エチエチサキュバス(ホモ)が忘れられない、せや仲間探そ!
一人は嫌だ。
元の世界なら一人でもなんともなかったし、逆に「孤高の俺かっけー!」とか思っていた。
ただ、こんなわけわからん世界でいきなり一人になったら不安になる。
俺は数少ない知り合いを思い浮かべる。
そうだ!あいつがいるじゃないか!
俺の唯一の友人(?)のあいつ、「けいちゃん」
彼は「発作性発狂症候群」という病気を持っていて、突然大声をあげたり、よだれをたらしながら絶叫したりするような奴だった。
彼とはじめて話したのは、彼が授業中唐突にずぼんをおろして脱糞し、汚物を食い始めたときだった。
周囲と馴染みたかったけど馴染めなかった俺は、明らかにカースト下位な彼となら仲良くできると思ったんだ。
ほんと、最低だよな。自分でもそう思う。
俺はユニークスキルを使って、彼の独特なにおいを探す。
お!意外に近いじゃないか!!!
この木を抜けた先にいるはずだ。
ん?あれは、、、
青いマント。雷のように煌めくブーツ。黒く光る大きな剣を背中に携えたイケメンだった。
謎のイケメンは後ろを向いたまま、俺に話しかけてきた。
身震いするようなイケボだった。耳が犯されるとはこのことかと思い、絶頂した。
「そこにいるのはわかっているんだ、オーク。殺されたくなければ去れ。俺は少し前の記憶がないが、どうやら勇者というものに生まれ落ちたらしい。職務を全うしたいのはやまやまだが、なぜかヨダレをたらした獣のような奴には愛着があってな。今なら見逃してやる」
声がでなかった。
お前が勇者かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
勇者「Kちゃん」とうまくやれるのか!?
どうする田中!?