表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話  作者: 島風


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/57

第39話 婚約破棄

俺とアリシアの破局、それを俺は再確認した

俺は自分の部屋で休んでいた


 俺たちはエリアスの宿から領主アンダースの館へと帰ってきた 


 まだ日は落ちていないが、俺はベットで横になっていた


 目を瞑り妹のベアトリスと許嫁のアリシアのことを想っていた


 色々な事が頭をよぎっている、そんな時


『コン・コン』


控えめなノックの音が聞こえた


 おかしいな。アルベルティーナ達との約束には大分時間がある


 エリスなら、ノックなどしない


「......レオン......」


涼やかでいて、それでいてどこか悲しみを含んだような声がした


 アリシア・・・


「誰だ?」


声の主を知りながらも答えた。怒気を含めた声で


「......私、アリシアよ......」


「............」


アリシアは何か言葉を待っているのだろう。だが、俺は無言をつらぬいた


 待ちきれなかったのか、アリシアはドアを開けた


 部屋の前には無言で立つアリシアがいた


 待っていれば俺から何かしらの優しい言葉をかけてもらえると期待しているのかもしれない


 俺はまたしても根負けした


「何しに来たんだ?」


アリシアはやっと顔をあげた。一瞬、笑顔が見えた


「後をつけてきたのか?」


「そうよ。でも安心して、別にエリアスの命令じゃない。ただ、レオンと話したくて」


「今更俺と話す事なんて無いだろう。お前はエリアスの女になったんだろう?」


「それは違う、今はエリアスとは距離を置いてるの。信じて」


「そんな事が信じられる訳無いだろ。お前、俺を何だと思ってるんだ?」


「私は、私はレオンが好きなだけ


 私、本当に後悔してる。私にとって本当に大事な人が誰なのか、今ならよく分かる」


「俺の気持ちはどうなるんだ。これまで俺がどれだけ惨めな思いをしたか分かるか?


 役立たずだった俺のことを、お前はゴミ屑みたいに捨てたんだ


 本当に大事だったのは俺だって?今さら過ぎるだろ!」


「ごめん、私、自分でもどうしてあんな事したのかわからなくて


 私、馬鹿だった。一時の感情に流されて


 お願い、許して。私、よやく気づいたの。レオンは私にとって、居心地の良い空気みたいな人


 私、レオンがいなくなったら、息が出来ずに死んでしまう」


「恋愛は勇者として、俺はいざという時のキープか?


 馬鹿にするな!


 あの時だってお前から一方的に離れて行ったじゃないか!」


「......」


「俺の事なんてどうでもよかったんだろ?ホント、何なんだよ?」


「許してください。なんでもします」


「じゃ、俺の前から消えてくれ。前も言ったがそれが俺の願いだ」


「ごめんなさい。お願い、許して。あなたと別れたくないの」


「......」


「私にとっで一番大切なのはレオン、あなたなのよ」


「じゃあ、何故エリアスとは別れないんだ?」


「エリアスとは別れるわよ。本当よ」


アリシアは顔をあげた。瞳からは涙が溢れていた


「私、おかしくなってた。ごめんなさい。ごめんなさい。もう二度と間違いは犯さない」


「そんな嘘が通用するか。謝っても許されない事だってあるんだぞ!!!」


「わ、私、私、あああああああああああああああああああ」


アリシアは号泣し始めた


「結局、二人を天秤にかけただけだろう」


「違う、違う、違う......」


アリシアは泣き続けた......


 アリシアは泣き尽くしたあと、しばらくの間、沈黙していた


 そして意を決したように、やおら自分の服に手をかけた


「な、何を」


アリシアはただ、黙って服を脱いでいった


「何でもするから。だから......」


アリシアは裸で抱きついてきた。懐かしいアリシアの香り


 ひと肌の温もりが俺を包む。アリシアの身体は暖かく、そして柔らかかった


「アリシア、止めろ」


俺は冷たく言った


「アリシア、俺はお前たちを殺そうと思っていた」


『びくん』とアリシアが震える


「嘘よ、レオンはそんな事しない」


アリシアが顔を上げる。潤んだ瞳は淫靡な色に包まれている


「俺はお前らの所為で死線を彷徨ったんだぞ」


「それでもレオンは私を殺したりしない」


どうやら俺のことはアリシアには見透かされているようだ


「アリシア、殺したいと思った事は本当にあった


 今でもお前を見るたびにあの日の夜のことを思い出してしまう」


アリシアは俺を見つめると


「ごめんなさい。私、何でもする、どんな償いでもする。でも、あなただけは失いたくないの」


「アリシア、駄目だ。俺達はもう終わりなんだ」


「レオン、お願い。せめて一度だけでもいいから私を抱いて」


「なんだ、これからエリアスと寝るんじゃなかったのか?」


「あれは、あなたを助ける為に仕方なく言ったのよ。本当に」


「俺と寝た後にエリアスと寝るのか?


