすぐに、空から襲い掛かる巨大ハチの大群に備えて防空態勢を取る。


 肩に浮かぶ2機の守護衛星からは、すぐさま青いレーザービームが放出される。

 そしてまだ全てのハチ達が出撃し終える前のハチの巣を、一瞬にして青いレーザービームで切断し、ビームの高熱で完全に溶かしていく。


 既に巣の外に出撃をしていた数十匹の巨大ハチ達には、黒いロングコートが自在に形を変えて伸縮し。

 大きく横に広がったマント状に変化をすると。そのまま襲撃してくるハチ達全てを、高速回転をしながら返り討ちにする。



 これがハチの巣の数がもっと多かったなら、かなり厄介だったろうけどな。


 たった1つしかないハチの巣からの攻撃は、コンビニの勇者の新装備によって、あっという間に迎撃されてしまった。



 その光景を震えながら見ていた緑色の大トカゲが、足下で体をくねらせながら絶叫をする。



「――モンスーン様!! どうか、幻想の森に恵みの雨を! 祝福の陽光をお与え下さい!! このままでは、私はコンビニの勇者によって殺されてしまいます! どうか、どうか、私に力を……! 季節の変わり目にもたらされる春の安らぎのような温かい光を……! どうか、この私にお与え下さいッ!!」



 ソシエラが天を仰ぐようにして、大声で叫ぶ。



 だが……幻想の森には、何も変化は起きなかった。


 森の中は静かな静寂が漂ようだけで、何一つ大きな変化は起きようとしない。



「………………!!」


 ソシエラの大きな顔が絶望に歪んだように見えた。

 


 俺は静かに、銀色の球体の照準を足下の緑色の大トカゲに合わせる。


 あまり可哀想……とは思わないな。


 むしろこれでやっと、樹木の魔物に閉じ込められていたみんなの魂に報いる事が出来ると思うと、気持ちが安らいでいくのを感じる。



 ”ドシューーーーーーーーーッッ!!”



 肩に浮かぶ2つの守護衛星から発射された青いレーザーは、ソシエラの体を上下に真っ二つに切り裂いていく。


 そして高温で、残された大トカゲの体全体を溶かして、完全にこの世界からその存在全てを消失させた。



 砂漠の魔王、モンスーンに仕えた緑の神官――ソシエラはこの幻想の森の中で完全に息絶えたのである。



「ふぅ………」



 俺は静かに深呼吸をする。



 ソシエラを倒した事に、特別な感情は何も起きなかった。


 ただ、やるべき事をちゃんとやり遂げた。

 今の俺は、その事に対する安堵感で満たされて……ホッと胸をなでおろす。



 すると――。



 ”ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――”



 幻想の森の大地が、突然大きく揺れ始めた。


 鬱蒼(うっそう)と生い茂っていた森の木々が次々と倒れ始め。まるで大地震のような大きな振動が襲い掛かる。



「なんだ、この大きな揺れは……!?」


 大地震はおおよそ、3分くらいは続いただろうか。


 幻想の森の木々は全て崩れ落ち。

 変動した地面には、大きな凹みがいくつも出来ていて、辺りはまるで荒野のように荒れ果ててしまっていた。



 激しい揺れでバランスを崩し。


 大地に両手をつけて倒れ込んでいた俺に、どこからともなく……大きな叫び声が聞こえてくる。



「よぉぉおおおおーーーッ!! おめえが噂の『コンビニの勇者』なのかよ!! 俺様のテリトリーで、散々に暴れ回ってくれたみたいだなーーーーッ!!」



 目を凝らして、正面を見据えると。



 俺の前方には上半身が裸で、筋肉隆々なボディービルダーのような長身の男が腕を組んで立っていた。


 髪型はショートカットの金髪。

 青い目に、形の整った目鼻立ち。


 下半身には長い黒のズボンを履いていて、そのマッチョな全身には金色の首飾りや、ブレスレッドなどのアクセサリーを大量に身に付けている。



 もしかして、コイツが………?



「俺様が、元『天気の勇者』でもあり。現在はこの魔王領に住む『灼熱砂漠(ファイアーデザート)の魔王』モンスーンだ! てめえとサシで勝負をする為にここにやって来てやったぜええぇぇ!! コンビニの勇者ああぁぁッ!!」

 

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