第一話
「ふぁー。眠いな。」私は3時の淡路のアパートで言う。私は眠気のせいで何回も遅刻した。だから南海も阪神も辞めさせられた。今回ばかりは。と思い、遅刻しないように頑張っている。
そうして私は阪急の運転手の格好をした後、運転手の荷物を持ち淡路駅と向かう。
そうして、正雀までの切符を買って、改札を通った後2番ホームに突っ立っていたら始発列車が来たみたいで
「皆様、まもなく、2号線に京都河原町へ向かう電車が到着いたします。危険ですので黄色い線の内側にお下がりさい。」
軽快な音が流れ2300系が入ってくる。
「ただいま、到着した電車は普通 正雀行きです。停車駅は正雀までの各駅です。」
私はその電車に乗る。車内は誰もいない。アナウンスが響く。
「今日も阪急電鉄をご利用いただき有難うございます。次は、相川、相川です。」
電車は3分ぐらいで相川の駅に入る。そうして、
「相川、相川です。」
とアナウンスが車内で鳴り響く。ドアが開く。乗ってくるのは数人しかいない。
それでも列車はドアを閉めて走り続ける。
「今日も阪急電鉄をご利用いただき有難うございます。つぎは終点 正雀、正雀です。」
がらんとした電車は走り続ける。
「今日も阪急電鉄をご利用いただき有難うございました。まもなく終点 正雀、正雀です。列車の案内をいたします。高槻市方面へは、降りたそのままのホームでお待ちください。梅田方面へは向かい側の○番ホームでお待ちください。ご利用ありがとうございました。正雀、正雀です。扉が開きます。ご注意ください。」
ドアが開く。そして客は降りていく。駅員が言う。
「この電車は回送にになります。乗らないでください。」
私は運転手と交代する。
そうして、運転台に座り、マイクを持って外に言う。
「これは回送です。車庫に参ります。お客様は乗らないでください。扉が締まります。閉まる扉にご注意ください。」
扉を閉める。
今からこの電車はワンマン状態と化す。
私は相川に向けて電車を発車させ、相川の2番ホームに入る。駅には数人しかいない。でもアナウンスはする。
「この電車は回送です。」
言った3分後電車を発車させる。
途中の分岐点で正雀車庫へのポイントに切り替えられ、正雀車庫へ入った。