第百五十八話 幕間 コンビニ共和国軍出動
魔王領の領土付近に建国された、コンビニ共和国の中心部。
3方向にそびえ立つ、巨大コンビニマンションに周囲を囲まれ。強固な防衛体制で守られているこの場所に。
コンビニの勇者に従う守護者達のリーダー、レイチェル・ノアの統括する『コンビニ本店』が存在する。
そのコンビニ本店の地下2階層にある、超豪華ホテルのロビーで今――コンビニ共和国を代表する首脳陣達が一堂に会し。共和国に侵攻してくる推定20万人を超える、世界連合軍への対策を決定する作戦会議が開かれようとしていた。
会議に出席している参加者の内訳は、
コンビニの勇者のクラスメイトである、異世界の勇者達が合計8人。
コンビニ共和国の通商担当大臣兼、財政担当大臣でもあるザリル・ローレンス。
コンビニ共和国の生活担当大臣を務める、自称国民みんなの頼れる兄貴分。別名、『ただの便利屋』でもある火炎術師の勇者、杉田勇樹。
コンビニの勇者の守護者であり。鉄壁の防御力を誇る共和国最強戦力の1人。花嫁騎士のセーリス・ノア。
そして――。
共和国を留守にしているコンビニの勇者、秋ノ瀬彼方に代わって国の全権を委ねられている、現コンビニ共和国の、暫定大統領。
コンビニ本店地下2階層にある、コンビニホテルの支配人、レイチェル・ノアであった。
「――では、皆さん。偵察ドローンの映像で確認された、世界各国から派遣されてきた連合軍。おそらく……このコンビニ共和国を侵略する目的で進行して来ていると思われる騎士団への対処方法を、この会議で決めようと思います」
ドローンが空から撮影した世界連合軍の映像。それをプリンターでプリントアウトした写真が、順番に会議の参加者達に配布られていく。
写真を全員に配るのは『射撃手』の勇者である紗和乃・ルーディー・レイリアだ。
紗和乃はこの作戦会議の司会進行役を任されていた。
全員に配布された写真には、おびただしい数の騎士の群れが……コンビニ共和国に向けて大進軍している様子が鮮明に写し出されている。
押し寄せる騎士達の圧倒的な数を見て。
会議の参加者である勇者達からは、落胆と悲壮感の混じり合った、重い溜め息がこぼれ落ちる。
重苦しい雰囲気に包まれた会議場の中で、真っ先に口を開いたのは、『撮影者』の勇者である藤堂はじめだ。
「おいおい。こんなにたくさんの騎士達に攻められて、俺達これから、一体どうするんだよ……!」
普段はあまり積極的に発言をしない、引っ込み思案な性格をしている『料理人』の琴美さくらも。泣きそうな表情を浮かべて、藤堂の発言に続く。
「うん。せっかくこの国の生活も落ち着いてきて……マンションに住む人達も、私のレストランの食事を楽しみに足を運んで来てくれるようになったのにぃ。私達、ホントにこれから大丈夫なのかなぁ……?」
藤堂や、さくらと同じように。心配そうに顔を伏せているクラスメイト達全員の様子を確認して。
司会進行役の紗和乃は、この会議で一番の権限を持っている、レイチェルの判断をまず伺う事にした。
「レイチェルさん、このような厳しい状況ですが……。私達はこれから、どうしましょうか? このままなら、おそらくあと2日ほどで。敵の大軍は共和国の国境付近にまで押し寄せて来ると思います。私達としてはこの危機に対して、今、どのように対処をするべきだとお考えですか?」
紗和乃がレイチェルに対して、そう尋ねると。
会議に参加している、全ての参加者達が一斉にレイチェルの方に視線を向けた。
ピンク色の美しい髪を後ろに束ねたレイチェルは、その場でゆっくりと腰を上げて立ち上がる。
そして、会議に参加している全員の顔を見回し。
いきなり、とんでもない爆弾発言を全員に向けて宣言した。
