ひと狩り行こうぜ!!
結局、寝れずに朝になった。
…夢オチだったら良かったのに…その前に寝てないけど。
…寝不足だな。眠い。凄まじく眠い。もう今日の夜は、ちゃんと寝よう。うん。……ん?湖に、俺の姿がうつってる…あ、昨日俺確認してなかったじゃん!
…なんじゃこりゃあ……犬猫(?)じゃなくて犬に近いな…狼?一時は猫かと思ってたが何か角はえてるし、しかも三本…色は限りなく白に近い青色…と言うかよく見なければ、青色とは分からないんじゃないか?尻尾は、うん、狼っぽいけど何か違う…何かこう…尻尾の先の方がふさふさなんだよね。
いや全身ふさふさなんだけども…ん?何か胸?の辺りに◇みたいな形の赤色の宝石?がある。
…うーん…よく分からんのでこの件は放置だな!…説明長くなったな………すまぬ。
――――そして名前(仮)は犬猫(?)から犬(?)になったのであった。
「キュ~……」
嗚呼…腹…減ったな…どうしよ……
……………。
…余り気が進まないけど…こうなったら、狩りをしよう!
…狩りなんてしたこと無いけど。
…まあ(元)地球人だし?………。
……でも、ここがまだ異世界と決まった訳ではないけどな……あれ?地球に俺みたいな変な生物いたっけ?
…いなかったな。
どうしましょ、異世界という確率が高くなってしまった。…凖達今頃どうしてるかな…KY発言して冷美に殴られてたりしてw……流石に無いかな?混乱してそう。
凖以外
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「なんか今一瞬誰かに仲間外れにされた気がする…」
「ん?あれ?凖が復活してるし」
「ここまで人を雑に扱う人を見たの今までで冷美位だよ」
「(ドヤッ)」
「なぜにドヤ顔!?」
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ん?何か今漫才が聞こえたような……まあそれはそれ、後で考えればいいか。
とりあえず今は何かしら食わねば死んでしまう!腹減ったぁあああああああ(二回目)!
生きねば。っていや、今そういうの良いから…一人漫才って…虚しいな………。
……まずは獲物を探そう!
走るぜおらああああああああ!!
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なぜ、俺は走ったのだろうか……走ったおかげで横っ腹痛くなるし、腹も減りすぎてもうやだ家に帰りたい…帰る家ないと思うけど。
ガサッ
………!!おお!!兎だ!兎がいるぞおおおおお!!喋ったら駄目だからな!?うぉぉおおおお!!…え?お前が一番喋ってるって?…黙れ小僧!!あ、すいません調子乗りましたごめんなさいこのネタ使いたかっただけです。
すいません
茶番はさておき、あれをどう捕まえようか……まずはそ~っと近づいてだな…抜き足差し足忍び足っとな。
よし!気づかれないままあと数メートル!!よっしゃもらt
パキッ
あ。
…えぁぁぁああああ!?何故だ!!何故こんな所に用意されたかのように小枝があるんだよぉぉおおおお!
ああ、兎が……どんどん遠ざかってる…
くっ!こうなっては仕方がない!秘技!『ゴリ押し!』
うぉぉぉおおおおおおおおおお!!走るー!走るー!俺ーたーちーーーい!!
行けぇぇええええええ俺の爪ぇぇええええええええ!
「キュウウウウウピイイイイ!!」
「ギャッ!?」
仕留めたぞおおおおおお!
てかやばい、見てくださいよ!この惨状!思っきし兎の首切ってしまって血が!血がブシャァァアアアアって!なしの妖精じゃないんですから!…えーおふざけはこのくらいにして、早速兎を頂こうと思いましたが、第一の難関に出会ってしまいました。…それは生肉が食えないと言うことだ。…この体で生肉okでも俺は無理です!!精神的に!そう!(元)人間なのだから!
ごちそうさまでした。
美味しかったです。
え?さっき生肉NGとか言ってただろって?……ソンナコトイイマシタッケー?
血は湖で洗い流そう。ベトベトして気持ち悪い…それに、血の臭いで俺より強い奴らが来そうだし
……また歩くんかい…もう疲れたよパトr…やっぱなんでもない
…あれ?湖の場所ってどこだっけ?
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絶賛迷子中なう。
どうしよ…もう疲れすぎて、慌てる事すら出来ねえ。本当どうしよ。……待てよ、今の俺は人間じゃない、つまり水の音とかにおいを辿って行けばなんとか帰れるかもしれん!偽せば成る!為さねば成らぬ何事も!
…いつの間にか湖が帰る場所になってる…もういいや、あそこが今の俺の家だな
うーん一応水のにおいはするけど、どこか分かんねぇ。…まあこの体には慣れてないしな…うん。
はぁ~一体どこにあるんだよみずうm…あった…俺すげー…と思う。
多分
とりあえず血を洗い流そうそうしよう
水冷てぇ…当たり前だよな。ん?湖になんかいる?……なんだあれ!!