水伊津・菌具
掲載日:2025/11/10
僕はそんなことが嫌いだ。
何もできない自分のことが嫌いだ。
毎日の惰性に観念した自分が嫌いだ。
でもうまくいかない。どうしてもうまくいかない。
どうやって?一体どうして?
僕がなにかした?神の恨みを買うことでもしたか?
わからない。わかっても今更だ。
どんなに過去を悔いるとも、今は変わらない。
その言葉は完全な絶望であると同時に、僕の無きにも非ず理性の欠片を繋ぎ止めてくれた言葉。
もう戻れないと思うと涙が出る。はらはらと出る
夜を駆け抜く姿一つ。速度を絶えることなき、ひたすらと目的地に着く事だけが目的で。
息も絶え絶えに休むのもを忘れて。
一分、二分、四分の後八分。
やがて、目指していた場所が目に入り、徒歩が緩めた。
透明の壁の越しにある天国で目がいっぱいになった。
ようやく、顔を下ろすと、アレを拝むことができた。
でも、アレが決して良い物ではなかった。
「ストローベリーフレーバーウンパールンパーショートケーキがきれてるやんけっーーーーーーー!?」
そう。僕の唯一の生きる理由であったアレがもうない。
シン・ジャオ。
脳震盪を起こしながら。そう思った。
「バイバイ、セカイ」
FIN.
ホラ落書きだから安心して。作者自身が脳震盪を起こしていない⋯かも。




