②大脳ってどうなってるの?
【会話劇:ランチ休憩中の脳トーク】
野田さん(天然ボケ)
「ねぇ、富沢さん、大脳って“半球”になってるって聞いたんだけど、それって地球みたいに赤道で分かれてるの?」
富沢さん(冷静な理系タイプ)
「…赤道ではなく“中心溝”だね。大脳は左右に分かれていて、さらに“前頭葉”“頭頂葉”“側頭葉”“後頭葉”の4つに分けられてる。それぞれの“葉っぱ”に機能が違うんだ。」
亀田サン(情熱派のOL)
「なるほどね〜。じゃあ、“前頭葉”は“おでこ”あたりってことでしょ?ここで考えたり、判断したり、恋に落ちたりするのよね~?」
安藤サクラ風のキャラ(落ち着いた心理分析系)
「そうね。前頭葉は“意思決定”や“感情の制御”に関わるし、“運動”の指令も出す。人間らしさを生み出す場所って言われてるわ。」
越村くん(いじられがちな後輩)
「じゃあ僕が何も決められないのは…前頭葉のせいですかね…?」
富沢さん
「それも一因かもしれないけど、後天的な習慣もあるからね(笑)。ちなみに“頭頂葉”は“触られた感覚”を処理するんだ。痛いとか熱いとか、触覚の本部。」
野田さん(なぜか自分の頭をつねりながら)
「じゃあ私がこの前、電車で足を踏まれたのに気づかなかったのは、頭頂葉が寝てたのね。かわいいな私の頭頂葉…」
亀田サン
「それ“かわいい”じゃなくて“危ない”でしょ!? ちなみに“後頭葉”は視覚ね。見るってことに特化した場所よ。」
越村くん
「じゃあ“目”で見た映像が、後頭葉で“理解”されるってことですか?」
富沢さん
「そう。視神経で入ってきた情報を、後頭葉が『これはリンゴだ』って判断するんだ。“色の認識”にも関わってるよ。」
安藤サクラ風キャラ
「そして“側頭葉”は、音を聞いたり言葉を理解したり、記憶に関わる部分ね。“聞く・話す・覚える”のすべてに関与してる。」
野田さん(小声で)
「じゃあ…その側頭葉がしっかりしてれば、昨日の課長の小言も覚えてられるってことね…」
富沢さん(補足しながら)
「あと、脳の奥には“海馬”っていう場所もある。これは特に“空間の記憶”に強く関係していて、地図を覚えたり、場所を認識したりするときに使われる。」
越村くん
「海馬…って、あのかわいい海の生き物ですか?どうして名前が同じなんですかね?」
富沢さん
「形が似てるんだ。脳の中でくるっと丸まってる形状が、タツノオトシゴに見えるっていう説もあるね。」
富沢のホワイトボードまとめ
脳の領域主な働き
前頭葉思考・判断・感情制御・運動指令
頭頂葉触覚・空間認知
側頭葉聴覚・言語理解・記憶
後頭葉視覚・色の認識
海馬空間記憶・エピソード記憶
野田さん(感慨深く)
「私たちの“私らしさ”って、こんな葉っぱたちが作ってるのか…。なんか、脳って…植物みたいに奥深いね。」
一同(しばし沈黙)
「……いや、葉っぱはメタファーでしょ。」