第2話
正雀車庫に入り、電車から降り、併設してある検人場に入る。ここでアルコールなどの検査をする。
私は基準値内だったので阪急の9000系の前に立って指さし確認をし、車内でも指さし確認をしてから、
運転台の鍵を入れマスコンを1回上げ下げする。そして、
「進行!出発!」
と言ってマスコンを5に入れる。そして、
「回送 梅田 停車!」
と言って、速度を55km/hにする。検車場~梅田間は暗黙のルールで制限60km/hである。そうして、
「相川 通過!」
と言って、相川を通過した後、制限30km/hの標識が出てきた。これは淡路を通過したら解除される。そうして、速度を25km/hにした後、
「淡路 通過!」
と言って淡路を通過した後再び速度を55km/hにした。そうして、30秒後に
「崇禅寺 通過!」
と言って崇禅寺を通過する。南方も1分後に通過する。そうして、また制限30km/hの標識が見えた。
標識が見えたために25km/hにする。そうして、20秒後に
「十三 通過!」
と言って十三を通過した後、55km/hに戻す。
そうして、中津を通過した後20km/hに減速する。そうして梅田に入る。
わたしは停車位置の40メートル前でマスコンをー5に入れて停車位置で停車する。
そうして、表示板を 特急 河原町行きに変えてから運転手の休憩所へ行った。中には幼なじみがいた。
「おう。」私が言う。
「おう。」と幼なじみが返す。
「お前はどこに配属になったんだ?」私が言う。
「あぁ。俺は神戸線に配属になって、8000系の特急を動かしてる。」幼なじみが返す。
「それはそれは。私と一緒じゃないか。」私が言う。
「何がだよ。」幼なじみが聞く。
「特急てことがだよ。」と私が返す。
「どこのだよ。」幼なじみが聞く。
「去年と同じ京都線だよ。」私が言う。
「よかったじゃねーか。」幼なじみがいう。
そして時間が来たので9000系の全部の機器を指さし確認をしてから運転台に戻る。そのときアナウンスが鳴る。
「まもなく京都河原町方面へ向かう電車が発車いたします。」
そうして、車掌が
「ドアが閉まります。」
と言って扉を閉めた。そうして
「進行!出発!」
と言ってからマスコンを5に入れて発車した。