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『Materialize World Online』  作者: 高須 白
21/35

21.地道な努力?

今月、もう一話投稿できました

 あれから数日、第2都市が解放(アップデート)されたことで第1都市から人が減っていること以外、これといった出来事もなくレベル上げに勤しみ、Lv.15になったくらいで今はギルドホーム二階の自室に引きこもり、スキル“氣術”を上手く使おうと一人で修行的なことをしている

「発動した時にはちゃんと全体的に身体強化できるのにそこから一部部分だけに氣を収束させようとしても途中で氣が霧散してしまう」

 氣の量が足りないのか?それとも・・・


 コン、コン


「私よ、入っていいかしら?」

 エミルか、何のようだ?

「空いてるから勝手に入れ」

淑女(レディー)が訪ねてきたのだからもう少し優しく言えないのかしら」

 入るなり腕を前で組み、分かりやすくちょっと不満げですというアピールをして椅子に座る

「悪かった。紳士な対応は学校でも習うことないから知らねぇんだよ」

 笑って皮肉げに言い返す

「別に気にしてないからいいわ・・・コレ」

 その手には刀と銃がある

「サンキュー」

 耐久値が磨耗しきっていたのでエミルに頼んだ武器を修復してもらった。修復してからわざわざ持ってきてくれたらしい

「珍しく部屋に引きこもってなにしてるのかしら?」

「氣術のコントロールしようとしてるところ」

「具体的にどんなしようとしているのかしら?」

「大きいエネルギーを一つの場所に集約したりすること」

「貴方、あのウザいの相手に声で氣を集約できてなかったかしら?」

「確かに声で肉体を簡単に強化できる。“氣術・一点集中、右拳”」

 全身が一瞬、白く輝くと即座に右拳だけが白いオーラに包まれる

「あら、本当ね」

 コイツって反応薄いよな

 それはそれとしてあっさりとタイムラグもなく簡単に発動できるのはいいけど・・・

「黙ったままさっきと同じことできないかと思って練習してるんだけど上手くいかない」

「そう・・・貴方は無言で使う時、何をイメージしてるの?」

「液体が身体を満たす感じ?」

「疑問系で答えない!要領よく的確に言いなさい」

 お前は教師か!

「貴方専属にならなってあげましょうか?」

 わざとらしく口許を隠して笑いからかいはじめる

「考えとく」

 俺より中間テストよかったしテスト前なら教えてもらうのも良いかもしれないな

「なっ何を言ってるのかしら!?冗談と本気の区別もつかないのかしら」

 いつもの読心術的なモノが発動してない。それより真っ赤なんだけど・・・大丈夫か?

「コイツ、大丈夫?みたいなこと思わなくていいわ!私は大丈夫よ、だから三分待ちなさい」

 慌ててるなよ?深呼吸、深呼吸。でもな・・・お前は三分拉麺か!


 三分後


「もう大丈夫。変なところ見せてごめんなさい。でも貴方が悪いのよ」

 落ち着きを取り戻し、慌てて取り繕う

「何か・・・ごめん」

「そうよ!もっと額を床に擦りつけるように下げなさい」

 謝ったのに何か理不尽な気がする

「話を戻すが、液体が身体を満たすってイメージは変なのか?」

「その場合、動きがなくて留まってるの。もう少し流動性のあるものをイメージなさい」

 流動性ってなんだ?流れに動き、とりあえず動くものってことだな

「人間の血流とかそんなくらいか?」

「人の血流は循環するし、流れるイメージには適してると思うわ。やってみたらどうかしら?」

「“氣術”」

 目をつむり、身体の中のエネルギーを循環させて一ヵ所に集めるイメージする。感覚的には身体という大きなエネルギーを少しずつ、拳に汲み上げて溜めこむイメージ

「できてるわよ」

 恐る恐る目を開けると・・・さっきと同じように右拳にオーラが集まっている

 おおお、できてる!


 ポーン、ポーン


「何か、スキル所得した」

 氣術操作:PS

 氣の込めたモノを自由に操作できる


 氣術浸透:PS

 氣を浸透させる


「よかったわね」

「説明が曖昧で困るスキルだけどな。何か、武器以外の刃物持ってない?」

「試作で作った投げナイフならあるわ。何に使うの?」

「こう使うんだよ」

 柄のない黒染めナイフを受け取り、その場で氣を浸透させて浮かせたり、そのまま動かしたりして感覚を確かめる

「面白い手品ね」

「手品に見えるけどちゃんと使える戦闘スキルだよ。エミルのおかげで手に入った、礼を言う」

「私はそんなに感謝されることした覚えないのだけれど気持ちは受け取っておこうかしら」

「受け取るついでにコレを50本くらい頼む」

「はい、渡しとくわね」

「・・・クロノはエミルから試作品投げナイフ50本もらった」

 何でそんなすぐに出てくるんだよ!

「リアクションを誤魔化す様にドラルンルンクエストのマネしてもおもしろくないわ!」

 せっかくのボケが辛辣なツッコミに潰された!心無し目が冷たいんだけど・・・

「悪かったな。俺だってドラゴンがルンルンしながら襲ってくるRPGの真似なんかしたくないんだよ!」

あれ、気持ち悪いんだぞ!ケバイ龍がウインクしながら投げキッスしてくるんだからな!地味に威力高いから気持ち悪いし、強いしの二重苦だぁぁぁ

「じゃあ、何でしたの?」

 素でツッコミ入れるな!

「話を戻すけど投げナイフに種類があるのは?」

「創作意欲が止まらなかったのよ!だから手裏剣、首無、針、アイスピック、ナイフを作ったのよ。いかがかしら?」

創作意欲が暴走気味の間違いでは?

「ふ~ん。とりあえず一セット十本ずつにしてるのはそれから選べってことだろ?」

「そうよ。どれを作ってほしい?」

「普通にナイフでいい」

「面白くないわね」

「面白がるな!ファンタジーだからコレでいいんだよ!」

アイスピックとか手裏剣とか何か変じゃん!


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