俺、最弱っぽい。でも、兎倒したから最弱じゃないよね?
何も持ってないってことはあれか弱いって事か。魚の時はただ魚が落ちてきただけだから避けれたけど…魚って名前持っとんのかね?ちょっと聞いてみよう
「キュキュ(名前あるの?)」
「無い!」
なんて呼べばええねん!もういいやあだ名つけて呼ぼう魚だから…さかなクn駄目だ!うーん…やっぱ魚のままでいいわ。
うん。
思い付かない。
……すっげえ今更だけどさ、この魚湖に住める規模じゃないんじゃない?俺が子犬くらいの大きさだとして、こいつは十倍以上もしくはそれ以上。って言うかそれ以上だと思う。人間の大きさ越してると思うし。
…で、それに対して、この湖はまあ普通に魚は入るけど、狭いと思うんだよ。明らかに草食じゃないし。
歯がめっちゃギザギザしてるし。
体の色も黒紫だし。あ、色は関係ないか。
って事で!教えて!魚先生!
「キュキュキュ(どうやって湖の中で生活してるの?狭くない?)」
「ああ、その事かあの湖、海に繋がってるんだよ」
ん?え?じゃあこの湖は汽水って事になるけど、俺が飲んだ時は真水そのものだったぞ?え?だから、つまり、ドユコト?てかこの魚海水でも淡水でもいいのか
「キュ(ドユコト?)」
「さあ?」
知らないんかーい(棒)
そういえばこの魚の種族って何ぞ?
聞いてみようぜ!…って俺質問ばっかしてんな
まあ…いっかこの世界の事知らんし
「キュウ(そういえば魚ってなんの種族?)」
「いや魚って…あ、そうか名前無いからな…っとそれは置いといて、俺の種族は水陸魚だ」
そのまんまですやん。
水陸って…あれか、水ならなんでもいいのかこの世界の魚って
「いや何でも良いわけではない。水陸魚はあまりいないんだよ。だから耐性が付きやすい。って事で水陸魚は大体耐性ついてるぞ」
「キュ…キュウ…(心を読まれた…だと…)」
「顔に出やすいんだよ、お前は」
なん…だって…
このネタ使ってばっかな気がする。
うんもう話が脱線しまくってる。戻そう。えーとつまり、希少種とかは耐性が付きやすいって事か。間違ってても知らん。
あ、後一番初めに聞くべき事があったじゃないか!
「キュ(そういえばさ、ここどこ?)」
「は?」
うん。
普通そういう反応ですよね。何故最初に聞かなかった俺。
「キュキュウ(いやだから、ここどこ?)」
「…え、あ、おう、えっと、ここは森だ」
落ち着け。森だって事は分かってる
「そうじゃない、俺。えーとここはゴブリンの森って人族が呼んでるぞ。ここゴブリンめっちゃ多いもんなぁ。後無駄に森の規模がでかい」
「キュ(そのまんまやん)」
「だよな」
そういえば冷美達大丈夫かな……いや、魔物が返り討ちにされてる映像しか出てこない。冷美は生き残る事確実で、準は……微妙…
「あ、そういえば最近王都の方で見た事ない術式の魔法が発動されたんだが…召喚術に似ていたんだがちょっとだけ違う術式が混じってたんだよな…勇者が何かしでかしたか?」
勇者!?まじで!?いんの!?
「キュ!キュウ!?(勇者ってまさか召喚術とやらで来た異世界人とか!?)」
「お、おう…それは知ってんのな…勇者がなにか召喚したっぽい」
まj…って、え?召喚した?召喚されたじゃなくて?じゃあ勇者は何年前位に召喚されたの…?
「キュウ(勇者って何年前位に召喚されたの?)」
「え?う〜ん 二、三年前じゃねえか?」
はいそうですか。うーん二、三年前といえば…なにかあったような気がする。えーとなんかニュースでなんかやってた。
うん。
思い出せませぬ。
人間、諦めが肝心。今は犬(っぽい何か)だけどね
王都かー。行ってみたいけど行ったらウワーマモノダーコロセーってなるな。どうしましょ。
この森も危険だし。今は水陸魚がいるけどさ。強いらしいし
とりあえず目標は生きよう。死んだら元も子もないからな。