『――我がコンビニ帝国に害を成す、全ての愚かな人類達に正義の鉄槌を下すのです! 帝国に侵攻してくる騎士達を、誰一人としてこの地から生かして帰してはいけません。敵は全員、抹殺し。死体の欠片1つ、残す事なく。完全に根絶やしにしてしまうのです。もし、命乞いをするような者がいた時にはその者を捕らえ。この世のものとは思えない程の残虐な拷問を課し。その死体をバラバラにして、敵国の王都の上からドローンを使ってばら撒いてやるのです。今後2度と、我がコンビニ帝国に歯向かうなどという愚行が行えないように。徹底的に、完膚なきまでに。帝国に侵入して来た愚か者達を完全に絶滅させて、栄光あるコンビニ帝国の威光を全世界に知らしめてやりましょう!」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
会議に参加している参加者達が、一斉に黙り込む。
そしてそのまましばらくの間、静かな沈黙の時間が流れた。
シーンとなった、その重苦しい雰囲気を破るかのように。進行役を任されていた紗和乃が、恐る恐るレイチェルに対して小声で問いかける。
「……あのぅ、レイチェルさん? 今、一体何を話されたのでしょうか? ええっと、その……あまりにもレイチェルさんの声が小さ過ぎて。私達、内容が全然聞き取れませんでした……」
紗和乃以外の会議に出席しているメンバー達も。ウンウンと首を縦に振って紗和乃に同意する。
レイチェルが今、椅子から立ち上がり。
この場にいる全員に向けて、何かを力強く、拳を振り上げて高らかに宣言をしたようなのだが……。
肝心な話の内容は、レイチェルの声があまりにも小さ過ぎて……全員その内容を聞き取る事が出来なかった。
傍目から見ると、それはレイチェルが口を金魚のようにパクパクと動かして。何かを呟いていたくらいにしか見えなかった。
紗和乃に問われたレイチェルは、咳払いをして。
改めて、全員に向けて普通の声のトーンで話し始める。
「オホン。……今のは、ぜーんぶ冗談です☆ 私の考えている事を、改めてこれから皆様に説明させて頂きますね!」
レイチェルは『てへっ☆』と片手で頭を押さえて。
会議場にいる全員に向けて可愛くウインクをしてみせた。
その可愛い仕草を見られただけで、男性陣は顔を赤らめてメロメロになってしまう。
女性陣も頼れるお姉さんである、レイチェルの優しい笑顔に釣られて思わず微笑む。
それだけレイチェルの存在は、コンビニ共和国に参加している全ての勇者達にとって。母親のように深く慕われていたのである。
――だが、この中でたった1人だけ。
レイチェルが発した小声を、正確に聞き取る事の出来る者がいた。
その者は両手で腹を抱えながら。ホテルのロビー全体に響き渡るくらいの大声で、大笑いを始める。
「あーっひゃっひゃっひゃーーッ! レイチェル様、それマジで最高ですッ! いや〜、アタシはその素敵な考えに大賛成ですよー! この際、押し寄せて来た人間共を1人も残さずに、全滅させちゃいましょうよ! アタシ1人だけでも出動する許可を貰えれば、余裕で国境付近に奴らの死体の山を築き上げてきてやりますよー!」
突然、花嫁騎士のセーリスが。
あまりにも物騒な内容の話をし始めた事に、全員がビックリする。
会議の参加者達からは……。
えっ? えっ? と驚きの声が溢れた。
そんな1人で、大笑いをしているセーリスに対して。
レイチェルは恐ろしいほどに、冷徹で鋭い視線を送り。ギロリと睨みつけながら静かにセーリスに対して話しかける。
「――セーリス? 私は今、何も話しませんでしたよね? あなたの耳には、何か幻聴が聞こえたのではないですか……?」
