表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柿崎零華のコント新作集 season3  作者: 柿崎零華
4/31

episode4~人間違い~

episode4「人間違い」

とある日の事。芸能関係の仕事をしている男は、渋谷の街を歩いていた。

すると、2人の若い女性から声をかけられた。


女性A「あのすいません」


男が振り向き


男「はい」


女性B「もしかして、芸能人の方ですか?」


男が笑顔になり


男「えぇ、知ってます?」


女性A「えぇ、いつもテレビで見てます」


男が物凄い笑顔になり


男「本当?」


2人の女性が目を合わせて


女性A「あのさ。名前何だっけ?」


女性B「えっと、確か結構バラエティ出てるよね」


男は確かに、バラエティには引っ張りだこの司会者。知らない人はいなくくらいの大物である。でも名前を思い出せないでいる二人を見て、少し戸惑いの顔を見せながら、思い出してくれるのを待っていた。


女性A「あっ思い出した。紳助だ」


男「は?」


女性B「違うよ。さんまだよ」


確かに、その二人も大物だが、俺の芸名は桑本健太。代表作にはゲーム番組「踊れ桑本商店」などがある。

てか、その二人と一緒ぐらい有名なのになぜ思い出せない。そう思っていた。


女性A「紳助じゃない?たけしですよね」


女性Aが男に聞く。

男はキレ気味に


男「違うわ。ビートじゃないし、コンビじゃないし」


女性B「じゃあ、所さんだ」


男「誰もダーツ投げてへんわ。リフォーム番組やってないでしょ」


女性A「じゃあ、上田」


男「しゃべくりやってないわ。クイズもやってないし、だからコンビじゃないって」


女性2人が悩みだす。


男「てか聞くけどさ。俺の誰だが知らないの?」


女性A「確か、違法薬物やってましたよね」


男「なってないわ。なんてこと言うんだよ」


女性B「えっと、確か俳優やってて」


男は確かに俳優も度々やっていた。


女性A「あっ思い出した。桑本…」


男はやっと来たという顔をして、笑顔になり

すると、女性Aが思いだした顔をして


女性A「あっ桑本海斗だ」


それは息子だった。愕然となり


男「てかそれ息子の名前」


女性2人は気まずい顔になり


女性B「すいません。私たち急いでるんで」


その場を去っていく。


男「てか、薬って何、あいつ薬物してるの?本当なの!」


~終~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