 ふざけるのも大概にしろ、アリシア!俺はもうお前の事何とも思ってない」


「そんな筈ない。一緒に育んだいっぱいの思い出、私には忘れられないわ。レオンだってそうでしょ?」


本当は俺もアリシアの事を簡単に忘れる事なんて出来ない


 例え、どんなに汚れて、堕ちてしまった幼馴染でも、俺にとっては大切な人だ


 だが、今の俺にはエリスがいる


 その時


『バタン』


俺はドアの方を見た。そこにはエリスがいた


「エリス、これは違うんだ」


俺は狼狽した。これじゃエリスに勘違いされてしまう


「レオン様、私は勘違いなんかしません。ごめんなさい、お二人の話はさっきから聞いてました


 それで、我慢できなくてつい......


 レオン様、レオン様がアリシアさんを受け入れられない理由は、


 本当にアリシアさんが許せないからなんですか?」


「そ、それは」


「私の存在って何なんですか?」


「エリス、すまなかった。俺の今の恋人は君だ」


「アリシア様は以前のアリシア様に戻ってます


 今のアリシア様は良い人なのかもしれないです


 それでも、レオン様は私のものなんです。アリシア様には渡しません!」


「エリス、ごめん。俺、どっちつかずで中途半端だった


 俺は君のおかげでアリシアやベアトリスを殺そうだなんて思わないで済む


 まともな人間に戻れたのもエリスのおかげだ」


「レオン様」


「アリシア、悪いが、今の俺にはエリスが大事なんだ」


「ごめんなさい」


アリシアは小さな声で言った


 どうやら俺がアリシアを抱かない理由を悟ったようだ


 今の俺に必要なのはエリスだけだ。そこにはもう、アリシアの入り込む余地は無い


 アリシアは服を身に着けていった。そして.....


「ひっく」


アリシアは時々すすり泣いた


 汚れきった俺の幼馴染。どんなに汚れても、俺は彼女を許していた


 だが、恋人として彼女を受け入れる事はもう出来なかった。


「ごめんなさい。私が馬鹿だった。いつまでも許嫁のつもりで、ごめん


 私にそんな資格がある訳ないわよね。ごめんなさい」


「ア、アリシア......」


「婚約は破棄しましょう。故郷の両親には手紙を送っておくわ」


「すまないアリシア。だけど、勇者パーティだけは早く抜けてくれ。このままじゃ取り返しのつかないことになる」


「そうね。でも、ベアトリス一人残すのは可哀想だから。ベアトリスが正気に戻ったら


 二人で抜けるわ」


「ああ、お願いする」


「エリスさん、レ、レオンを...


 レオンのことをお願いします」


そういうとアリシアは泣きながら部屋を出て行った

注意:島風の取説、島風はコメント欄を見ない時があります。自身のメンタル守る為です。この種の小説は人間の感情のデリケートな部分を扱っている為、様々なご意見を頂きますが、島風は結構、傷つきます。その為、せっかく感想を書いて頂いたのに、返信できない時がございます。失礼は重々、承知しておりますが、それは島風のメンタル崩壊中とご理解頂き、失礼をご容赦頂きます様お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

読んで頂いた読者様ありがとうございます☆ 本作について、 「ちょっと面白かった!」 「島風の新作を読んでみたい!」 「次は何を書くの?」 と思って頂いたら、島風の最新作を是非お願いします。リンクがありますよ~☆ 読んで頂けると本当にうれしいです。 何卒よろしくお願いいたします。ぺこり (__)
経験値10000倍~ハズレスキル放置プレイヤーが覚醒したらレベル上限なし! 最強で最速のレベルアップ、俺は隙間時間を利用して世界最強に成り上がる~ ▲上記の作品もよろしくお願い致します(宣伝)▲
― 新着の感想 ―
[一言] 勇者パーティを抜けるといったのに抜けてない エリアスに抱かせろといわれ承諾、なぜかその後すぐにレオンたちをストーキングできる不自然さ あの勇者がそれを許すのか、そして繰り返される同じ言い回し…
[一言] 仮に勇者が魅了的なスキルを使ってなくても、こんな男嫌気がさすわw アルベルティーナの時も思ったが、なんでエリスが大切だからお前とは有り得ないって言わないんだろ アリシアに対してはともかく、エ…
[良い点] 愚妹ちゃんやビッチちゃんはともかく、エリアス?エルタソ?あの寝取り魔はキチンと殺処分してくれたら助かります。バラバラにしてあげてね(・ω・) 死んだ後死体を解体するんじゃなくて生きてるうち…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