レイチェルが普段の声色からは、信じられないくらいに低い声で。大笑いをしているセーリスに呼びかけた。
その冷たい声を聞いた途端に。白い花嫁衣装の銀髪娘は、襟を正すようにして畏まる。
口をつぐんで、急いで背筋を伸ばし。恐ろしく緊張した声色で、レイチェルに対して慌てて返事をする。
「……は、ハイ。レイチェル様。アタシは今、なーんにも聞きませんでした。ですので、今アタシが口走った内容は全て妄言です。お聞き頂きました皆様は、どうかその内容をお忘れ頂けると幸いでございます……」
普段、ヤンキー口調のセーリスが。まるで上司に叱られた新人サラリーマンのように畏まった口調で頭を深く下げて全員に謝罪をした。
そんなセーリスの姿を見るのは、あまりにレアな光景であった為……。会議場にいる全ての参加者達が、唖然とした面持ちで2人のコンビニの守護者達のやりとりを、不思議そうな視線で見つめる。
そんな、少しだけ微妙な空気になってしまった場を和ませるかのように。
改めてレイチェルは、爽やかな営業スマイルを顔に作り。コンビニ共和国の首脳陣である、全員に向けて笑いながら優しく語りかけた。
「オホン……。では、改めてコンビニ共和国として。今回の世界連合軍の侵攻に対する、対応策を私の口から皆様に発表させて貰いますね」
会議に参加している勇者達が、ごくりと唾を飲む。
そして真剣な表情でレイチェルの話に耳を傾ける。
「まず、基本方針としては『誰も殺さずに』。共和国に侵攻してくる敵を全て撃退し、そしてコンビニ共和国の『圧倒的な軍事力』を世界中の国々に知らしめ。なおかつ、美味しいコンビニ食品を、侵攻してきた全ての騎士達に味わって貰い。コンビニの熱烈な『虜』となって、それぞれの国に帰って貰う、という方針で私はいこうと思っています☆」
『『えええっーーーーーッ!?』』
レイチェルの発表した基本方針に。
異世界の勇者達全員が一斉に、驚きの声を上げる。
「……れ、レイチェルさん。敵を全部撃退するって、そもそもそんな事が本当に可能なんですか!? だって、攻めて来る敵の騎士団の数は20万人以上もいるんですよ!?」
薬剤師の勇者である、北川修司が、真っ先に手を挙げてレイチェルに問いかけた。
会議場で、驚きの声をあげる面々に対して。
コンビニ共和国暫定大統領のレイチェルは、余裕の表情を浮かべながら、綺麗なピンク色の髪を掻き分けてみせる。
「あら、北川様? 20万人の騎士団を撃退する事なんて……私達にとっては、とっても簡単なお仕事なんですよ? それこそ『ぬいぐるみ』の勇者である小笠原様、お1人の力でもそれは十分に可能なくらいなのです。この場合は、どちらかといえば『誰も殺さず』という制約を設ける事の方が、私達にとってはハードルを高くしてしまうかもしれません。でも、総支配人様が、このコンビニ共和国を『平和の象徴』として存続される事を願われている以上――。この国に残る私達も、その理想を叶えて差し上げる必要があると私は思っています」
「えっ、そ、そうなんですか……?」
レイチェルに、20万人を超える騎士達を撃退するのはとても簡単な事だと言われ。
北川はビックリした表情を浮かべて、唖然とする。
だが、驚きの顔を浮かべているのは北川を始めとする、数人の勇者達だけで。他の幾人かのメンバー達は、20万人の敵を撃退する事なんて――簡単だと言わんばかりに。ドヤ顔を浮かべている者達もいた。
彼らは既にコンビニ共和国の保有している戦力が、世界の国々が束になって襲い掛かって来たとしても。全く歯が立たないであろう……強力な防衛力を持っている事を理解していたのである。
会議の司会進行役である紗和乃が、レイチェルに代わって北川達にそれを説明する事にする。
