地衣への感謝
一応3gもやってました。
3gは双剣一筋
4gは最初ハンマーでそのあと片手剣。次に大剣。
xxは大剣だけ
双剣よりハンマーの方が上手いってリア友に言われた…。
あと作者ガンナーは挑戦したことないです。
明るいクラスだったと思って打ち解けてきたんだっけ。
地衣は最初から図々しく声をかけてきて……それで聞いたんだ。広瀬さんってきもいよねって陰で言われてて、それを地衣が猛反論していたこと。
それから私は地衣を信じるようになったんだ。
陰でもいいことを言ってくれる人は信じられる。
陰だからこそ言えることだ。悪口も、いいことも。見てないところでも擁護されてるのがたまらなくうれしかったんだ。信じてもいいな、そう思えたんだ。
「みーさきっ」
「あ、地衣」
ノスタルジーに浸っていたらタイミングを見計らったかのように地衣がお見舞いにやってきた。
隣には神林君とか城之内? 違う、城ケ崎だ。城ケ崎君たちを連れて。城之内は死ぬ方だ。ごめん間違えた。
「今地衣のこと考えてたんだよ」
「え、まじ? 嬉しい」
「地衣って最初から図々しく声かけてきたなって」
「え、それ悪口?」
「褒めてる」
地衣が擁護してくれたからこそ私は嬉しかった。信じる気になれた。
人間不信から治ったのは地衣のおかげかもしれない。地衣が図々しく声をかけてくれなかったら、地衣が友達だと思ってくれてなかったのなら……私はまだ人間不信だったんだろう。
「気になるんだが真田と広瀬はどういう風に友達になったんだ?」
「知りたい! 俺、超知りたい!」
「神林君に話すのはなぁ……」
「ええ!? 俺聞くのだめなの!?」
「冗談だよ。なれそめはね……」
神林君たちは部活をさぼってきたので電話があったらしくものすごく怒られていた。
地衣は椅子に座る。
「でも、あの時の筆箱はビビったよね。あれ結局私のせいだし」
「そうだね。あれで疑われたんだもん。災難だった」
「でも大袈裟にした方も悪いからねぇ。筆箱ごときであんな大袈裟になる必要はないよね」
「その通り」
筆箱ごときで犯人捜しはばかばかしくて仕方がない。
地衣は持ってきていたレジ袋からコーヒーを取り出し、私の目の前に置いた。地衣もブラックのコーヒーを開けて一息ついている。
「でも、行事とかあって、美咲もだんだんと打ち解けてきたよね。人間不信が治ってよかった」
「治してくれたのは地衣だよ。感謝してる」
「私何かした?」
「したよ」
「記憶にないけど……。言ってた通り図々しかったし」
「でも、助けられた」
「助けた?」
記憶にないのだろうか。
地衣は私以上に優しい。多分、あの時の言葉は至極当然だと思っており気にも留める必要がなかった、ということなんだろう。
それで覚えていないんだ。
地衣は恩着せがましくもないし、引いてくれるところは引く優しい子。
「本当、ありがとね。地衣」
「……そう真正面から言われると照れるよ」




