孤独とわがまま
こではあくまで詩です。物語の読みたい方は、他の物を読んでください。
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孤独っていい響き
悲しい響きだけど
なんかしっくりくる
でも
孤独だといわれると
胸が締め付けられる
孤独がいいんだと言い返す
本当はそんなじゃない
仲良くしたい
でもできない
なら一人でいい
それでも
さびしい気持なんて抜けやしない
欲は出る
親友になれた
その子には親友がいた
自分は親友だと思っていた
その子は思っていなかったのか
仲良くなっても
その子には仲のいい子がいる
たとえ親友でも
優先順位はそっちの子
ただの嫉妬かもしれない
見苦しいかもしれない
それでも
悲しくて…
その子が親友じゃなかったからじゃない
自分には親友ができないことだ
人の笑う理由が分からない
それでも一緒に笑っているのに
テレビを見ていた
兄弟が笑うと
反射的に自分もつられて笑っている
つまらなくても
反射的に笑ってしまう自分に
悲しくなってくる
ただこれは
自分が悪いと思う
できないと思っているものが
そう簡単にできるわけはない
そう知っていても
そう思ってしまう自分に
ため息をつつく
孤独なのと
わがままなのと
わかっているのに
治すことはできなかった
もうしょうがない
諦めて友達を演じよう
いい人だと思ってもらおう
たとえ親しくならなくても
何かあったら孤独になってしまっても
受け止めるしかない
欲があってさびしがりで
本当はすぐに悲しくて泣いてしまう自分に
さよなら、と
一言告げて
わたしには
たくさんのオトモダチができた