「そう、レイチェルさんの言う通りよ。今のコンビニ共和国は、世界連合軍の騎士達が襲い掛かって来たとしても……。攻め落とす事なんて絶対に出来ないわ。そもそも私達には、無敵の『コンビニマンション』があるんだもの。マンションのベランダから降り注ぐ、2000門のガトリングショック砲が放つの砲弾の雨を避けてコンビニ共和国に侵入するなんて、彼らには絶対に不可能よ。きっと四条さんが作ってくれた共和国を囲む、高さ3メートルの防壁を突破する事さえ出来ずに、敵は完全に粉砕されてしまうでしょうね」
紗和乃が説明する通り。コンビニ共和国の防衛力は恐ろしい程に強化されている。
それは、例えるなら石槍を手にした原始的な部族が。
アメリカの国防省のペンタゴンに向けて、雄叫びを上げながら突撃するくらいに、無謀な戦力差がある。
共和国に侵攻してくる世界連合軍は、防壁を突破する前に。3方向から備えられた――合計6000門のガトリングの砲弾の雨が一斉に降り注ぎ。
空からはドローン部隊による、集中爆撃攻撃。
そして地上からは、戦車部隊による砲撃を受け。あっという間に粉砕されてしまうだろう。
おまけに高さ70メートル超えの『超大型クマのぬいぐるみ』を操る小笠原麻衣子。
そして、結界を張ってそれをサポートする『アイドル』の野々原有紀。
更には、『舞踏者』の勇者である藤枝みゆき。
コンビニ共和国を代表する戦闘能力の高い勇者達、カフェ好き3人娘達の戦力も存在しているのだ。
共和国内で、最強の防御力を誇る。花嫁騎士であるセーリスを戦場に投入しなくても。
おそらく戦いは、コンビニ共和国軍の圧勝に終わってしまうだろう。
なので、北川達が恐れているような……コンビニ共和国が20万人の騎士団によって攻め落とされてしまうという危機感は。紗和乃や3人娘達。そしてレイチェルや、セーリスは最初から全く感じていなかったのである。
「……けれど、レイチェルさん。レイチェルさんの仰る通り、攻め寄せる敵の騎士団に、誰も犠牲者を出さずに撃退をするというのは、私達にとってもかなり難しい事だと思います。コンビニ共和国が世界に対して無害である事。そして、これから通商や貿易を通して各国と親交を深めていきたい事を考えると。たしかに世界各国の騎士団に、あまり損害を与えない方が良いとは私も思いますけど……」
紗和乃は、共和国の軍隊が圧倒的に強い事は理解をしている。
でも、押し寄せてくる敵に死者を全く出さずに。世界連合軍の騎士団を撃退するという方法については……全く考えが浮かばずにいた。
「大丈夫ですよ、紗和乃様。私にちゃんと考えがありますから。総支配人様不在のこのコンビニ共和国を、しっかりと守りきる事は、私に課せられた大切なお役目でもあります。ここにいる皆様、そしてコンビニ共和国で生活をしている全ての方々に、犠牲を出す事は絶対にありませんので。どうかご安心をして下さい」
全員の前で再び、ニッコリと笑ってみせるレイチェル。
「ちなみに、世界連合軍の総大将は一体誰なのでしょうか? その辺りについての情報は、どなたかご存知だったりしますか?」
レイチェルの問いかけに対して。『まってました〜!』と言わんばかりに、通商担当大臣であるザリルが手を挙げて身を乗り出した。
「俺の部下達が仕入れてきた情報によりますと、どうやら世界連合軍のリーダーはカルタロス王国の新女王――サステリア・カルタロスが務めているみたいですぜ!」
へっへっへ〜と、自分が仕入れてきた情報を自慢げにアピールをするザリル。
コンビニ共和国内にあっても、ザリルの部下達による情報網は健在のようだった。
「なるほど。カルタロス王国の若き女王様が、華々しい初陣を飾る為に。やる気に満ち溢れて、わざわざここまで来ているという事なのですね。――では、私達もその女王様をしっかりともてなして、たっぷりと遊んであげないといけないかもしれないですね」
