ここまでの登場人物(一部一章)
【主人公 ①】
唯 蕾生
市内私立高校に通う一年生。十五歳。男
身長 百八十センチメートル
容姿 黒髪短髪、普通体型。高身長であるが鍛えたりしないため筋肉などはない
性格 暗い。幼馴染と両親以外に心を開かない
能力 常軌を逸した怪力。幼馴染と両親以外には秘密
懸念事項 壊滅的に寝起きが悪い
【主人公 ②】
周防 永
蕾生の幼馴染で同級生。十五歳。男
身長 百六十五センチメートル
容姿 茶髪、茶目、ややお洒落。細身。運動経験あり
性格 外面がいい。腹黒い。すぐおちゃらける
能力 未公開
懸念事項 今回の転生ではどう行動するか?
【銀騎研究所にいた人々】
◎ 銀騎 皓矢
銀騎研究所副所長。二十八歳。男
銀騎詮充郎の孫であり後継者
芸能人も逃げ出すほどのイケメン
素朴な物言いで、人当たりがよい好青年
◎ 銀騎 詮充郎
銀騎研究所所長。七十四歳。男
銀騎皓矢の祖父。
数十年前に未確認生物とされていたツチノコを発見。生きた標本の採取に成功し、新生物として登録に成功。一躍時の人となった。
現在はほとんど人前に出ず、研究に没頭している。
◎ 佐藤
銀騎研究所の女性職員。見学会においては講演会の司会をしていた。
研究者らしくない、どこか異質な雰囲気を放つ。
◎ 温室の中にいた少女
蕾生と永が出会った、どこか懐かしい雰囲気の少女。永は彼女を「リン」と呼んだ。
長い黒髪、黒目、簡素な白いワンピースを着ていた。
永を「ハル様」、蕾生を「ライ」と呼び、二人を研究所から追い出した。
【千年前の人物】
◎ 英 治親
有力武家の棟梁。武士らしくないお人好しな面がある。
帝護衛の任を賜り、鵺に対峙。部下二人とともにこれを倒すも、呪いを受ける。
転生後の姿(現在) → 周防 永
◎ 雷郷
英治親の腹心の部下。戦災孤児出身で武に長けた男
転生後の姿(現在) → 唯 蕾生
◎ リン
英治親の側近。戦災孤児出身の少女
転生後の姿(現在) → 銀騎研究所の温室にいた少女?
◎ 鵺
千年前、宮中に現れた怪物。
頭は猿、胴体は猪、尾は蛇、手足は虎という異形である。
鳴き声が鵺という鳥に似ていたことからその名がついた。
鵺が出現した目的は帝を呪うことだったが、道半ばで殺されてしまったため、その殺意は自らを討った英治親に向けられた。その部下であり、直接手を下した雷郷と、その場に居合わせたリンも治親諸共鵺に呪われた。