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運転手  作者: 真波(nisikawa)
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第3話

1週間以上更新できなくて申し訳ありませんでした。

「進行、出発!」

 電車がマスコンに合わせて加速する。横を見ると神戸線と宝塚線がこっちと並んでいる。

「まぁ、怒られるけど早く着くのもいいし、レースでもいっちょやるか。」

 十三には制限がない。だから、120全開にする。神戸線と宝塚線は中津があるので減速する。だからその二つの線を抜かす。

「よし、追い抜かした。」

 そのまま淀川を渡る。いつもは渡りきると減速する。が今日はしない。駅ギリギリで減速をかける。

 神戸線が追いついてくるが、1位なのは変わらない。阪急のレール幅は長いのでそのまま突っ込んでも脱線はしない。

 止まれ印の300m手前でマスコンをブレーキ5に入れる。電車は音を立てて止まる。

 今日は神戸線と宝塚線より早く着いた。せいでアナウンスが追いついていない。

 着いているのになりだすせいで客が混乱する。見ると車掌も混乱している。ので、私が言う。

「これは 9:13分発特急 京都河原町行きです。1分早く着いているのにアナウンスが鳴ったことをお詫び申し上げます。」

 客は電車が早く着いたことで嬉しそうにしている。でも信号は守らないといけないので待つ。

 そうすると、一人のおばあさんが

「あのぅ。・・・。すみません。嵐山はこれ止まるんですか。」

「いや、止まりませんが。何時に嵐山に?」

「えーっと、別に何時でもいいです。」

「じゃあ、これのあとに直通特急 嵐山行きが来るんでこのホームで待っといてください。そうすれば

 乗り換えなしで行けますから。」

「ありがとうございます」

 おばあさんは安堵の表情を浮かべてベンチに座る。

 こんな事をやっているうちに定刻を2分すぎてしまった。

 すぐさま発車する。

 2分遅刻なので回復運転に切り替える。

 回復運転のときは制限はないので120kmを出す。

 そうして、南方を通過する。南方の人はこんな速さの電車が通過したことがないので驚いたことだろう。

 そうこうしている間に崇禅寺通過。

 そのころにはもう予定通りだったので通常運転に切り替える。車掌が嘘をつく。

「十三の踏切の安全を確かめるため、電車に遅れが出たことをお詫び申し上げます。まもなく、淡路、淡路です。北千里線、地下鉄線はお乗り換えです。右側の扉が開きます。ご注意ください」

ゴールデンウィークとテストの影響で次の掲載は5.14掲載になります。申し訳ありません

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