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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第十層エリア 【因縁と怨念の交差】
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絶望との戦い ③

ポケモン新作ね、買うことは決定したんすよ。

メガシンカないのかよ…!作者の愛用しているクチートがっ…!実質下方修正…!


まぁ、可愛いんで許す

 魔物の数は、相当だった。

 英雄たちや、天使は魔物をどんどん殲滅していくけれど数が減りそうにない。数の圧倒的暴力に襲われ、ダメージを追っていっていた。

 開けてしまったパンドラの箱は絶望をもってやってきていた。


「はああああ!」


 アーサーはエクスカリバーを構えてどんどん敵を切り伏せる。

 

「はぁ……はぁ……」


 クー・フーリンは息を切らしながらもゲイボルグで貫く。

 ランスロット、オズも堅実に戦っていた。アリスは鏡の国の兵士を動員させながらも必死こいて戦っている。ただ、みんなの表情には笑顔がなく、絶望しているような目だ。諦めてはいないけれど、絶望をしている目だった。


「いくらなんでも多すぎひんか!?」

「そうね! 凍らせがいがあるわ!」

「フブキ来とったんかワレ……」


 魔物、妖怪組はなんだか余裕そうにはしているが。


 そして、悪魔組はというと。


「くそ……! なんでこいつらこんなにつええんだよ! 老がい共は隠居していればいいだろうに!」

「ふはははは! 腐っても大罪! 我らに敵わないなど魔界も落ちぶれたものだなぁ! なぁ、サタン」

「まったくだ! ほら、オレを楽しませろよ! じゃねえとキレるからなああああ!」

「まったく……。熱いねぇ二人とも」


 悪魔組もまったく問題はなさそうではある。

 七つの大罪のうち五つが集まっている。まぁ、各々が実力はあるので悪魔も苦戦することは間違いなしだった。

 むしろ、もてあそばれているのが悪魔だった。


「ミカエル、余裕か?」

「ぜんぜん! こんなのでへこたれるわけないでしょ! 最近は体力アップの筋トレもしてるんだからねえ!」

「そうか。流石だ」

「そろそろあの技いっちゃう?」

「あれか。いいぞ」


 ルシファーとミカエルは空に舞い上がる。

 そして、魔物を見下し、高らかに宣言した。


「魔物どもォ! 今から下すは裁きの鉄槌! 罪から逃れたいならば今すぐ立ち去ることだなァ!」

「魔力、全開放」


 ルシファーの翼が大きくなる。

 ミカエルも全開放し、二人の翼は空を包み込んだ。そして、聖なる光が上空から降り注ぐ。


「天使が見せる光は邪を打ち消すもの。さっさと消えろ、吹き溜まり」


 ミカエルとルシファーは地上に光をもたらした。

 魔物が、チリとなって消えていく。光だけで何万と蹴散らしていた。その光は、アーサーたちのやる気にもつながる。希望の光のよう見えたからだった。

 他のプレイヤーもその光を見て、気を引き締める。絶望なんかに屈してはいない。希望の光が見えた。


「ミカエル! 仕事もしないで何を……! って、へ?」


 ウリエルが仕事をさぼってるミカエルを連れ戻しに来ると、地上に何が起きているかわかんないようで首をかしげていた。


「何が起きてるの!?」

「うわー、すごい戦いですねー」

「騒がしいと思えば……ミカエルとルシファーさんはなんで私たちに声をかけないんですか?」


 ガブリエル、ラファエルも合流した。

 ラファエルは、ふふっと笑い、ミカエルとルシファーに魔力を分け与える。ガブリエル、ウリエルは天使としての光を見せることにした。

 何が起きているのかはわからないが一大事だとは思ったらしい。


「うふふ、魔力回復は任せてくださいね」


 ラファエルはそう笑った。

















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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