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無情の魔術師  作者: 情緒箱
第五章:導き編
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第五十二話:お忍びは困る

「さて、『黄昏』。後は任せていいですか?」

「ええ勿論よぉ。そもそもイレギュラーを偶然、ミリアちゃん達が対処してくれただけだもの」

「…では失礼します」


 「モナカちゃんとニナちゃん寝てるけどいいのぉ」と聞こえた気がするが大丈夫、幻聴だ。


 * * *


 ミリアは館を出た後街を散策した。

 今日、街はお祭りなのだ。だから普段見慣れない店が多く出る。

 この街はセレスティナがある街の隣町なのでセレスティナの生徒はそうそう来ないだろう。なのでミリアも変装はせず、白色の私服で過ごすことにした。

 結局祭りを楽しむならイザベルを連れてきたほうが良かったかもしれない、と反省したミリアだった。


 驚いたのは人の多さだ。何か面白い店はないかと中央通りを通るだけで人の波に飲み込まれそうになる。

 これでは店を見回るという話ではない。

 かといって飛行魔術を使うのは論外だ。

 ミリアは身長も低いので周りを見渡すことも出来ない。

 しかしこういう時に便利な魔術がある。


「『発動(アザスト)』」


 ミリアは呟き声で詠唱し発動させた。

 この魔術は透視を可能にする魔術だ。透視する範囲は自由に設定可能なので1mずつ離していく。

 1、2、3…

 透視の範囲が6mほどに達した時、ミリアは信じられないものを見た。

 深く帽子をかぶり、犬が真ん中に刺しゅうされた服を着、黒のスカートという、ファッションセンスが皆無だが、隠しきれないその美貌は、ミリアにとっては誰だか一瞬で分かる。


(まさか…お忍びで来ているのか?セフィル王女…)


 そう、美しさと可愛さを兼ね備えた美貌を持つレティーラ王国が第二王女、セフィルがそこにいた。

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