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Another Arcadia Online  作者: 鳩胸 ぽっぽ
第九層エリア 【さらなる世界へと】
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GW特別閑話 広瀬先生の合宿 ②

 私は自分の部屋に戻るとそのまま布団にダイブする。

 合宿という名目で来てるけど学校の行事だし生徒たちがやりたいといったので顧問としてきたわけで。でもやっぱ疲れる。


「みさ。はしたないよ」

「浴衣動きづらーい」


 バスケ部顧問の霧崎先生……。朱音と一緒に私は合宿に来ていた。一つの部活に二人の顧問が付く。男子バスケ部と女子バスケ部合同合宿で私のほかにも男の先生が二人きている。一人はベテランで一人は新任三年目らしい。で、女性陣の教師は私と朱音。


「生徒たちがなにかやらかさないといいんだけど。箱根の温泉は楽しみだし」

「そうね。あ、そうだ。部屋にいるのはみさに任せていい? 私は外で見回ってくるわ」

「頼んだよー」


 朱音がそう言って出ていく。

 部屋に残された私はそのまま布団の上で座っているとこんこんとドアをノックされたのでどうぞといって促すと女子バスケ部の女の子がぞろぞろと入ってきた。


「先生! お話しよ!」







 どうやら男子バスケ部マネージャーから私の話を聞いて高校時代を聞きたいらしい。

 そこまで面白いことはないけどな。


「先生真野ちゃんとも真綾ちゃんとも知り合いなんだ!」

「真野ちゃんに勉強教えてたってマジ?」


 大マジです。

 本当に教えてましたよ。先生嘘つかない。真野ちゃんに教えてたのは至福の時間だったなぁ。真野ちゃんに教えるのは先生の生きがいだった……。


「先生可愛いけど彼氏いたことないんだよね?」

「うん。私はむしろ同性に好かれることが多かったなぁ」

「……わかる気がするわー。先生小動物を匂わせるかのように可愛いもん。25歳でもその可愛さってすごいと思う!」


 そうかなぁ。

 私は可愛くないと思うけどな。周りから可愛いとは言われてるけど中学までブスブスといわれてたんだよ。今更かわいいとかないわー。


「先生ってめっちゃくちゃ運動神経いいって本当?」

「本当だよ。動体視力も自信あり」

「いいなぁ。私も運動神経めちゃくちゃよかったら体育教師になろうと思ってるのに」

「いやいや。最低限の運動出来てたらなれるよ。そんな体育教師の敷居高くないし!」


 むしろ運動神経が私が異常なだけあるってだけ。私基準にするとそこまで入れなくなると思う。運動系はほぼほぼ得意だしね。大体初見でコツを掴む。助っ人に呼ばれて試合してるときにも結構化け物とか言われてたっけ。運動神経の化け物だとか運動神の化身とか。化身ってかっこいい。でも神って言う単語に懐かしさが……。


 ……今でも一応サービスはやってる……。っていう話だけどどうしようかな。

















最後ちらっとでてきたのは何のゲームか絶対わかる。

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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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