レイチェルは、上品そうに笑いながら呟くと。
コンビニ共和国軍の基本方針と、世界連合軍を撃退する作戦を会議に参加している全員に伝えていく。
そして、レイチェルが伝える作戦の内容を聞いたコンビニ共和国首脳陣の面々は――。
「よーーし、みんなやるぞーーー!!」
それぞれが、やる気に満ち溢れた表情となり。
各自に任された仕事をこなすべく。急いでホテルのロビーを後にして、エレベーターに乗って地上へと向かっていった。
会議が全て終わった後のホテルのロビーには。
コンビニの勇者の守護者である、レイチェルとセーリスの2人だけが今は取り残されている。
「レイチェル様。どーなんですかねー? 私の旦那様達は、今頃……魔王領の中で上手くやってますかねー?」
セーリスは、レイチェルに対してそう問いかけた。
コンビニの勇者達一行が魔王領に侵入してから、おおよそ1週間ほどの時間が経つ。
その間、コンビニ支店1号店からの連絡は完全に途絶えていた。原因は不明だが、通信は全く通じなくなり、
メールや電話でコンビニ支店1号店と連絡をとる事が出来ず。彼方達が魔王領の中で無事で過ごせているのかは、全く分からない状況となっていた。
「たくさんのドローンやコンビニガード達が、コンビニ支店1号店から出撃をしているのは分かっています……。おそらく、魔王領の中で、既に激しい戦闘が起きている可能性は高いでしょうね」
レイチェルは不安そうな表情を浮かべて。一瞬だけ、顔を俯かせてみせた。
だが、すぐにいつもの営業スマイルを取り戻して。
部下のセーリスに向けてにこやかに笑う。
「――ですが、総支配人様のそばにはアイリーンがいます。アイリーンはコンビニの店長を守る守護騎士としての責務を必ず果たしてくれるでしょう。ですので、私は何も心配はしていません。私達は、総支配人様が共和国に戻られる時まで。この国の平和と安定を維持する事だけを今は考える事にしましょう」
「了解です、レイチェル様! アタシも今回はコンビニ共和国の防衛に専念させて貰いますよー! ところで、レイチェル様、さっきの防衛作戦なんですけど……。アタシにだけ役目が与えられて無かった気がするんですけど。何かアタシにも、大活躍が出来るような任務を下さいよー!」
優しい姉にねだる、甘えん坊の妹のように。
純白の花嫁衣装を着た銀髪娘のセーリスが、レイチェルに対して両手を擦り合わせながら懇願をした。
部下であるセーリスにお願いされたレイチェルは……少しだけ、顎に指を当てて。その場でしばらく思案するような仕草を取ると。
突然――パチン☆ と、指を鳴らしてみせる。
そして、何かを閃いたような明るい笑顔でセーリスに微笑みかけた。
「そうですね。コンビニ共和国としても、ただ守りに徹するだけでは刺激が無くてつまらないですからね。分かりました、セーリス。あなたには、大切なお役目を与えようと思います」
「何々、それはなんですかー? アタシにもお仕事を頂けるんですかー? レイチェル様ー!」
嬉しそうに詰め寄る花嫁騎士に、ニコリとレイチェルは笑いながらウインクをする。
「この戦いが終わりましたら、こちらから世界各国に向けてコンビニ共和国の軍隊を出動させる事にしましょう。世界に『コンビニ』の存在と、その素晴らしさをもっと知って貰う為にも。私達の方から率先してコンビニの布教活動をしていくのです。総支配人様が魔王領から戻られた時に、腰を抜かしてビックリしてしまうくらいに。この世界の人々に、コンビニの商品の魅力を広めておく……というのは、とても素敵な事だとは思いませんか、セーリス?」